3月23日 卒業証書授与式 式辞
- 公開日
- 2026/03/23
- 更新日
- 2026/03/23
校長室から
式辞
厳しい冬の寒さに耐えた命が芽吹き、春の光が輝き始めた このよき日に、ご来賓の皆様をはじめ、保護者の皆様方のご臨席を賜り、紫竹小学校卒業証書授与式を挙行できますことを心より感謝を申し上げます。さて、四十九名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
今皆さんにお渡しした卒業証書は、六年間の努力をたたえるものであり、小学校の課程を立派に修了したことを証明するものです。卒業証書には「小学校の課程を終了したことを証する」と記されています。わずか十七の文字ですが、そこには、小学校の六年間が凝縮されています。運動場で遊んだこと、本を読んだこと、友だちとけんかをしたこと、みんなで楽しく笑ったこと、学習したこと、悲しかったことや悔しかったこと、うれしかったことなど六年間の毎日がこの文字に詰まっています。
そして、もう一つ、卒業証書には大事なことが込められています。それは、元気で楽しく学校生活が送れるように支えてくださった、たくさんの方々の思い、お家の方や先生方の限りない愛情が込められているのです。そのことは決して忘れないでください。みなさんは、この六年間、多くの人々との出会いや関わりの中で努力を重ねながら心も体もたくましく成長しました。
皆さんの門出を祝い、はなむけの言葉として一つだけお話しします。それは、「挑戦することの大切さ」です。これからも常にチャレンジしてほしい。と思います。私は、みなさんの卒業前に書いた「大切にしたい言葉」の文章をすべて読ませてもらいました。そこには、「自分はどのように生きていきたいのか」という夢や希望がしっかりと書かれていました。中学校に行っても、その夢や希望に向かって努力してほしいと願っています。
でも、夢や希望は頑張ったからといって、すぐに叶うわけではありません。夢や希望の実現は、スマホを検索したり、AIに尋ねたりして、すぐに答えが出てくるようなものではありません。実はそのような時に自分が、どのように考え、どのように行動するかで、人生は大きく変わってきます。
嫌なことや自分の思い通りにいかないことがあったら、時には落ち込んでもいいのです。私達大人も、実は、「何度も何度も失敗して、悩んで、後悔して、そこでまた自分はどうしていけばよいのかを考える。」この連続です。時には家族の力を、時には先生や友達、また、好きな音楽やアニメ・花や木などの自然など、周りを見渡すと世の中には皆さんのこと、皆さんのがんばりを応援し、励まし、背中を押してくれる人やものがたくさんあることを決して忘れないでいてください。様々な人やものの力を借りて乗り越えていってください。
そして、人と接する際には「誰が隣に来ても隣にいる人を常に大切にする気持ち」をもち、「会話のキャッチボール」をしてください。そして、粘り強く自分の夢に向かって前進していくことが大事だと思います。そして、自分を信じて、ゆっくりと、ゆっくりと、納得できる未来を作りあげていってください。
さて、皆さんの六年生での学年目標は「日本一の六年生」でした。
その目標を達成するために、皆さんは、下級生たちの良いお手本となるよう学校全体に視野を広げ、一人一人が力を合わせて様々なことに取り組んできました。その目標の通り、皆さんはこの一年間、紫竹校のリーダーとして立派な姿を見せてくれたと思っています。朝、登校時に「おはようございます」とニコッと挨拶をして、私とじゃんけんをする人、教職員の誰かが作業していたら「ありがとうございます」と声をかける人、普段から優しく低学年に接することができる人、学習や生活の中で困っている仲間にそっと手を差し伸べられる人、
そして、修学旅行で広島平和記念資料館での真剣なまなざしで話を聞く姿、体育発表会での汗だくで練習し、素晴らしい演技をした姿、総合的な学習の時間で緊張しながらも、外国の方にインタビューに挑戦する姿、何よりも委員会活動などで、学校での役割に対して全力で取り組む姿、縦割り活動でリーダーとしてまとめる姿、すべての取組において、皆さんが誠実かつ、楽しみながら行う一体感は、大変素晴らしいものがありました。
六年生を送る会で、一年生から5年生までが「六年生のことが大好きで、憧れである」ことが伝わりましたよね。まさしく、皆さんは、この一年で紫竹校の自慢の「日本一の六年生」になったんだな。と確信しましたし、先生自身、みなさんから学ぶことがたくさんありました。日々努力を積み重ねてきた皆さんだからこそ、これからも前向きに挑戦し続けていってほしいと心から願っています。
保護者の皆様、本日はお子様のご卒業、誠におめでとうございます。また、これまで、本校の教育活動への温かいご理解、ご支援を賜りましたことを感謝申し上げます。ありがとうございました。お子様方はいよいよ中学生。多感な時期を迎えます。桜の花は、厳しい寒さを経験しないと美しく咲くことが出来ないと言われます。これから自分の花を咲かせる準備をしていく子ども達が、多くの困難を乗り越えられるように引き続き心の絆をしっかりと結び付け、温かく見守り、励ましていただきますようお願いいたします。
最後となりましたが、ご来賓のPTA会長様、紫竹自治連合会 会長様には、ご多用の中ご臨席賜り、誠にありがとうございます。また、本校の教育活動にいつも温かいご理解とご支援を賜り感謝申し上げます。ありがとうございます。巣立ちゆく子どもたちをこれからも温かく見守っていただきますようどうぞよろしくお願いいたします。
さあ、卒業生の皆さん、いよいよ巣立ちの時です。みなさんは、紫竹校の自慢の卒業生です。胸を張って、中学校へ進んでください。いつまでも応援しています。これから、みなさんは多くのものを見て、経験し、多くの人と出会います。卒業生の皆さんの限りない前途を祝し、輝ける未来における、活躍を心より祈念し、式辞といたします。
令和八年三月二十三日 京都市立紫竹小学校 校長 福間 拓