幼稚園でお別れ会をしたよ その２

年少組の子どもたちは，大好きなペアの友達に，ビーズで作ったキーホルダーのプレゼントをこっそり用意していました。お別れ会の中でプレゼントがあることを年長児に伝えると，実は，年長児もプレゼントを用意してくれていました。ペアの友達に好きなものや好きな遊びを聞いて，思いを寄せてつくったプラバンのキーホルダーでした。プレゼントを交換して「一輪車がかいてある！」「わたしと○○ちゃんだって！」と年少児もとても喜んでいました。
前日に年少組で「プレゼントを渡すときに，なんて言って渡そう？」と投げかけた時，「いつもありがとう」「うたをきかせてくれて嬉しかった」「学校に行ってもまた会いたいな」といろんな思いが出てきていました。それぞれのプレゼントには，一人一人の気持ちがこもっています。

一年間の異年齢での活動を通して，年少児は憧れの気持ちや安心感，年長児は思いやりの気持ちや，リードしようとする責任感などさまざまな力が育ってきたことを感じました。このかかわりを基盤に，年少児は新しい友達が入園してくることを楽しみにしたり，優しくかかわろうとしたりと，してもらったことがつながっていくのでしょうね。年長児も，年長児として一生懸命頑張ったことや，幼稚園をリードしてきたことを胸に，4月からの小学校生活も自信をもって楽しんでほしいと願っています。