宿泊保育 パート４

　朝起きると，忍者キウユからの手紙で，「大事なカギを探してはくれぬか」とのこと。困っているなら探してあげよう，と園を出て探しに行くことにしました。手紙とともに授かった「道しるべの枝」のみが頼り。倒しながら道を決めて進みます。行きつく先はなんと自分たちで苗を植えたサツマイモ畑でした。鍵は土の上に手裏剣と一緒に束ねてありました。「なんの鍵やろ，家かな，宝箱かな」「でも，あって良かったな」と言いながら，「ここでしたよ！」と空や周りに向かって知らせ，園に戻りました。
　おやつを食べたり，掃除したり…「よく頑張ったね」と帰る支度をしようとしたその時，園庭の東屋の屋根に何かがある！近づくと鍵のかかった宝箱でした。さっきの鍵も添えられています。『2日間よくがんばったな』『友達を思って，仲間と力を合わせて色々な役目を果たしたみんなにゆうきとなかまのしるしを授けよう』との手紙とともに，宝箱には青いキラキラの石が入っていました。「みんなの分あるかな」「友達の分，先生の分あるかな」と言いながら一つずつもらいました。
　自分のことを自分で頑張りたい，みんなのための役割を仲間と頑張りたい，2日間一生懸命生活した子どもたちです。心に残る2日間となったことでしょう。園で実施する初めての宿泊保育。地域，おやじの会のみなさまのサポート，保護者のみなさまのご協力，ありがとうございました。