京都市立学校・幼稚園
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク

深めなん知性の泉−教育課題探究発表会―

11/22(水)7限の時間を用いて、教育みらい科最後となる教育課題探究発表会が行われました。

例年は9月の学校説明会に合わせて発表を行っていましたが、今回は11月まで探究の時間をとり、夏季休業中の大学訪問での先生方からの助言も反映させながら、時間をかけて、調査・検証を深めてきました。

発表は1時間の間に3回。体調不良で欠席をした生徒を除いて全員が自分のブースで発表を繰り返します。聴衆は普通科2年生の皆さんと教職員、そして連携大学の先生方も4名お越しになり、探究発表を見守られました。

ポスターのスタイルは典型的な学術フォーマットから、自由なレイアウトまで色々と。ICTの普及からインターネットのフォームを用いたアンケートの集約を基に分析と考察を加えた発表が多くなってきました。「医療的ケア児が普通学校に通うために必要なこと」「大人がするべき子どもへの言葉かけ-親密性の観点から-」などはアンケートを表やグラフにまとめての考察と提案。一方で文献調査中心のものでは西田幾多郎や福沢諭吉といったビッグネームも見られ、「正義の裏返しは本当に悪なのか」と中々に5分の発表時間に悪戦苦闘していながらも奮闘している内容もありました。

最後には、京都教育大学の米澤先生から教員を目指す生徒たちに励ましの言葉をいただき、最後の発表会を盛会に終えることができました。
発表に当たりご尽力いただいた、京都教育大学・京都女子大学・佛教大学の皆様に厚く御礼申し上げます。

年度末には発表内容を論文としてまとめていきますが、この発表なら大丈夫。論文集が出来上がるのが楽しみです。
画像1
画像2
画像3

深めなん世界の文化〜タイからのお客様〜

11/15(水)嬉しいお客さまがいらっしゃいました。
コロナ禍前には、教育みらい科が毎年来訪していたタイ・カラヤニ―校からの皆さんです。タイでは第二外国語として中国語や日本語のクラスがあり、今回来訪されたのは日本語クラスの皆さんとなります。

コロナ禍で海外研修旅行が中止となったため、毎年冬にZoomでの交流として、各国の文化紹介を行ってきましたが、今回は13名の皆さんがイアット先生の引率のもと、来日されました。

大阪・京都府北部を巡ったのち、是非にとお立ち寄りいただいたのが、交流先である本校。Zoomで交流を行った2年生教育みらい科との交流授業となりました。

折角アリーナが取れたので、ということで体験していただいたのは、日本の伝統的な遊び。けん玉・輪投げ、などはタイでも体験されてものもあるようですが、だるまさんが転んだ、輪ゴムでっぽう、ハンカチ落とし、花いちもんめなど、初めて体験された遊びが色々。高校生でしたが、みんな童心に戻って楽しみました。
それにしてもカラヤニ―校の皆さん、輪ゴムでっぽうが上手い、ほぼ百発百中です。
ハンカチ落としも本気で走って追いかけていますね。

最後にタイの皆さんはムエタイ(タイボクシング)の演武と歌と踊りの披露を見せてくださいました。

「来年もまた来たいです。また来ます」ということで、海外交流は開建高校にも引き継がれていきそうです。
画像1
画像2
画像3

なりたい自分を深める−教えることは学ぶこと−

10月30日(月)現場実習授業が終わった後は、教員養成支援室の専門主事の先生方と振返りです。小学校・中学校の校長先生を務めてこられたベテランの先生方とお話ししながら、学校現場実習の取り組みをふり返ります。

観点は3つ。
1つ目は取組から実習までの間で自分の力を注いだこと。
2つ目は実習期間を通じて感じた教員の魅力。
3つ目は実習期間を通じて感じた教育の難しさ。

1つ目については「否定しない」「仲良くなる」「笑顔でいる」「子供たちの特徴を考えた教え方」「クラスの特徴のよい面を活かす」などが高校生からは、あがりました。
主事の先生方からは、子どもたちのやりたいという気持ちをいかに引き出すか。やりたいことと時間のバランス・強弱の付け方において自分のやり方を見つけ出すことと助言をいただきました。

2つ目については「子ども達の成長を見届けられる」「一日一日少しづつ成長していることを感じられる」「先生と呼ばれる責任感」「授業で分かったと言ってくれた時の喜び」などです。
主事の先生方も、子どもたちが色々なことを感じてくれたり成長してくれる楽しさを伺えました。そのためにもその子がどのようにしたら少しでもいい方に変われるのかを考えていくことが大切だと述べておられました。

3つ目については「一人一人の違いについていくことの難しさ」「予測不可能なことが頻発すること」「やることの多さ」「自分たちの知識とのギャップ」などがあがりました。
主事の先生方からは、周囲の先生たちとの相談を提案いただく一方で、今回の大変だったという気持ちを忘れないでいることの大切さもうかがいました。

これで16年間続いてきた学校現場実習も終了です。
毎年高校二年生で体験した授業実施という貴重な体験が、教育みらい科の生徒たちのこれからの糧となることを願っています。
画像1

なりたい自分になれましたか-実習授業その2-

10月27日(金)6時間目に授業を行ったのは、3年・4年・5年生です。

4年生は俳句と短歌に挑戦。
1組は「リズムのいい短歌や俳句を作ってみよう」を目当てに。例文を題材に「季節はいくつぐらいあるかな?」「雲はどれぐらいあるかな?」。子どもたち同士で情景を交流してみたら、いよいよ自分で俳句を作成です。できた俳句は花の形の紙に書いて前に貼りに来てもらいます。
2組は「短歌と俳句の違いを知り、季語を理解して俳句を作ろう」。最初はアイスブレイクで短歌と俳句の違いから。それが分かれば、季語探し、季語の説明、季語プリントから季節の分類と続きます。最後に黒板に四季を分けて、子どもたちが作った俳句を貼りに来てもらいました。「季語の使い方が分かったかな?「分かったー!」

5年生は唯一道徳を担当。「色々な考え方があることを知ろう」を目当てに、集団として必要な考え方を知ることを目指します。高校生が教科書の登場人物に分かれて読み聞かせをした後に、まず「集団として大切なことは?」、それだけでは、教科書通りの答えをするだけで面白くないとして、グループごとに分かれて、登場人物4人の気持ちを考えるグルーピング。そのあとはジグソー法と呼ばれるグループの組換えで、登場人物4人それぞれの立場で意見交換をします。そのグループも親しみを持てるようにアニメのキャラクターカードを準備。そしてもう一度問いかけ「集団として大切なことは?」。個人で考えた意見をグループで交流し、最後はグループウェアであるロイロノートに記入して、大型画面で意見共有しました。準備途中のリハーサルでは上手くいかずに悔しくて泣き出す高校生もいた班でしたが、見事にやり遂げてくれました。

実習授業が終わった後は、終わりの会で子どもたちにお土産やメッセージを渡し、最後に小学校の担任の先生から講評をいただきます。授業準備へのお褒めの言葉をいただきつつも、授業で子どもたちに接するうえでの助言も多数いただきました。5年生の担任の先生はみらい科1期生。最初のみらい科卒業生とみらい科最後の学年とのコラボレーションとなりました。

学校現場実習は今年で最後となります。貴重な取組にご協力をいただいた祥栄小学校の先生方に心から感謝を申し上げます。
画像1
画像2
画像3

なりたい自分になれましたか-実習授業その1-

10月27日(金)は学校現場実習最終日。いよいよ、各クラス1時間の授業の実習となります。

とはいえ、何が起こるか分からないのが学校現場。3年生が1クラス学級閉鎖となったため、急遽そのクラスは後日実施、今日はそのクラスの実習担当生徒は隣のクラスの見学となりました。

1年生は「ことばをたのしもう」で言葉を使ったリズム遊び。作ってきた象のイラストに合わせて「ざじずぜ ぞうさん」の声がクラスから聞こえてきます。子どもたち、楽しんでますね。

2年生は、とてもカラフル。「秋がいっぱい」のイラストに合わせて、子どもたちが沢山の秋の言葉をみつけていきます。この学年は黒板に貼り出すものを一杯つくってきました。リスのイラストも見せながら、出てきた言葉を種類分けしていきます。「焼き芋はどれかな」「植物!」「食べ物だよ!」「そうだね、どっちにも入るね」焦り…。
途中で雹も降ってきて大変な時間帯もありましたが、低学年の純粋さに心が洗われる1時間です。

3年生以上は6時間目です。
3年生は「漢字マスターになろう!」と題して、町の地図を貼出し、使われる漢字を示して文を作成していきます。「まず漢字を読んでみましょう、いえ!」「いえ!」全部、つぎつぎと高校生より先に読んでいく子も出てきて、チームの一人が駆け寄っていきました。最後には文を作って発表しておしまいです。「楽しめましたか?」「はーい」

それぞれ工夫を凝らした授業の取り組み、教育の面白さを高校生に感じてもらえる一時間となりました。

画像1
画像2
画像3

遊びをせんとやうまれけむ-現場実習二日目-

授業見学だけではなく、教師の児童とのかかわり方を学ぶことも学校現場実習の大切な取り組みです。

休憩時間にはグランドで元気いっぱい走り回るクラスの子たちと鬼ごっこをしたり、そっと話しかけてくる子に寄り添ったり。「あの子の名前覚えられた!」「声かけてくれた!」そんなことも喜びの一つです。

唐橋校地に戻ってからは実習授業の準備ですが、今年のみらい科生徒たちは準備万端。リハーサルでの助言に基づいて手直しも終えたみらい科生たちは、小学生たちへのお土産づくりに夢中になっています。
何かといえば、折り紙にお手紙が多いですね。もらう小学生の姿が見えるようで楽しみです。
画像1
画像2
画像3

学校現場実習に向けて−高校生による模擬授業−

教育みらい科2年生は、近隣の祥栄小学校の協力を得て、5人グループで実際の授業を小学生に行う、学校現場実習を10月末に予定しています。

学習指導要領・学習指導案についての講義を行ったのちは、授業の台本ともいうべき、学習指導案をグループで話合いながら、模擬授業への準備を進めてきました。

そして9月19日(火)、20日(水)は実際に4つの場所に分かれての模擬授業です。
児童役の高校生も小学校4年生の振りをして、授業を受けていきます。

きょろきょろする子、一人で全部の答えに答えようとする子、答えた答えから話が広がっておしゃべりが止まらなくなる子、などを相手にしながら、45分の授業の中で授業の目当てを達成できるか。

様々に考えることはありますが、各班様々に準備をして授業に臨んでいました。
努力が実を結び、素敵な授業になりますように。
画像1

教育みらい科連携三大学訪問その2

教育みらい科2年生が3つの大学に分かれて指導助言をいただく大学訪問。
7月28日(金)午後は、京都教育大学を訪問が行われました。
教職キャリア高度化センターの米澤先生と、塔南高校卒業の京都教育大学生に指導助言をいただきました。

最初に米澤先生から、教職の魅力・各攻守の特徴についてのご講義をいただいたのちは、3グループに分かれて高校生が各自の教育課題を発表していきました。
グループの進行は、大学生の皆さんが行われ、暖かくも的確な一言を助言いただきました。

解散の後は、偶然にも塔南高校の卒業生たちと再会することができました。
高校生の皆さんも先輩たちに続けるように頑張っています。

画像1
画像2

教育みらい科連携三大学訪問その3

本校教育みらい科2年生では,京都の教育系大学への大学訪問を実施しております。

7月31日(月)には、京都女子大学を訪問させていただきました。発達教育学部の坂井武司教授の前で,自分の探究してきたテーマについて発表し,指導・助言をいただきました。

発表前は緊張した面持ちだった生徒、発表が始まるとしっかりと自分の探究内容について述べることができ、積極的に質問をしていました。普段から教育に携わっている方々からのアドバイスは,教育に関連した内容を探究している生徒にとって,自身の探究テーマについて改めて考えるきっかけになったと思います。

11月22日(水)の課題探究発表大会に向けて、今回頂いた助言をもとに探究課題の内容をさらに深めていきたいと考えています。

佛教大学・京都教育大学・京都女子大学の関係の皆様,ご多忙な中、ご対応していただき,誠にありがとうございました。
画像1
画像2

みらい科連携三大学訪問その1

教育みらい科は教育課題探究に際して、連携三大学に分かれて訪問し、それぞれ助言をいただいています。

7月28日(金)の午前中、教育みらい科2年生は佛教大学を訪問しての教育課題探究への指導助言をいただきました。
1年生の時の春季休業中に訪問して以来、二回目の訪問となります。

前回と同じく佛教大学の波多野先生・宮村先生の指導の下、学部生の皆さんにも発表を聞いていただき、助言をいただきました。
春休みからテーマを深め、自分なりの提案ができたみらい科生も多く、聞いていただいた先生方からも好意的なご講評をいただきました。

先生方からのお話の後は、学生の方々に校内キャンパスをご案内いただきました。充実した時間となりました。
お世話になりました先生方・学生の皆さん、ありがとうございました。
画像1
画像2
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

校長室

行事予定

学校評価

書類

台風・地震等への対応

保健室より

同窓会

京都市立塔南高等学校
〒601-8467
京都市南区唐橋大宮尻町22
TEL:075-681-0701
FAX:075-682-7107
E-mail: tounan@edu.city.kyoto.jp