京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/24
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オリエンテーション合宿その4(教育みらい科グループ発表)

オリエンテーション合宿2日目。教育みらい科は,苅谷剛彦『学校って何だろう』に関するグループ発表に挑みました。

前日にポスターの下書きと発表原稿(シナリオ)作成を終えていた生徒たち。2日目の朝は,発表会が始まる直前まで,原稿を見ずに発表する練習を繰り返したり,印象に残る発表方法について話し合ったり,活発に準備を進めていました。

発表会は,どのグループも時間を守って堂々とした発表ができていました。質疑応答でも議論が深まり,自分が担当した部分はもとより,他のグループの発表内容がきっかけとなって教育について改めて考えさせられた生徒も多くいたようでした。

発表会で実際に交わされた質疑応答の様子を一部ご紹介します。


【質疑1】
自分の出身中学は私服だったが,規律は守られていた。制服には本当に規律を守らせる効果があるのか。

【応答1】
内面の一体感をもつことは私服でもある程度可能かもしれないが,外見を統一することで「この学校の一員なんだ」という意識が高まり,より効果的に規律を守らせることができると思う。また,学校外の人から見ても,「○○学校の生徒だ」と分かりやすいことも一体感を高める助けとなる。

【質疑2】
子どもの非行をなくすために学校ができることは何か。

【応答2】
子ども一人一人に細かく目を配り,保護者とも連携することが必要だ。しかし,これは学校だけでは解決できない難しい問題だ。地域や警察・役所などが協力して対策を考えることが大切だと思う。




写真左:ポスター作成も大詰め。
写真右:発表会の様子。教員からも質問が飛びます。
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オリエンテーション合宿その3(教育みらい学演習)

4月15日(金)

教育みらい科の合宿1日目では,「教育みらい学演習」の授業が行われました。

9月に行う「人間学I研究発表会」(グループごとの教育課題探究)で充実した発表を行うため,「情報をまとめて,発表する技術」を身につけるための取組です。

生徒たちは,苅谷剛彦著『学校って何だろう』を春休み中に読んできており,合宿では章ごとに8グループに分かれて5人で知恵を出し合い,各章の内容をまとめて,分かりやすくポスター形式で発表します。

1日目は,本の内容をふせんに書き出し,「論理フォーム」という基本の形に並べ直す作業に取り組みました。その作業の中で,グループ内で熱い議論が展開され,担当している章の理解レベルが「なんとなく」から「人に説明できる」レベルまで上昇しました。

また,「ポスターの中に図・表・グラフを1つ以上入れること」というルールが設定されていたため,担当する章に明確なデータが掲載されていないグループが苦戦を強いられた結果,ある生徒が「この場で同級生にアンケートをとってグラフ化しよう」というアイディアを提案し,すぐに実行に移していました。

アンケートの内容にはまだまだ改善の余地があるものの,フットワークの軽さには目を見張るものがありました。教師になるためには欠かせない特性です。

夜9時半までポスター作りの作業が続き,各グループ,翌日の発表会に向けて懸命に準備を進めていました。


写真左:担当する章の本文をグループごとに読み込み,まとめる。
写真右:本文の内容をふせんに書き出す。
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オリエンテーション合宿その2(教育みらい科1)

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 先週15日(金)の合宿初日、教育みらい科10期生は多彩なプログラムを経験しました。
 メインは、「人間学」「教育チャレンジ」といった教育みらい科専門科目の総称である「教育みらい学」の演習とグループ発表です。

 それに加えて、連携大学である京都教育大学の教育支援センター教授、岡田敏之先生の記念講演『教育みらい科へ入学した皆さんへ』【写真上】では、夜間中学での学びを通して教育の原点を考える貴重な時間を持てました。

 また、教育みらい科卒業生で、すでに先生として活躍していたり、大学の教育学部で教師を目指してがんばっている先輩方を招いてのグループトーク『ようこそ先輩』【写真中、下】は、将来の教師を目指すみらい科新入生たちが、塔南高校での高校生活の心構えや努力点を具体的にイメージできる、貴重な時間となったことと思います。

 高校卒業後、大学でさらに成長した卒業生の堂々とした姿を見ていると、実に頼もしくまた嬉しく思います。後輩諸君も、そんな輝く先輩たちを目標に羽ばたいてほしいと願っています。

 忙しい中お越しいただいた岡田先生、7人のみらい科卒業生の方々、ご協力ありがとうございました。
 

本年度の「教育みらい科専門科目」始動

4月6日(水)

本日,新年度の授業開始に向けた「教育みらい科専門科目」の担当者ミーティングが行われました。明日は入学式。新入生を迎える準備が着々と進んでいます。

教員養成系専門学科「教育みらい科」では,教員になるために必要な,教育に関する知識・教養を身につけ,コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力を向上させるための専門科目を設置しています。今回はそのごく一部をご紹介しましょう。


■人間学I(1年生)
探究活動や講義を通して,人間の発達や教育・生活に関する知識を習得し,ワークショップや体験活動を通して,人間関係形成力の向上を図ります。前半期は,教育をテーマに「調べて,まとめて,発表する」活動をグループごとに進め,大学から教育の専門家をお招きして研究発表会を行います(9月頃)。後半期は人間の発達に関する講義や体験活動に取り組み,知識を深めます。

■教育チャレンジII(2年生)
教育課題の探究と教育現場(小学校)の体験・見学などを通して教師という仕事に関する知識・理解を深めます。教育課題探究発表会(9月)と小学校現場実習(10月末〜)という2つの山場があり,本番に向けた準備も含めて,みらい科生は教育の世界に深く入り込むことになります。毎年,「子どもたちの笑顔が忘れられない」,「絶対に教師になりたい」,「思いだけでは教師にはなれない」など,大切な気付きや決意が生まれています。今年の2年生(9期生)はどのような成長を見せてくれるでしょうか?そして1年生(10期生)は,そんな先輩の背中を見て,何を感じてくれるでしょうか?




写真は昨年度の学校現場実習(8期生)の様子です。

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