京都市立学校・幼稚園
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年末に当たって

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 本年も皆様方には大変お世話に与りまして,誠に有難うございました。また,本校のホームページを御覧くださいまして,重ねて御礼申し上げます。
 今年は,本来でしたら「オリンピック・パラリンピックイヤー」として大いに盛り上がったはずでした。しかし,新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により,大会は延期となり,世界の有様も大きく変わってしまいました。「事実は小説よりも奇なり」と言われますが,1年前には誰も想像していなかった状況に私たちは置かれています。
 こうした中でも,本校におきましても多くの方々の御支援のもと,さまざまな工夫をしながら教育活動を進めてまいりました。取組の中には,感染状況等の関係で中止・延期となってしまったものもありますが,「未来デザインプログラム」(実際に学校にお越しいただいたり,事業所・研究室などにお邪魔したりして,という形で生徒たちが社会で活躍されている方に実際にお目にかかって行いました)や海外の学校との交流事業(こちらはオンラインで実施しました),またさまざまなボランティア活動等に生徒たちは積極的に取り組み,それぞれ大きな学びや感動がありました。このような状況の中にもかかわらず,次代を担う若者たちのためにと御尽力くださいましたすべての皆様に,厚く御礼を申し上げます。
 長かった臨時休校再開後,「こんなにも学校に行きたいと思ったことはありませんでした」とある生徒が言っていました。生徒にとっては「学ぶこと」そのものや「高校という学びの場」の意味を問い直す期間であったでしょうし,教職員にとっても,この状況の中での学校の果たすべき役割や在り方について振り返り考える機会になりました。こういったことを常に考えながら,今後とも取組を進めてまいりたいと思います。
 感染力が強いと言われる変異種がどのようなふるまいを見せるのか,全く想像もつきませんが,一人ひとりにできることは,「うつらない」「うつさない」ために基本的な感染防止策をしっかりと継続することです。身体は「3つの密」を避けつつも,心は常につながりあい,支え励ましあっていきたいものです。このコロナ禍の中でも,命を守り,社会を支えるために,日本で,世界で,多くの方が奮闘してくださっています。医療や介護,物流(等,書ききれませんが)・・・すべての皆様への感謝を胸に,いつもとは違う初めての冬・静かな年末年始を心掛け,乗り切っていきましょう。
 皆様,どうぞ良いお年をお迎えください。

冬季休業中の予定

 本校は12月21日(月)から1月7日(木)まで,冬季休業期間です。

【冬季休業期間の予定】
 12月28日(月)〜1月3日(日) 学校閉鎖期間
 ※土日祝および閉鎖期間は,学校代表電話につながりません。
  何かございましたら,1月4日(月)以降にお願いします。

 1月8日(金) 3学期始業式,その後,午前中授業

 また,冬季休業期間中におきましても,お子様をはじめ,ご家族の体調・健康管理の徹底,保健衛生意識の向上と実践に引き続き取り組んでいただきますよう,よろしくお願いいたします 。

 冬季休業中の健康管理について

【校長室】2学期終業式で,こんなことを話しました。

 12月18日(金)12時10分から,各教室にて放送により,2学期終業式を行いました。終業式では,次のようなことを話しました。

 皆さん,こんにちは。
 それでは,2学期の終業式に当たって,3つ,お話ししておきます。
 まずは,これまでからの繰り返しになりますが,一人ひとりが気を緩めることなく,新型コロナウイルス感染症の予防に努めよう,ということです。この病気は,誰もが感染し,誰かにうつす可能性があります。自分自身がうつらない,またかけがえのない人にうつしてしまうことのないように,まずは「密集,密接,密閉」のいわゆる「三密」を避けましょう。「換気が悪く」,「人が密に集まって過ごすような空間」,「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」に行くことはできるだけ避け,やむを得ない場合には,マスクをするとともに,定期的な換気と加湿をする,大声で話さない,相手との身体的距離を確保し,手が触れ合う距離での会話は避ける,といったことを心がけてください。また,石けんによる丁寧な手洗いや咳エチケットなども確実にお願いします。
 「感染経路を断つ」ことに加えて,「抵抗力を高める」ことも大切です。そのためには,「一日三食,規則正しくバランスに配慮した食事を心掛けて栄養をとる」,「散歩やジョギング等,適度に体を動かすことにより自律神経のバランスを整える」,「起床・就寝の時間を一定にしたり,寝る前にパソコンやテレビ,スマホなどの光を浴びないように心がけたりして,睡眠の質を高める」といったことを行ってください。粘り強く感染予防に努め,元気で頑張りましょう。
 二つ目は,デマや不確かな情報等に惑わされることのないよう,正確な情報や科学的根拠に基づいた行動をするように心がけてほしいということです。
 「インフォデミック」という言葉があります。これは,情報を意味する「インフォメーション」と,一定地域での感染症の流行を意味する「エピデミック」を合わせた言葉で,「正しい情報と不確かな情報が大量に混ざり合い,信頼できる情報源や知識が必要な時に見つけにくくなってしまう状態」という意味です。インフォデミックの状況のもとで発生する不確かな情報の中でも,「ミスインフォメーション」は,特に受け手を騙すために意図的に作られた誤情報,もしくは不正確な情報という意味の言葉です。
 WHOのテドロス事務局長は,「新型コロナウィルスに関するミスインフォメーションやフェイクニュースは人々の健康と命を危険にさらしかねず,医療システム,科学,社会制度への信頼を損ないます。我々はウイルスと闘っているだけではありません。ミスインフォメーションを流布し,感染症対策を妨げるデマや陰謀論者とも闘っているのです。パンデミックと闘うためには,信頼と連帯が必要です。力を合わせてミスインフォメーションやフェイクニュースと闘っていきましょう。」と語っていました。
 例えば,今年4月に,ある国で携帯電話の通信施設が放火される事件が相次ぎました。これは,新型コロナウイルスの感染拡大を5G通信サービスの開始と結びつける科学的根拠のないうわさの広がりと重なっておきたことから,関連が疑われています。このほかにも,高濃度アルコールの摂取が新型コロナの治療に効果があるというフェイクニュースを信じて,メタノールを飲んだ人が多数亡くなる等,さまざまな影響が報告されています。
 皆さん,物事を鵜呑みにすることなく,「待てよ」「本当かな」「なぜだろう」と考え,多面的に情報を集めた上でそれらを批判的に検討・判断・解釈し,さらに友だちや家族など回りの人々とも対話しながら,自分なりの考えを深めていくようにしてください。

 三つ目は,年末に当たり,この一年をしっかりと振り返り,新しい年へのチャレンジにつなげてほしいということです。
 自分の生活を振り返るにあたっては,次の3つの視点で考えてみて下さい。
  一つ目は,「やってよかった,これからも続けてやっていきたい
       こと」は何か
  二つ目は,「うまくいかなかったこと,改善したいこと」は何か
  三つ目は,「新しくやってみたいこと」は何か
                     ・・・この三つです。
 この一年は本当に様々なことがありました。静かに,じっくりと振り返り,この年末年始を次の目標設定・挑戦への準備の時にしてください。
 3年生の皆さん,これからいよいよ勝負という人も多いと思います。寒い日が続きますので,体調には十分留意しながら,希望の進路を手に入れるべく,頑張ってください。

 最後に繰り返しますが,新型コロナウイルスやインフルエンザ等,感染症予防の取組を引き続き徹底してください。そして,どの学年もしっかりと一年の振り返りをして,次のチャレンジにつなげてください。
 以上で,挨拶を終わります。


【参考】
 次のようなページを参照して,常に正確な情報を知るように心がけでください。

 WHO 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)一般向け特設ページ
   スクロールしていくと,「インフォデミックから身を守る」「誤情
  報や迷信に対するアドバイス」「流行下におけるストレス対処」等た
  くさんの動画やPDFファイルによる情報が掲載されています。

 日本赤十字社「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!〜負のスパイラルを断ち切るために〜」
   次の画像は,このページからの引用したものです。


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