京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/02
本日:count up56
昨日:198
総数:1206001
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク

平成28年度京都市立高等学校合同アクティブ・ラーニング型授業実践研修会(2)

 10月4日(火)6・7限

 2・3年生の理系生徒を対象とした理科の研究授業を行いました。今回,授業の関係で参加できなかった2年生教育みらい科の理系生徒以外の理系生徒50名以上が,学年や学科を超えて一堂に会して受ける特別授業です。
 授業の題材は「放射線の基本的な性質と霧箱による放射線の観察」です。6限は,高エネルギー加速器研究機構からお招きした佐藤皓名誉教授が,素粒子物理学と加速器科学の最前線のお話を背景に,放射線の基本的な性質について講義を行いました。7限は,本校教員の指導のもと,生徒一人一人が放射線観測装置である「霧箱」を作製し(写真上,中),グループで協働して放射線の飛跡の観察を行いました(写真下)。
 放射線について,生徒は関心があり言葉としては知っていますが,そのことについて学ぶ機会は多くありません。本校では,この特別授業を通して,できるだけ多くの生徒にこれからの国民的教養として,放射線の基本的な性質や生命体(遺伝子)に与える影響について正しく理解するとともに,放射線が様々な分野で人類の生活を豊かにするために利用されていることも理解してほしいと考えています。
 今回の授業では,日ごろ物理を履修していない生徒も含めて,自分の手で霧箱をつくり,ランタンのマントルや教室の埃から出る放射線の飛跡を観察することで,放射線が身近に存在していることや,生命体に与える影響は放射線の量が問題であることを,実感をもって確かめることができました。
 ご講演,ご指導いただきました佐藤皓先生,本当にありがとうございました。
画像1
画像2
画像3
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
京都市立塔南高等学校
〒601-8467
京都市南区唐橋大宮尻町22
TEL:075-681-0701
FAX:075-682-7107
E-mail: tounan@edu.city.kyoto.jp