京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2018/05/24
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平成29年度3学期始業式で,こんなことを話しました。

 1月9日(火)1限目に,3学期始業式を,各ホームルーム教室にて,放送(音声のみ)により行いました。(昨日からの降雨の影響でグラウンドコンディションが思わしくなかったため)
 始業式冒頭の校長挨拶では,次のようなことを述べました。

 皆さん,おはようございます。それから,明けましておめでとうございます。
 皆さんは,それぞれ希望を胸に,平成30年という新しい年を迎えられたことと思います。

 いよいよ3学期が始まります。3学期は,1年を締めくくる大切な時期です。3か月という短い期間ではありますが,この間の努力や頑張りが,今年1年の良い結果につながっていきます。
 1年生にとっては,この春後輩が入学してきます。後輩にとって良きモデルとなって欲しいと思います。周囲の人からも「成長したなぁ」と言ってもらえるよう,「成長」をキーワードの一つとして努力しましょう。2年生の皆さん,この4月からは高校生活締めくくりの年を迎えます。最高学年としての「誇りと責任」を持って,後輩たちをリードしてください。そして,進路実現に向け,具体的な目標と計画をたて,着実に努力を続けてください。そして,3年生の皆さん,いよいよ総まとめのときです。最後の最後まで頑張って,それぞれが目指す進路をつかみ取り,「有終の美」を飾れるよう,残された学校生活を大切にしてください。

 ところで,今年,平成30年は,明治元年から数えて150年にあたります。昨年の「大政奉還150年」に引き続き,今年は「明治維新150年」記念のイベントがたくさん行われるようです。
 ここ京都でも,「京都のキセキ」と題した,明治維新後に都の地位を失い,人口の3分の1が減少するなど困難な状況に直面した京都の近代の歩みを振り返るプロジェクトが行われています。
 この節目の年に当たり,近代以降の日本の,そして京都の歩みを今一度じっくりと振り返ってください。若くして国の将来を憂い,「明確な目的・志・将来のビジョン」をしっかりと持って力強く途を切り開いた先人の熱い思いに触れて,皆さんも勇気と元気をもらっていただければと思います。
 そして,一人一人が「なりたい自分・あるべき自分の姿」を見据えた長期的な目標・ビジョンをしっかりと立て,リスクを恐れず,一日一日を大切にしながら,頑張ってほしいと思います。

 ここで,皆さんに言葉を送りたいと思います。
 それは,つい先日,1月4日に亡くなられた,星野仙一さんの言葉です。
  「夢は見るものではない。実現させるための目標である。
   そのために,今何をなすべきかを冷静に考え,できる事は即座に
   行動する。」
  「やるべきことだと思っていることを,本気になってやって
   いかなければ,自分の人生もなにひとつ変わっていきはしない
   のである。本気か,本気でないのかが人生の分かれ道だ。」
 こういった,全力で挑戦する気概をもって,どの学年も,今後とも大いに活躍されることを期待しています。

 最後に,2学期の終業式の時にみんなで壮行会をして送り出した,高校野球京都府選抜チームの,オーストラリア遠征の結果を報告したいと思います。クイーンズランド州選抜チームと4試合を行って,全勝で帰ってきてくれました。この快挙を皆さんとともに喜びたいと思います。そして,キャプテンを務めた森下君をはじめとする選抜チームの皆さんには,この経験を大きな糧にして,京都の高校野球のレベル向上と,若者同士の国際交流の充実発展に,今後とも力を発揮してほしいと思います。誠におめでとうございます。

 以上で,始業式の挨拶を終わります。


【参考】
 ◎高校野球京都府選抜チーム・オーストラリア遠征について
  日程
   12月24日(日)から30日(土)までの6泊7日
  選抜チームの構成
   秋季京都府大会出場チームから選抜された優秀選手18名及び
   役員10名
  本校からの参加者
   森下 瞭 さん(2年6組)  キャプテン・外野手
   奥本保昭 教諭(保健体育科) 監督
  試合結果
   12月27日(遠征4日目)
     第1試合 20−0(7回コールド)
     第2試合 14−9
   12月28日(遠征5日目)
     第1試合  8−5
     第2試合  7−1
    ※当初目標としていた4戦全勝を達成

【書道部】「第3回 懸けろ情熱! 書道パフォーマンス」に出演しました!

 12月26日(火)午後2時から,本校書道部8名は,イオン高槻店1階スタジアムコートにて開催された「第3回 懸けろ情熱! 書道パフォーマンス」に出演しました。近畿大学附属高校・上宮高校など全国上位校や梅花女子大学の書道部とも同じ舞台に立ち,他校に引けを取らない一味違ったパフォーマンスができたと思います。
 文字の配置や色合いはもちろんのこと,衣装や小道具にも工夫を凝らし,個々の動きや全体としての動きについても,BGMとの調和を考えながら,時にはゆったりと,時には力強く,落ち着いて発表することができました。
 会場はすり鉢状になっており,前方の観覧席だけでなく、2階フロアの側面や後ろ側(どんな文字を書いているのかは見やすいですが)など全方角からも,本当に大勢の皆様に御覧いただいていました。終了後,大きな拍手とともに,「とても良かった」「感動しました」など,多くの激励の言葉をいただくことができました。
 今年もこういった発表の機会をくださいまして,誠に有難うございました。また,保護者の皆様もお忙しい中多数応援にお越しくださいまして,厚く御礼申し上げます。今後ますます磨きをかけていきたいと思います!

[写真]
 1枚目 パフォーマンス中の様子
 2枚目 出来上がった作品(用紙の大きさは3.5m×5.25mです)
 3枚目 終了後の集合写真

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高校野球京都府選抜チーム,オーストラリアに向けて元気に出発しました!

 本校の奥本保昭教諭が監督,2年生の森下瞭さんが主将として参加しています,京都府高野連選抜チーム(選手18名・役員10名)の一行が,12月24日(日),関西国際空港から元気に出発しました。
 
 このオーストラリア遠征は,一般財団法人京都府高等学校野球連盟が,京都府の高校野球の技術レベル向上や野球の魅力を広めること,また国際親善や青少年の相互交流を図ることを目的として行うものです。府高野連の海外遠征は6年ぶりで,平成23(2011)年にマレーシアとシンガポールに選抜チームを派遣して以来2回目となります。

 一行は30日(土)まで6泊7日の日程で,オーストラリア・クイーンズランド州の選抜チームと親善試合4試合を行います。

 関西空港では,多数の保護者・関係者が見守る中,出発式が行われ,選手たちの,緊張の中にも闘志みなぎる表情が印象的でした。
 森下さんをはじめ選手の皆さんは,実力を十二分に出し切るとともに,積極的に現地の方々とのコミュニケーションを図って,相互交流に努めてください。そして,その経験を持ち帰り,京都の高校野球のレベルアップのために活躍していただければと思います。
 怪我等に十分気を付けて,元気で楽しんできてください!

[写真]関西空港にて
 1枚目 奥本監督と森下選手
 2枚目 チェックイン時に並んでいる様子
 3枚目 出発式の様子
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吉祥院図書館「TEENS便り」冬号が発行されました!

吉祥院図書館では、季節ごとに「TEENS便り」というリーフレットが発行されています。

左の写真は、吉祥院図書館発行の「TEENS便り」冬号(第14号)の表紙です。表紙には本校生徒のイラスト作品を載せていただいております。

吉祥院図書館には、これまでから、本校の生徒が「美術」「工芸」「書道」の授業ならびに書道部や美術部で制作した作品を展示していただいたり、「塔南高校生が選ぶ図書」コーナーを設けていただいたりしています。現在は本校の図書委員おすすめの「泣ける」本コーナーとなっており(ホームページ11月20日に掲載)、今回の「TEENS便り」冬号には、「泣ける」本の記事も掲載いただいています(写真右)。また、「お楽しみ会」にも「書道パフォーマンス」や「絵本の読み聞かせ」「科学あそび」など、さまざまなイベントで参加させていただいています。

明日、12月23日(土)の「クリスマスお楽しみ会」の第1部「英語で遊ぼう!」では、本校生徒によるコーナーも予定されています!生徒たちは、楽しく準備をしています。10:30からです。ぜひお越しください。

このように、吉祥院図書館には、本校生徒の発表・活動の場を提供していただき、大変ありがたく思っています。

これからも、塔南生が学校を飛び出して、いろいろな場所で活躍してくれることを期待しています。


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京都府高野連 海外遠征参加の森下さんにPTAより激励金が授与されました!

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12月22日(金)

終業式のなかで壮行会を行い、全校生徒が活躍を祈った、京都府高野連海外遠征選抜チームに主将として参加する、本校2年生の森下瞭さんに、本校PTAから激励金の授与がありました。残念ながら出席がかなわなかったPTA会長に代わって、校長先生から授与していただきました。

森下さんは改めて「激励金をいただき、本当にありがとうございます。京都の高校野球の部員代表として、自覚と誇りをもってオーストラリアで頑張ってきます!」と、感謝の言葉と共に力強く宣言されました。

本校からの参加は1人、しかも、主将としての務めを担っています。

校長先生からは「PTAのみなさんも期待してくださっています。責任も大きく緊張もあるとは思いますが、それを力に変えて、精いっぱい頑張ってきてください」と握手を交わして激励されました。

体調管理に気を付けて、力の限り、頑張ってほしいものです。
大きな成果と収穫を得て帰ってきてくれるのを待っています!

3年生普通科 「総合的な学習の時間」

12月11日(月)〜15日(金)の間、3年生普通科の各クラスで、「総合的な学習の時間」において「年金制度」についての特別授業を各1時限ずつ行いました。

日本年金機構下京年金事務所から特別講師をお招きし、年金による制度のしくみについて詳しくご説明いただきました。

年金をもらうのは65歳からでまだまだ先の話、と生徒たちは関心が薄い状態でスタートしましたが、生徒たちが知っていた年金のしくみは「老齢年金」でした。これだけではなく「障害年金」や「遺族年金」といろいろな種類があることや、平均年齢まで生き続けた場合に貯蓄金額がどのくらい必要なのか、物価変動に対応できない「貯蓄型」ではなく「仕送型」を採用していることなど、公民科の授業では深く掘り下げられなかった部分まで、丁寧に教わりました。
一号被保険者(自営業・農林漁業・学生・無職など)は手続きも支払も自分で行わないといけないことや、学生納付特例制度については、障害年金のもしもの時に貰える支給金の有無に関わってくることも教えていただきました。

今回の特別授業を通して、こういった制度があること、そして、自分で手続きをすることが必要だということがわかりました。そして、実は、20歳から納入の始まる3年生たちにとって、遠い将来の話ではなく直近の話である、ということに気づくことができ、関心が湧いたようです。

年金制度は憲法第25条「生存権」『すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。』を根拠につくられた制度であることから、この制度を利用する権利が我々にはあります。そのためには、保険金支払いは当然の義務であることを認識して、年金制度を活用していきましょう。

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市高グローバルフェスタ 2017

12月16日(土)「市高グローバルフェスタ2017」にて、塔南高校ブースを開設しました。

「市高グローバルフェスタ」とは、京都市立高等学校の特色ある取組の紹介、体験授業を通じて、京都市立中学校2年生のキャリア発達を支援することを目的とした行事です。

本年は、京都市立高等学校8校が日吉ヶ丘高等学校に集合し(映像のみの参加校含む)、中学2年生に授業を体験していただきました。

本校は「ワクワクがいっぱいの世界」というテーマで、世界の不思議や身の回りにある疑問を対話的な活動を通して多面的に掘り下げるワークショップを行いました。中学生約80人を4クラスに分割し、2クラス同時に授業を体験していただきました。

本校1年生と2年生の有志の生徒が、何週間も前から授業の準備をし、チューターとして授業を行いました。

授業は、中学生4人〜5人で1チームを作りそこに高校生がチューターとして1人か2人入り、まず身近な疑問を付箋に書いていく作業を行いました。中学生が次から次へと疑問を出してくれ、机の上は付箋でいっぱいでした。

その中からチームでひとつ疑問を選び、クイズの形に仕上げていきました。その際に、1チームに1台のタブレットを使用しました。

多くの疑問の中からクイズになるものを選ぶことも大変でしたが、クイズ形式にすることも簡単ではありません。そこは高校生の腕の見せ所です。中学生に意見を出してもらおうといろいろと工夫し、疑問から疑問が生まれ、疑問からクイズを作る際にまた疑問が生まれ、最初の疑問は形を変えて、新たな疑問になっていきました。中学生も高校生も、時間の制約のある中、なんとかクイズを作り上げました。

最後に、出来上がったクイズを解き合い、クイズの解説をしました。みんな、「なるほど!」「へー、そうなんだー」と驚いたり笑ったりしました。

この授業に参加してくれた中学生は、これを機会にいろいろなことに疑問を持って、そこから知的好奇心を広げていってほしいものです。

また高校生は、体験授業の準備から、当日、中学生から知的好奇心を引き出すことまで、よく頑張ってくれ、大変有意義な経験となりました。

この体験授業を経験した中学2年生のみなさんが、本校に入学してくださり、来年度の本校ブースでチューターとして活躍してくださる日が待ち遠しいです。

お待ちしています!

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本校7期生・京都大学名誉教授 大浦康介先生 特別講義

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12月13日(水)2年「キャリアについて考える」(文系)

2学期末考査終了後、2年生の文系生徒は「キャリアについて考える」の取組で、京都大学名誉教授で本校7期生でいらっしゃる大浦康介先生の特別講義「学ぶことの先にあるもの〜将来,社会とどう関わり,貢献するか〜」を受講しました。

大浦先生は、日本のフランス文学・文学理論の研究者です。また文筆家としてもご活躍されています。

講義は、大浦先生の自己紹介から始まり「塔南高校から京都大学へ進学された大先輩が来られた!」と、生徒は大興奮していました。

その後、フランスに留学されたお話やお仕事をされた時のお話など、フランスについてのお話を聞きました。「フランス人は群れない」、また「何事も自己責任」など、日本の学生との比較についてもお話しいただきました。また、留学する意義や、大学とはどんなところか、文学を学ぶとはどのようなことか、そして、その先にあるものについてもお話くださいました。

最後の質疑応答のコーナーでは「『群れない』ということに共感するのですが、フランス人はどうしてそのようになったのですか」とか、「留学について全く興味がないのですが、それでも留学はしたほうがよいですか」など、たくさんの質問が出ました。後者に対して先生は、「日本文化に満足せず、ぜひ留学してそこに住んで世界を見てほしい。旅行とは違うものが見えてきます。できれば2年ぐらい。」ときっぱりとお答えくださり、生徒たちはうんうんとうなずいていました。「留学するならどこがよいですか」の質問には、留学の目的にもよるが英語圏以外の国がよいのではと提案してくださいました。また、日本の大学で文学を専攻したいと思っている生徒からは、フランスの大学の文学部の様子についてなど様々な質問が出ました。

生徒は、京都大学もフランスも自分からとてもとても遠いものと思い込んでいたと思います。しかし、大浦先生は、同じ塔南高校の先輩から後輩に送るメッセージとして熱く語ってくださり、京都大学も世界も、一気に身近なものになったのではないでしょうか。大浦先生の講義を機に、塔南生が世界のことにさらに目を向けてくれることを期待します。

大浦先輩、ありがとうございました!

【校長室から】平成29年度2学期終業式で「府高野連オーストラリア遠征」壮行会を行いました。

 終業式での挨拶に続き,全校生徒の前で,一般財団法人京都府高等学校野球連盟(以下,府高野連と略します)選抜チームの一員としてオーストラリア海外遠征に派遣される,生徒及び教職員の「壮行会」を行いました。

 これは,府高野連が,京都府の高校野球の技術レベル向上や野球の魅力を広めること,また国際親善や青少年の相互交流を図ることを目的として行うものです。府高野連の海外遠征は6年ぶりで,平成23(2011)年にマレーシアとシンガポールに選抜チームを派遣して以来2回目となります。

 来る12月24日(日)から30日(土)まで,6泊7日の日程で,秋季京都府大会出場チームから選抜された優秀選手18名及び役員10名から成る選抜チームが,オーストラリア・クイーンズランド州の選抜チームと親善試合4試合を行います。

 本校からは,森下瞭さん(2年6組)がキャプテンとして選抜され,保健体育科の奥本保昭教諭が監督として指導に当たられます。
 司会者からの紹介の後,お二人に壇上に上がっていただき,遠征の概要について私から説明しました。森下キャプテンによる力強い決意表明の後,激励の言葉を述べながら,森下主将・奥本監督それぞれと固い握手を交わしました。生徒たちの大きな拍手のうちに壮行会を終了しました。

 誠に誉れなことであり,まずは実力を十二分に出し切るとともに,積極的に現地の方々とのコミュニケーションを図って,相互交流に努めてください。そして,その経験を持ち帰り,校内はもちろん京都の高校野球のレベルアップのために活躍していただければと思います。
 誠におめでとうございます。実り多い取組となるよう祈念しています!

[写真]決意表明をする森下キャプテン(右は奥本監督)
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平成29年度2学期終業式でこんなことを話しました。

 12月20日(水)11時50分から,本校グラウンドにおいて,2学期終業式を行いました。晴天のもと,風もない絶好のコンディションで,寒さも若干凌ぎやすかったように感じました。
 冒頭の挨拶で,このようなことを話しました。


 2学期の終業式に当たって,お話ししたいことの一つ目は,宝が池にある国立京都国際会館で12月10日に行われた「地球環境京都会議2017」に関連した話題です。

 「京都議定書」,皆さんは聞いたことがありますか?
 皆さんが生まれる前,平成9年,1997年12月に,温室効果ガス削減に関する国際的取り決めを話し合う「第3回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP3)」が国立京都国際会館で行われ,『京都議定書』が採択されました。
 その後継となる国際的な取り決めとして,一昨年,2015年12月にCOP21で合意されたのが,2020年以降の気候変動問題に関する国際的な枠組みである「パリ協定」です。パリ協定の細かい内容はここでは省きますが,途上国も含めた多くの国が参加したものであり,気温上昇を2度未満に抑制するために化石燃料を使わないことを目指す人類史上初の国際ルールであることから,この協定は「人類近代史を大きく変えることになるものだ」と高く評価されています。
 そういった流れの中で,「京都議定書」誕生20周年を記念して行われたのが,地球環境京都会議です。
 その基調講演の中で,京都大学名誉教授の加藤尚武先生が,画家の伊藤若冲や栂尾の明恵上人,ローマ法王,老子等の思想を紹介しながら,「聖人の世には棄材なく棄物なし」という言葉を紹介され,「ものをすてない,人をすてない」という思想と「ゼロエミッション」(これは,環境を汚染したり気候を混乱させたりする廃棄物を捨てないようにすることです)をつなげながらお話になりました。「うまいことつなげはるなあ」と思いながら聴いていたのですが,こういった京都の文化的伝統や東洋の思想に今後に向けての大きなヒントがあるように思いました。
 18世紀後半頃から人類は石炭や石油などを大量に消費するようになり,大気中の二酸化炭素の量は産業革命前と比べ約40%も増加したと言われています。
 長い地球の歴史の中で,このごくわずかな期間に温室効果ガスが増え続けているわけです。今後,気候変動が起こると,さまざまな方面で甚大な影響が出ると言われています。
 ニュースで,「脱炭素社会」「ゼロエミッション」に向けての動きがいろいろと報じられていますが,かけがえのない地球に今後とも人類を含むすべての生物が安心して住み続けることができるよう,一人一人が意識と行動を変えていく必要があります。皆さんや皆さんのご家族の,身近なところからの取組の積み重ねが大切です。
 たとえば,ごみの分別を徹底する,節電をする,食品ロスをなくす,など,生活の中でできるかぎり資源やエネルギーの無駄使いを排除し,再利用やリサイクルを推進していくことが,循環型社会を構築し地球温暖化を防止する基本となります。
 大きな話をしているように聞こえるかもしれませんが,「私から」意識と行動を変えていくことが今求められています。ぜひ,今日から取り組んでください。

 二つ目は,これまでの始業式や終業式のあいさつで言ってきたことをもう一度お伝えしたいと思います。覚えていますか?
 「人生にリハーサルはない」
 「一生懸命だと知恵が出る/中途半端だと愚痴が出る/
  いい加減だと言い訳ばかり/本気でするから大抵のことはできる/
  本気でするから何でも面白い」
といった言葉を紹介し,「一日一日を大切に,地道な『本気の努力』を積み重ねよう」と言いました。
 “未来の自分”の可能性を自らの手で狭めることのないよう,なりたい自分・あるべき自分の姿を思い描きながら,限界を設けることなく,最後の最後まで頑張って,それぞれが目指す進路をつかみ取ってください。
 また,3年生ですでに進路が決まっている人は,「次に向けての助走」を始め,その分野に関する基本的な知識や情報を吸収し始めたり,分野を限らず教養を深めたりしてください。

 最後に,現在,インフルエンザが流行期を迎えています。寒い日が続いていますので,体調には十分留意してください。

 それでは,どの学年も,今後とも一人一人の個性や善さを活かしながら大いに活躍されることを期待して,終業式の挨拶を終わります。

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