京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/26
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新年のご挨拶

大変遅くなりましたが,新年明けましておめでとうございます。

 遅くなりましたのは,新年のご挨拶をセンター試験前日の1月15日(金)に行われます「センター試験激励会」をそのタイミングとさせていただきたかったからでございます。もっともその趣旨に則れば元旦はすべての結果が出る3月下旬ということになるかもしれません。3年生であります15期生諸君に対しては,私は校長として,一昨年の4月に出会い,学年の言葉「音」や「存在を奏でる」など高度に探究的な言葉とその成長への方向性について考える機会をいただきました。特に,「存在を奏でる」というテーマは私が従前の理解でありました「存在感の奏で」とは違って,高度に哲学的な方向性を持っていると思います。本校は「言葉」を大切に,それを手段としてあるいは目標を設定してトライ&エラーも学びと考えることを通して最高目標の「自立する18歳」に向かう学校です。15期生の諸君は,未開拓の分野と伝える難しさと向き合うことを通して,目指す生き方も探究してきました。すでに進路が決まった人もいますが,ここは15期生,音の学年一丸となって,最後まで団体戦で,学校行事をやりきる覚悟でチャレンジしてください。

 人間社会と文明の構築の道具として「言葉」を手にした人類が,それ以前に「音」を奏でることで宗教観を表現,共有してきたことも学習いたしました。言葉以前に音を創造していたわれわれ人類の知恵の源に敬意を表すると同時に「音」の学年が「言葉」を紡いでいく物語の重要なチャレンジの場に同席できることを誇りに思い,「有志竟成」という言葉を贈りました。竟という字は,音+人から成り,音を奉ずる人の形であるとされ,「ついに」という意味を持ちます。出典は范曄の編纂した後漢書の耿 弇伝,漢帝国が中絶して「新」の復古政策の混乱時に斉攻略など不可能だと思っていた劉秀,後漢の光武帝が,それを成し遂げた将軍,耿 弇を称賛して述べた言葉です。志を曲げることなく堅持していれば,必ず成し遂げられるということです。一見すると困難のようにみえても,固い信念を以て事に当れば遂には実現されるということ。この精神で目の前のことに集中して,「音」の諸君,一丸となって突破を目指そうではありませんか。そして,「空」も「葉」もさらに志高く探究していただきたい。本校を目指す中学生諸君も,諦めず,不安と困難に立ち向かってくださいね。本校では高みを目指せば,より困難と重圧がつきもの,これが当たり前ですから。不安や重圧そのものを取り除ける人は少ないと思います。どうかみなさん,恐れることがあったとしても,恐れることを怖れない。この精神で頑張りましょう。

校 長  恩田 徹




旗の色はエピナール(記号414B22)。物事を論理的に考え計画通りに実行する人。色言葉は洞察力、マネジメント力、行動力。 

写真は15期生激励会の様子です。
上:下級生の生徒がみんなで折った鶴を3年生に渡しています。
中:檀上の担任団からは温かいメッセージが3年生に送られました。
下:学校長による激励パフォーマンス。ギターの生演奏にあわせて高山先生が歌う「翼をください」。旗が上がり始めて、恩田校長が心をこめて語りかけます。          

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行事予定
5/1 月曜振替授業 避難訓練
5/2 遠足
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