最新更新日:2024/05/07 | |
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コミュニティカレッジ 内田樹講演会
7月24日(水),14期生(2年生)対象のコミュニティカレッジ講演会が開催されました。今回,思想家にして武道家である内田樹先生(神戸女学院大学 名誉教授,凱風館 館長,多田塾甲南合気会 師範)に講師としてお越しいただき,「『働くこと』の方向と意味」と題してご講演頂きました。「現代の雇用状況とグローバル化のもたらす見えにくい影響,『グローバル人材育成戦略』の課題,学ぶべき共生の作法と養うべき皮膚感覚」大変興味深いお話で,生徒たちは内田先生の話をそれぞれに熱心に聞き入り,噛み砕いて理解したようで,非常に質の高い質疑応答がなされました。
その後,生徒有志で内田先生を囲んでの座談会を催しました。こちらでも,講演会の内容を踏まえて,グローバリゼーションと愛国心の関係,国家とは何か,「グローバル企業と国民経済」というスキームの是非,外国語学習についてといった質問が活発になされ,それに応えるかのように内田先生も熱のこもったお話をしてくださいました。 座談会終了後,生徒達の質問の鋭さや正当性と確かな批評性,それから礼儀正しく熱心な態度について,内田先生からお褒めの言葉をいただきました。 内田先生,お忙しい中,本当にありがとうございました。 <コミカレ委員の感想(1)> 普段,一般の大人が言葉に出して言えないことをはっきりと語っておられたところが痛快でしたし,そのお話の中で,今まで自分に無かった新しい視点を獲得することができました。そのことによって,今までと違う形で世界を見ることができそうです。 <コミカレ委員の感想(2)> 小学生の時から今に至るまで,グローバル化は善であるという肯定的な視点しか持っていませんでしたが,負の側面もあるということを知り,軽いショックを受けました。でも,新しい視点から考えるきっかけとなり,とても良い経験ができたと思います。ありがとうございました。 <一般参加者のアンケートより一部抜粋> 2年生を中心とする高校生の皆さんには少し実感できないことではなかろうかと思いましたが,講演後の質疑でそうではないのだということも分かりました。しかし,大人こそ,このお話をもっと聞かねばならないのだと痛感しました。 |
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