京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

洛陽高校 ホームルーム制の実施

 京都市立洛陽高校として発足2年目の昭和24年4月頃になると、学校の指導体制もようやく軌道に乗り、生徒部の立案で科をミックスしたホームルーム制の実施、生徒集会の時間・図書の時間の新設、クラブ活動のカリキュラム組入れなどが実施されました。
 ホームルーム制の実施は、普通科・商業科・工業5科(色染・紡織・工業化学・電気・機械)と細分化された生徒が科の枠を超え、交流する機会を設けようという趣旨でスタートしました。
 ホームルームには、ペアレンツの性格を持つホームルーム・ティチャ―がおかれ、各学年に応じた学習・進学・就職のアドバイスに当たっていたと記録されています。
(洛陽高校百年史より引用)

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洛陽高校 図書館の運営

 図書館の設置後、『利用しやすい図書館』、『能率的な図書館』、『特色ある図書館』づくりが進められ、昭和25年からは、全国学校図書館協議会に加入するなど運営の研究にも積極的でした。京都新聞社主催の第4回(昭和33年)優秀図書館表彰では、高校の部で府立桂高校、私立家政学園とともに表彰を受けています。図書館の校内行事の一つには毎年、読書週間に感想文コンクールが実施され、当選作は『洛陽新聞』に掲載されました。
(洛陽工高百年史より引用)

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洛陽高校 図書館の設置

 洛陽高校では、昭和23年(1948年)から図書館の設置が企画され翌24年に具体化、3月に着工し、その年の8月に完成、9月に開館しました。図書は京一工時代の図書をベースに伏見女子商業、二条高女などの図書を受入れました。
 発足当初は貸出し中心の閉架式で生徒が自由に書庫に出入りできませんでしたが、昭和32年4月から全開架式となりました。

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洛陽高校 校内施設の整備

 新制高校として洛陽高校は昭和24年から校内施設の整備も急速に進められ、夏期休暇には図書館・放送室・ホームルーム二教室・裁縫室が完成、庭園やグラウンドも整備されていきました。校内の施設整備は美化作業として生徒の有志で行われ、庭園の整備、壁塗りなど午前9時から午後5時まで40日間、延べ300名を動員して行われたと記録されています。(洛陽工高百年史より引用)
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洛陽高校 建築科の伏見移籍

 昭和24年(1949年)3月、洛陽高校の工業課程建築科は伏見高校へ移籍されることになります。建築科は色染科と共に京一工時代の昭和19年(1944年)に、昭和23年(1948年)3月限りで廃止するよう決められていました。
 洛陽、伏見の工業科についての方針は、・同一の科は両校に置かない・洛陽は伝統ある色染・紡織と近代工業の化学、電気、機械系で固める・伏見は工芸的なものと建設土木関係でまとめるというものでした。
 この方針に沿って昭和23年3月に廃止され、4月からは教職員・生徒ともども伏見高校に移りました。逆に伏見からは機械科廃止に伴い、新2年生59名、新1年生58名の合計117名が洛陽に受入れられたのでした。(洛陽工高百年史より引用)

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洛陽高校 第一回卒業生

 昭和24年(1949年)3月、洛陽高校になって初めての卒業生が学校を巣立っていきました。この年に限って高校2年生のうち、希望すれば京一工・京一商など、旧制中等学校のまま卒業することが認められていました。
 その制度による第一回卒業生は、高三卒189名、高二卒220名、付設中132名、合計541名でした。洛陽では高校2年生の3分の1にあたる220名の生徒がこの制度の卒業生となりました。特に女子生徒は新しい学制への不安からか、3分の2がもとの高等女子学校や女子商業学校の卒業生となったと記されています。
(洛陽工高百年史より引用)

※HP公開にあたり卒業証書のお名前を伏せさせていただきました。
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洛陽高等学校 新校名と校章

 昭和23年10月総合制の高校として「洛陽高校」は発足しました。「洛陽」という校名は再編成で他校から移籍した生徒にはなじみにくく、さらに私立の「洛陽技芸」と混同するなど、一部に不満の声がありました。しかし、「西京」や「堀川」と同じように4月時点の校名「洛陽」が踏襲されました。また、新生洛陽の校章デザインは一般生徒からの公募により審査決定されました。
(洛陽工高百年史より引用)

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昭和23年 高校再編成

 昭和23年(1948年)10月15日、高校再編成により京都市立洛陽工高は洛陽高等学校となりました。工業課程に加えて普通・商業の両課程を持つ総合性・地域制・男女共学の高校として新しく出発することになったのです。発足当初については、地域制により該当地域の生徒を収容したため、暫定的に一般・家庭という呼称の課程もあったようです。
 再編成にあたっては、工業科は京都市全体を対象、その他の学科は小学校区をもとにした地域制により生徒を収容しました。洛陽と伏見の両校については、その前身が工業学校であったという特殊事情から、結果的に工業化に普通・商業の両科を設けるという形になりました。
(洛陽工高百年史より引用)

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洛陽工高 二部授業のころ

 洛陽工高と洛南高との二部授業は昭和23年5月からと決まり、5月4日、両校の対面式が校庭で行われました。洛陽校長の歓迎の辞、洛南校長の答辞につづいて洛陽生徒代表の挨拶、洛南生徒代表の答辞がありました。
 二分授業というのは同一校舎を両校が午前と午後に分けて使用するという形態で実施されました。洛陽工高の時間帯は、週の前半は午前授業で午前8時から正午まで、週後半は午後授業で午後0時半から午後4時までで、それぞれ40分授業でした。また、午前・午後のシフトは4週間交代だったそうです。
(洛陽工高百年史より引用)

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行事予定
8/17 学校閉鎖日(〜17)
8/19 公務員模試,SPI対策模試(3年)
8/20 龍谷大学連携事業(数学スクーリング)
8/22 3年実力判定テスト
3年登校日,実力判定テスト(3年)
京都市立洛陽工業高等学校
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