最新更新日:2024/04/01 | |
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京都市立第一工業学校 課外講義
京都市立第一工業学校のユニークな教育に、「特別研究」に加えて「課外講義」が挙げられます。
これは昭和10年(1935年)ごろに始まった新しい試みで、分野ごとの専門家による講義や実習で、各科別に実施されていました。機織科では鐘紡の主任技師による講義・実習指導、色染科では風俗研究所長による「服飾史」「染織史」の講義、機械科は島津製作所の技師による「鋼焼入れ理論」や実習、工業化学科は第一工業製薬の工場長や研究部長による石鹸製造法など実務家による研修だったと記されています。 課外講義は、実務を具体的に教育しなければならないという当時の教育方針に基づいたものだったようです。 (洛陽工高百年史より引用) |
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