京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

どのように言うか < 何を言うか

10月30日(火)6・7時間目の「立志塾」、今回はコピーライターの福田容子さんにお越し頂き、文章での表現の仕方を教わりました。
私たちの文章構成が下手である、との確かな事実と原因をもとに、文章構成のコツを伝授していただきました。モヤモヤしていたものが少しすっきりしたことは、以下の5つの段階を踏んで文章を構成していくという手法についてです。すなわち、
1、テーマを提示する。
2、一般的な問題点を提示する
3、一般的と思われる解決方法をあげる
4、以上の一般論についての問題点をあげる
5、その解決方法について自分なりの意見を具体的に述べる
です。この5つの段階で大切になるのは、2と3を書くための、テーマに関する知識です。この知識が不十分では、自分なりの意見と根拠を持つことが出来ず、文章としての「味」がなくなるというのです。つまり、いつも言われていることですが、メディアに強く、新聞、雑誌、ニュースなど、知識を獲得していることが大切だということになります。そして、知識または知識と知識を繋げるために「意味」を述べることで説得力が生まれてきます。
今回は、普段は考えないようなことを考えることが出来ました。私たちにその気さえあれば、活用する機会はたくさん出てきます。(G鈴木、T白元、U野田)

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苦手は克服できたか?

 昨日10月9日(火)、ブルース・インターナショナル代表取締役ブルース・ウィットレッド氏をお迎えしました。前回の授業から約5ヶ月経った今、前回の講義、ディスカッションで学んだこと(人生「好きか嫌いか」ではなく、「出来るか出来ないか」でもなく、要は「やるかやらないか」だ。)が実行できて、苦手が克服できたかどうか、生徒からの報告、発表がありました。
 また、放課後にはブルース・ウィットレッド氏に質問の時間をとっていただきました。主な、Q&Aは次の通りです。

Q1:大学に進学した方が、やりたい事が見つかったり、よりたくさんの経験ができると思いますが、やはり高卒よりも大卒の方が就職をするにあたってより良いのではないでしょうか。
A1:高卒でも大卒でも、どちらにせよ最終的には仕事をします。それなら、高校を卒業していきなり就職するよりも大学に進学し、たくさんの経験を積んでから就職する方が良いと思います。会社では、やはりできる人(経験豊富な人)が必要となるからです。

Q2:明確な目標(なりたい職業)が定まってなくて大学進学というのは危なくないですか。
A2:大学は、投資期間が更に延びることになるので、その期間に自分のできることを増やすことができます。だから、今は目標がなくても大学在学中、または、卒業後に必ず見つけられるから大丈夫です。今は、大学に行くために勉強をすること、苦手教科をひたすらやって得意教科に変えてゆくことです。

Q3:私はこの年齢で夢がないのですが、大丈夫でしょうか?
A3:今は、夢が見つからなくても全く心配いりません。とにかく今は、色々なことを一生懸命やって、夢が見つかったときの土台をつくりましょう。それに今のうちに色々なことを知ることができて逆にいいかもしれません。

Q4:自分に投資とは?
A4:何でもいいから一生懸命やることです。アルバイトは中途半端な環境なので、逆に悪影響をきたします。勉強など今しなければならないことがおろそかになってしまうからです。他には、ゲームが挙げられます。ゲームは、今優先するべきことを妨げることになります。一生懸命やることが未来につながります。
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立志塾生徒報告

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今日は、「中国との付き合い方」をテーマに討論・発表中心の授業でした。
ほとんどすべてのマスコミがほとんどトップで話題にしている「尖閣列島問題」と「反日デモ」の報道と解説をグループごとで検討・討論・発表・考察することを通して、この問題の考え方について学びました。
ファシリテータはジャーナリストで関西プレスクラブ特任委員の佐藤徳夫先生です。
仮説として、反日デモの理由を経済成長に伴う中国国内での経済格差の深刻性に置き、デモにおける行動の仕方や中国政府の対応の仕方を見ていきました。仮説の妥当性については、中国政府のデモへの対応で実証されると思うので、冷静に見ていきたいと思います。
では、日本はこれからどうすべきかについて、様々なシミュレーションを行いましたが、そのうちの代表的な3つのシナリオについて紹介したいと思います。
第一に、領土問題を国際司法裁判に委ねることで、決着するというものです。
第二に、他国から甘く見られている日本の対外姿勢について、軍備強化とそのための憲法改正もふくめた統治機能の改革が提案される可能性が大であるということです。
第三に、ヒロシマ、ナガサキの経験にもかかわらず、中国をはじめ他国に対する抑止力として核兵器の保有が議論される可能性があるのではないかということです。
日本をめぐる国際環境の変化は、これからの私たちの進路や将来に深くかかわってくると思います。答えのない問いに向き合い学ぶ者として、真剣にじっくりとしかも冷静に考えていきたいと思います。
今回のような時事問題を避けることなく、冷静に考えることが出来たことはこの授業の成果ではないかと思います。次週も新聞記事を題材に言語技術のブラッシュアップです。10月9日には再びブルースさんをお迎えして(前回は5月15日「夢に向かって」)、3か月の努力の成果について議論できることを楽しみにしています。(1年生YさんとSさんとSさんの合作をもとに学校の責任で若干編集しました)
以上のように、答えのないかもしれない問い、時には時事問題の討論を通して、文章力とプレゼン能力をあわせた言語能力を高めることを全員の共通目標にして成果をあげてくれることを望みます。そして、他流試合ができる人材に早く育ってくれるとなおのことうれしく思います。(校長談)


「創造基礎」生徒報告

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平成24年9月11日 「創造基礎」の生徒報告です。
【S.K君の報告】
 今回の創造基礎「リーダー養成講座」は、山本ひとみ先生にお越しいただきました。明るくて気さくな方です。山本先生は、普段は大学でブランディングやファッションをテーマにした授業をされているのですが、今回は高校生が対象ということで、プレゼンテーションについての講義をしていただきました。
 プレゼンで大事なのは、結論を最初に言う。つまり、自分が一番言いたいことをプレゼンの頭に持ってくるということです。プレゼンは時間が長くなることが多いので、言いたいことかはっきりしないと聞き手に飽きられやすくなってしまいます。しかし、最初に「これだけは覚えて帰って!」ということを言っておけば、聞き手に内容が伝わりやすくなります。言いたいことをバシッと先にぶつける! そして相手を引き込む! これが重要です。実際の授業では、自分自身のプレゼンということで自己紹介をみんなでしていきました。黒板を使うなどして、一人一人個性的な自己紹介ができ、山本先生からも「初めてなのによくできている」と好評価をいただきました。
プレゼン後進国といわれている日本ですから、これからの日本には間違いなくプレゼン能力が必要です。今回教わったことを軸に、話す力、プレゼン力を身につけていきましょう。

【S.G君の報告】
リーダー養成講座に、今回は「山本ひとみ」さんに来ていただきました。山本さんは普段、四年生大学では、ブランディングやマーケティングを、短大ではファッションについて教えていらっしゃいます。現在、○○歳だそうですが、実年齢より10歳ほど若く見え、とても明るい方でした。取材中もこちらを気づかってくださり話しをされていました。また、講義中は身振り、手振りを交えながら笑顔で話されていたのでとてもわかりやすかったです。
 今回、山本さんにはプレゼンテーションについてご教授いただきました。山本さんは、元々、書く、喋るということが苦手だったそうです。しかし、社会人になってからプレゼンをして一度、直接に「いいね」と言ってもらい、それが採用され、そこからうれしいと思い、またやってみるという繰り返しでプレゼンの能力が上がっていったそうです。プレゼンは、相手のニーズ(求めているもの)を前もってつかんでおくことが大事でそれによって、相手に応えることができます。つまり、相手をこちらに引き込んで話すことができるということです。どうしても相手の興味がわからない場合は対象の人物の周辺の人に聞いた方がいいようです。
 僕たちは、自己紹介をしましたが、相手を引き込む話し方がとても良かったと言っていただきました。しかし、恥ずかしがって言っていたりしたので、そこを改善すればカッコ良くなるとも言っていらっしゃいました。これは、公私の切り替えで自分がシマると周りもシマる。つまり、自分が変れば周りも変るということです。
 プレゼン能力がいかに必要かまた、どのようにすれば改善されるのか学べ、とても良い講義でした。今回は来ていただきありがとうございました。

京都グローバルリーダー育成カップ(中間発表)

「社会貢献について,あなたからの新たなアイデアの提案」を課題に、「京都グローバルリーダー育成カップ2012高校生部門」が8月7日(火)に京都大学時計台記念館で開催されます。本校から立志塾の1年生、2年生の各1チームが参加します。今日はその中間発表会が伏見工業高呉竹館で開催されました。
主催者を代表して、京都大学名誉教授の松重和美先生より、この大会の主旨を含めたご挨拶がありました。様々な問題を抱える今こそ若者が何かしなければならないこと。それが単なる思いつきではなく、身の回りから、環境、エネルギー、エンタテイメントに関わるアイデアを出し、チームワークで「実行可能な提案」にすること。リーダーに不可欠な「説得力」をプレゼンテーションや質疑応答に活かすこと。以上3つのことを貫くような発表を期待したいと思います。
本校では平成20年度より「つくる喜びを知っているから、伝えられることもある」をスローガンに課題研究、創造基礎をはじめ、コミュニケーション力を向上させる取組を学校としての教育目標に組み込んでまいりました。本日の朝日新聞での教育特集に見るまでもなく、一昨年からポスター発表にも取組、昨年度より、立志塾や創造基礎をブラッシュアップし、地域や世界のリーダーたりえる人材の育成に取り組んでおります。これまでのものづくりの成果に自己満足することなく、新しいものを創造することを目標に失敗からも学ぶつもりでチャレンジして下さい。
写真は上から、松重先生のごあいさつ、1年生チームRAINの質疑応答、2年生チームCOLLABORATORSの質疑応答の場面です。本番は8月7日(火)です。

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和-グローバルの世界

本日は和服姿の素敵なゲストティーチャーを迎えました。京都高度技術研究所専務理事の江川博さんです。京都文化を前面に出したフランスのリヨンでの交流の話を材料に「ものづくり都市京都」の誇りを持ちつつ、世界仕様の人間性に自分を変えていかないといけない、という主旨の講演をいただきました。
後半の討論では、優良企業といえども、世界トップに安住していては、あっという間に抜かれて崖っぷちに立たされる現状が明らかにされるなど、厳しい現実を乗り越えられる人間性に自分を変えていくことと、中小企業の中でも将来有望な企業を見極めていく目を養うこと、そんな企業の多く存在している京都で学ぶメリットについて、質疑がなされました。
生徒の皆さんには、さらにもっと積極的に議論が展開できるように当事者意識を持って参画してくださいね。
来週は立志論文作成について、です。

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the dreams tour

「夢に向かって」
英語学習教材開発に取り組む会社ブルース・インターナショナル代表取締役のブルース・ウィットレッド氏をお迎えし、講演と質疑応答を含めたディスカッションを行い、リーダーとしての資質についてそれぞれが考えました。概要は以下の通りです。

○「科学も芸術もスポーツも舞台は世界」
ブルースさんが大切にされている、2010年度のノーベル化学賞受賞である根岸英一氏の言葉です。その心は、「成果は勇気+努力+夢」ということです。ブルースさん自身の生き方を変えたきっかけは、中2の時の嫌いで嫌いで仕方がなかった理科についての出来事です。落第したくなかった一心でやりはじめたプリント学習がきっかけで、3か月頑張った結果、「好き」そして「できる」に。そこで悟ったことは、人生「好きか嫌いか」ではなく、「出来るか出来ないか」でもなく、要は「やるかやらないか」だ、ということ。テキトーな人生と決別し、夢に向かって努力する人生に変えた。

○人間は元来、「改善する生き物」
失敗は成功の素だ。最初からうまくいくようなもの、誰もが簡単にできること、新たな挑戦を排除したことは価値がない。失敗し困難なことほど価値がある。成功する人は幅広い視野をもっている。だからスポーツも芸術も大切。もちろん、基礎になる知識はもっと大切だ。

○時間切れで答えきれなかった質問と回答について
Q1.ブルースさんの会社が求める人材は?
Q2.大学進学を決めたきっかけは?
Q3.商品開発のヒントは?
Q4.ブルースさんは今幸せですか?
Q5.アイデアの引き出し方とは?
Q6.挫折の乗り越え方は?
Q7.プレッシャー克服の秘訣は?
Q8.目的意識だけで3か月頑張れなかったらどうしたらいいのだろうか?
A1.報酬のためだけでなく、「いい仕事、いい成果」を考えている人を求めている。これは職業観・勤労観というよりその人の生き方の問題だと思う。
A2.さまざまな仕事を観察し思ったことは、勉強すればするほど、楽しく仕事ができると考えた。海外では、長くその会社で働くことよりも、社会に役に立つ知識と人間力が求められる。だからそれを身につけるために大学で学び続けようと思った。
A3.システム開発に1年かけた。商品が必要とされている「学習環境」を徹底的に考え抜いた結果である。とことん考え抜くことがヒントといえばヒントである。ある時に見た、映画のシーンでひらめいた。これは考え抜いていたからだと思う。
A4.私は、達成までの努力のプロセスに幸せを感じています。
A5.キーワードは「改善」。何かが納得できないと、簡単には満足しないように心掛けている。
A6.奥さんとの間でもう駄目かと思った決定的にわかり合えない挫折を経験した。その際、実は相手は自分の鏡なのではないかと考えた。相手を幸せにすることが自分の責任だと思いなおした。相手が悪いと責めるよりも、自分の努力不足を考えることにした。
A7.プレッシャーは当然ある。ただ、ベストを尽くせば結果は気にすべきではないと考えることにしている。ただ後悔のない生き方をしたい。
A8.目標が高ければ失敗するのは当たり前。ダメなことも当然ある。どんなにすごい人でも、諦めないだけでなく、目標を再設定して新たにスタートを切ることが必要。失敗は成功の素。

3ヵ月後にまた会えればうれしく思います。

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「考え方」をしっかりと考える

「洛陽立志塾」は1,2年生とも今日が初日、ジャーナリスト(関西プレスクラブ特任委員)で本校公民科非常勤講師の佐藤徳夫先生によるガイダンスです。
京セラ創業者の稲森和夫氏のおっしゃった成果を上げるための公式が今日の問題です。
成果=( A )×( B )×( C )
ここから、表題のようなこの授業のテーマが掲げられました。そういえば、入学式での校長式辞であったような気がしますね。
1年生には新聞の「見方」についての説明もありました。それが単に新聞の読み方で終わるのではなく、「意見は結論から言う」コミュニケーション力を身につけることだとわかりました。非常にわかりやすい例でした。「今日の佐藤先生は嫌いだ」(結論)。「なぜならば、今まで言われたことのないことや言われたくないことを遠慮会釈なくズバズバいうからです」(根拠)。(笑)
次回は今日出来なかった自己紹介です。ゲストティーチャーによる講義とディスカッションの予定は次回以降にアップしますので、ご関心のある方はぜひお越しください。この授業は原則公開にしています。(見学希望の方は075-691-3161担当教頭砂田まで)

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行事予定
3/25 合格者登校日(9:00)
3/26 新2年生教科書販売(10:00〜13:00)

学校だより

京都新聞記事

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