京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

1学期終業式(つづき)

− 終業式で伝えたかったこと −
台風6号による暴風警報発令により、終業式の取りやめを覚悟しておりましたが、運良く?午後からですが皆さんの顔を見ながらお話しすることができました。
生徒諸君、1学期の始業式以来、「スタートダッシュ」「5つの約束(挨拶、ルール、貢献、後始末、折れない心)」を周知してきました。学習のスタートダッシュの評価について数字とその中身についてよく理解してください。うまくいった人、自己満足は後退を意味します。より高い目標を設定してください。うまくいかなかった人は問題点は何で、その原因は何なのか、について正しく把握することが何より肝心です。問題の原因が分かっていないのに、新しい対策を次から次にやっても、まるで「穴のあいた容器に水を注ぎ続ける」しんどさがあります。原発事故の制御の苦しさにも似た側面があるようです。そのために懇談会があるのですから、問題点を正すことから真剣に始めてください。
「5つの約束」「ひとの話をよく聞く」について少し耳の痛い話をしました。本校の規範「いいんか?ほんまに?!」をよろしくお願いします。2学期当初より心から授業を大切にできるよう気をつけましょう。
最後は「感性をみがけ」ということです。単純に言えば、言われなくても気付き、動ける人間になろう、ということです。
保護者の皆様、1学期の評価、反省と夏季休業中の過ごし方、努力の仕方ならびに2学期の目標設定につきまして、通知表と添付資料のなかみの共通理解に努めていただくようお願い致します。生徒・保護者・担任懇談会に出席していただける皆さんは、様々な観点からの生徒・進路指導になりますよう願っております。保護者の皆様におかれましては、子供の言い分・本音はもとより、客観的状況・事実や社会的な情勢につきまして、大人として俯瞰してくださり、担任を中心に場合によってはクラブ顧問、関係の先生方の見方、考え方、評価につきまして忌憚なくお話し合っていただきますようお願いいたします。
 東日本大震災の際、津波で校舎が使えなくなった岩手県立宮古工業高校の60名の生徒の話に耳を傾けていただきたいと思います。PTA機関紙に載せておりますのでお読みください。
 最後に生徒諸君、各教科等の宿題が終わったら、是非私からの宿題にチャレンジしてください。題して“2011 summer challenge”
○「高校生科学技術チャレンジ」締切9月末
日本で最も権威のあるものづくりの発表(世界大会もある)
○「テクノ愛2011」締切9月12日
 身近な発見から専門的な知識まで幅広いアイデア募集
○「JICA国際協力エッセイコンテスト」締切9月16日
 これからの日本〜世界の中で私たちができること(1600字)
○「電気学会 高校生懸賞論文コンテスト」締切10月7日
 電気エネルギーを対象とした論文です。テーマは自由(1500〜3000字)
○「全国学芸サイエンスコンクール」締切9月28日
 研究発表。創造的なものであればなんでも(8000字程度)
○「京都ときわライオンズクラブ論文コンクール」締切9月6日
 テーマは自由で地球環境とエネルギーに関すること(1600字)
○「国連協会高校生の主張コンクール」締切9月7日
 国際協力に関して6分以内のボイスメッセージ

その他、工業高校生である君の「やりたい」に応えるコンテスト多数あり。いずれも校長室に募集要項、原稿用紙があります。また、図書館(情報広報部)でも各種コンテスト参加についての要項が目白押しです。読書感想文コンクールにもどしどし参加してください。お勧めは「もしドラ」と「下町ロケット」かな。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」改め、「挑戦しないことは一生の後悔!」みんなでチャレンジする夏にしましょう。
写真は伝達表彰の様子。上からボクシング準優勝のN君。ものづくりコンテスト入賞のK君、Y君。男子バレー部。

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満員御礼

本日(6月25日)、本校オープンキャンパスにお越し下さり誠にありがとうございました。「まとめ」は後日このHPでご報告させていただきますが、雨が降らなかった以上に真夏日の中、本校にご関心を持って参加してくださった中学生・保護者の皆様に心より感謝申し上げます。
JRでお帰りの方は、大幅な遅延の影響に巻き込まれなかったでしょうか。暑い中、お帰りに悪影響が出た方がおられましたら本当に申し訳なく思います。
来週の7月3・4日はみやこメッセでお待ちしております。是非、合同説明会も来ていただき、他校と比較の上、ポジティヴな高校選びに役立ててください。8月4日または5日のスクールガイダンスにも中学校通じてお申し込みください。
中学生諸君、「4つの約束」覚えてくれていますか?来週は四条中学校で少しだけお話しさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。(校長より)

入学式3(保護者の皆様よろしくお願いいたします)

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多感な時期を迎えます。もうすでにお困りの方もおられるかもしれません。しかし、我々大人の高校年代15歳〜18歳で親や教師に反発を感じなかったものがどれだけいるでしょうか。反発、トラブルは困ったことではありますが、こどもの成長の課題と考えなければいけません。ただし、ルール違反に対しては厳しくいきたいと思います。心の問題にしてしまうのではなく、ルール違反はまずだめだということははっきりしておくべきと考えています。
(1)「お互いさま」が本校の精神
 ルールを守れんのは他人のせい。学校のせい。家庭のせい、とこのご時世、教師はサンドバッグ、うるさい親はモンスターピアレンツという責任の押し付け合いの関係ではなく、「お互い様」の精神で生徒の成長への課題を一緒に考えませんか。トラブルそのものの解決はもちろん大切ですが、その背景になる原因や課題を共有して「お互い様」の精神で悩みを共有することが大切ではないでしょうか。どうかお互い様の精神で是非お願いいたします。学校も失敗します。しかし、子供の言い分はたいがい自分の都合の悪いことはあとまわしにしてます。
(2)学校は組織で動いています
 担任やクラブ顧問でらちが明かないとすぐに校長、教育委員会という方が少なからずおられると聞いています。本校は組織で動いています。最前線の先生と私や教育委員会の間にプロフェッショナルとしての主任がいます。どうか子供の課題を間においてお互いさまの精神で話し合っていただき、正解はないかもしれませんが、課題を共有してください。私どもは限られた条件で問題解決に努力します。施設、人、モノ、金など100%満足していただけないこともありますが、問題を握りつぶしたりいたしません。
(3)先生の特質
 保護者の皆さんには重ねてお願いがございます。学校や先生の至らないところがありましたらご遠慮なくお出しください。ただし、可能な限り相手の先生や主任の顔を見ながら直接話し合っていただきたいのです。それと、先生方に良いところがあれば、たまには「ほめて」あげていただけないでしょうか。学校の教師はほめられると天まで登ります。先生がサンドバッグ状態にあるよりもはつらつとしていた方がお子さんもうれしいはずです。我々は保護者の方のご意見の裏にある本音(しんどさや思い)をくみ取ろうと思います。全くの他人である保護者と先生が「手を携える」ことができるのは「子供・生徒が成長していくことを喜びあう」という一点にあると思います。さまざまな課題の子ども・生徒たちが共に学び、学びあいながら、そこに集う関係者が当事者意識を持って「学校をよくしていく」努力をすることこそ公教育の醍醐味と思います。「お互い様」「ありがとう」「これからもよろしく」少し恥ずかしいですがこのような関係でいられることを心より願っています。各組織のプロフェッショナルから具体的な話をさせていただきますのでよろしくお願いいたします。

入学式2(新入生に伝えたかったこと)

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(式辞より)私は皆さん生徒・保護者の味方でありたいのですが、今の学校や社会の現状を考えると厳しいことも言わなければならないと思っています。この2年間の経験から、率直に言って「学力」や「ルール・規範」についての認識が薄いと感じます。さらに幼児みたいだなとあきれることもあります。入試や進級・卒業について見直しが必要だと思うことが多くあります。「やりたい放題」と「手取り足取り」が若者をダメにしていると思います。その結果、文句は言うが、主体的には何もしない、「うたれ弱く」「精神的にひ弱な若者が増えた」というおそらく社会全体の傾向があります。今回の未曾有の大災害を社会と人の連帯で乗り越えるに際して、教育を受けるものとして決意してほしいことがありますので聞いてください。
(1)世の中は自分の思い通りにならないことの連続に決まっています。それでいちいち心が折れたり、すねたり、駄々をこねたり、クレーマーになったり、周りを攻撃するようでは、社会で通用しない。こういう大人は仕事に使えない。君たちの人生は高校卒業後の方がはるかに長い。この2年間、就職超氷河期の中で就職戦線を戦ってきてつくづく思ったのは、社会の中で自分の居場所を得て生きていく上で、本当に必要なのは、学力や技術では基礎・基本。それに加えて、思い通りにならない時に、自分を失わず、それに耐え、前向きの気持ちで乗り越えていける「心のつよさ」だということです。こういう力は挫折や失敗の経験の中でしか育ちません。しかし、最近の学校や社会では、何かあるとすぐに周りが「それ以上傷つかないように」と気をまわし、そしてクレームを恐れ、蓋をして安全な所に避難させ、失敗をさせないために代わりにやってあげるような偽りの優しさの風潮が強すぎはしないかと感じます。
(2)我々の世界にはいろいろな法則やルールがあります。「努力もせずに、いい結果だけ期待してもそれは無理だ」という法則があります。勉強していないのに成績が上がってほしいとか、親切にしていないのに彼女に振り向いてもらおうとかいうのは非常に甘い考えです。与えれば与えるほど、求めれば求めるほどかえってくる。このことに気付き、それを真摯に実行した人が、世の中でより幸せになり、より心豊かになります。それに気づかない人は、成果を得るために最小の努力しかしない。余分なことは一切しない。他人の足を引っ張り、集団の足を引っ張れば、自分は最小の努力で済むことを知らない間に学び、平気で授業を妨害したり、それを先生のせいにする。大人になったら「休まず、遅れず、働かず」冷ややかな評論家。それが体に染み付いてしまいます。そんな生き方はつまらないですよ。
(3)3月18日の集合の時の洛陽の生徒であるための3つの約束を覚えていますか。挨拶、ルール、貢献。この3つの共通目標に加えて、「折れない心のつよさ」を身につけることに挑戦しませんか。安全地帯から文句ばかり言うのではなく、思い通りにならない場面で「それで、どうする?」と具体的な課題にして自分で解決する取り組みを教職員と一緒に取組もうではありませんか。
(4)ここに深刻な調査結果があります。自分に人並みの能力があると思うか尋ねたところ、「あまり思わない」「全く思わない」と答えた日本の高校生は46.7%。また、「自分はダメな人間だと思う」についても日本がずば抜けて高く、「とても思う」「まあ思う」を合わせると、65.8%。「学校の活動や取組に参加したい」、「外国へ留学したい」などについても、他国に比べて最も消極的。そして、「よく疲れていると感じる」高校生が83.3%もいるのが今の日本の姿です。2人に1人が「自分は人並みの能力はない」と言い、3人に1人が「孤独を感じる」と言う。5人に3人が「自分はダメな人間だ」と思っていて、5人に4人がなんだか疲れている。そして、5人に3人が「自分が参加しても社会は変わらない」と言う。政治が変わばよくなるのでしょうか。経済が回復すれば変わるのでしょうか。ゆとり教育をやめれば変わるのでしょうか。明確な正解はありません。私たちは、全力でひたむきにがんばるってカッコイイことなんだ」って思えるようになることを、やっていきたい。
(5)高校生活はスタートダッシュで決まります。まず来週からの1週間、手を抜くことなく全力で取り組んでください。次はゴールデンウィークまでのダッシュで決まります。入学がゴールと考えるのは今すぐ捨ててください。スタートダッシュの失敗が年度末での不調につながっています。生活の乱れは致命的です。ゴールデンウィークまでに勉強をいい加減にした人、事件を起こした人はうまくいったためしがありません。
(6)あなたはどんな人生を生きたいですか、どんな人に会いたいですか、そしてどんな目標を持ち、何にチャレンジしたいですか。私たちと一緒になって、その気になって、やる気になって、本気になって、根気を持って、一気に行きましょう。頑張っている人には頑張っただけ、次の目標が高く困難になります。全力で、本気に、手を抜かず、同じ志の友達と一緒になって、挑戦し、突破しましょう。私たちは今回、何の落ち度のない、大災害の犠牲者の方とそのご遺族の無念にこたえなければなりません。その無念を考えるとき、私たちはより高い目標をもって代わりに生きようではありませんか。その思いをあえて背負っていこうではありませんか。そしてみんなで、チーム洛陽で頑張っていきましょう。本日ここに180名の新入生を迎え、「希望に満ちた未来」という大きな夢に向かって、生徒、教職員一体となって、さわやかに力強く歩み続けたいと思います。
平成23年4月8日。京都市立洛陽工業高等学校校長恩田徹。


入学式1

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本日、入学式を挙行いたしました。お忙しい中、ご参列いただきました保護者、ご関係の皆様には、心よりお慶び申し上げます。予定より時間が長くなり、スケジュールをやりくりしてくださった皆様には本当に申し訳なく、お詫びいたします。
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