京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/01
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洛陽工業高等学校は、平成29年度末をもって閉校し、 創立132年の歴史と伝統を京都工学院高等学校へ引き継ぎます。

もうひとつの創造基礎(7)

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今回はこのリーダー養成講座を計画してくれている佐藤先生が講義してくれました。
佐藤先生は日本経済新聞の編集委員をされておられます。僕たちが活動するときいつもヒントくれるなど協力していただいています。佐藤先生の講義では生徒と会話をするような形を基本としています。
最初の問い。まず生徒にかばんと黒板消しを1分間で説明するならどちらを選んで説明しますか?と問われました。生徒たちは、ほとんどがかばんを選び黒板けしを説明するといった人はごく少数でした。佐藤先生曰く、採用試験では、大半の人が説明しやすいと思うことを上手に説明するよりも、説明しにくい事をあえて選んで挑戦できる人のほうが社会の人材に求められているということでした。
そして次は、生徒が夢や志などを一人一人発表していきました。大半の生徒は具体的な目標を考えていましたが、大きな夢を持てている生徒は少なかったです。そのような夢を持つためには視野を広げることや欠点を補うことが必要です。そのために今後の授業はどう展開していくのか議論をしました。たとえば生徒がうまく人前でしゃべれるようになるには、どういうゲストを呼べばいいのかなど話し合いました。落語家やテレビキャスターなどがあげられましたが、果たして叶うのでしょうか?
放課後にインタビューに伺わせていただきました。まず人と同じ意見を持つ人は、今の社会では必要とされてなく、人と違う意見を持った意外性のある人が必要とされています。意欲を意欲でとどめているのではなく、目に見える形で人に伝えなければなりません。他にはやる気を出せば目標が見えてきます。目標を持って世の中の事に興味を持つと、視点や可能性がどんどん広がっていきます。今の企業は日本人を雇うよりも、日本で働きたいと思って勉強している外国人を雇うほうが企業として効率がいいという現状です。なので僕たち日本人は、意外性を武器に企業から求められる人材にならなければいけないという考え方も成り立ちます!
今回学んだことと感想です。日本人はこれから世界を舞台に競い合いなければいけないと思いこれからは語学をもっと意欲的に勉強していきたいです。英語を学ぶモティベーションが得られたことがうれしかったです。今回は仮称「戦略メディア研究会」の1年1組の市川、木村、2組の林、樋口が担当しました。

もうひとつの創造基礎(6)

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テーマ「環境問題とメディア」

 今回のゲストは、関西プレスクラブの事務局長の田原護立さんでした。田原さん若いときからお酒が好きで、どうすればいいお酒ができるのかを調べはじめました。そのときにお酒と環境問題にはさまざまな共通点があり、いい材料、綺麗な水など自然環境がおおいにお酒造りにかかわっていました。つまり、いいお酒を飲むには、自然環境の改善が必要だと知りました。そこで、田原さんは環境問題に初めて携わりました。
 環境問題の原因とは2つにわけられるといいます。1つは自然活動、もう1つは人間活動です。よくメディアに取り上げられるのは人間活動です。
これも3つに分かれていて「直接破壊」「物質の創造」「エネルギー使用」に分けられます。「直接破壊」とは、たとえば、アマゾンなどの森林伐採で、直接的に人間が自然に手を加えることです。「物質の創造」とは、自然界にない人工物をつくることで、その中には、汚染物質(フロンガスやプルトニウム)などもあります。「エネルギー使用」とは、石油や石炭などを人間が使用することです。これらは環境問題の原因であり、人間が関わっていることです。
 また、地球とは閉鎖系で、1度つくりだしたものは、永久に地球から出ることはありません。つまり、「物質の創造」で人間がつくり出した汚染物質は地球に悪影響を及ぼし続けます。1つ1つの国ごとで解決できる問題ではなく、地球規模で環境問題を捉える必要があります。100年先や200年先も同じ生活スタイルを維持できるようにするのが環境問題の解決です。
 メディアというものは、このような問題に対し、「みんなはどう感じるのか?」ということを問いかけています。メディアの本当の役目は、「事実を伝える」「権力、権威を監視する」「弱者の視点から見る」の3つだと田原さんはいいます。人間活動と自然環境の両立を考えた新時代へのシフト、そしてメディアが本当の役目を果たし真実を世間に伝えることが大切であり、これからの地球を考える上で重要です。 今回の創造基礎で、メディアの影響力や環境問題の深刻さを、改めて感じました。(生徒によるまとめ)

(感想)
 今回の創造基礎でメディアの影響力の大きさがわかり、メディアの情報を鵜呑みにするのではなく、自分で判断し、処理することが大切だと知りました。

もうひとつの創造基礎(5)

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 『創造基礎』では、“答えのないことを追求する”という目標のもと、次世代の社会について講義を聞いたり討論をしたりしています。
 最近では、「原発は必要か」というテーマや「高校生に携帯電話は必要か」というテーマを題にしてディスカッションをしたり、広告デザイナーさんやコピーライターさんを招いて実際に広告のデザインをしたりしました。
 さて、今回6月7日のゲストの方は、リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社代表取締役社長、酒谷正人さんでした。リアライズ・モバイル・コミュニケーションズ株式会社は、Soft Bankのグループ企業で、酒谷さんはSoft Bankの孫さんの右腕とも呼ばれた大変な実力者です。
 今回の授業は、前半の1時間を酒谷さんの講義、後半の1時間ではディスカッションという形で行いました。
 酒谷さんには、今までの人生について、現代・次世代の通信機器や情報通信サービスについてと、大きく分けて2つのお話をしていただきました。ご自身の人生について「大きな遠回りをした」と言われていましたが、酒谷さんの未来に目を向けて“時代の先を見る力”や、新しい何かを思いつく“閃く力”を磨きあげ、存分に発揮されてきたと感じました。その情熱に、感動してしまいました。また、酒谷さんの「有名な企業の名前で就職を決めるのではなくて、実際にこの人ならついて行きたいと思える“尊敬できる上司・仲間”のもとで働くことがとても大切だ」との言葉も印象的でした。
 やはり今回のお話で、自分の情熱や思いを受けとめてくれる人、またその先を見据えて「オレがやってやろう」という気持ちを持っている人のもとで働くことが大切なんだなと、感じました。本当にためになるお話を聞かせていただきました。
 その後のディスカッションでは、「産業とエコは両立できるか?」というテーマのもと、「できる派」と「できない派」にわかれて意見を出し合い、議論しました。議論を進めていき、最後には酒谷さんにこのテーマについてのお話をしていただきました。酒谷さんのお話はやはり未来を見ていて、時代の先をいっていて、私たちとは視点が少し違いました。これからはエコと産業をうまく両立させるため、エコを産業にしていくことが大切とのことでした。人びとが進んで出来る“エコ”が作れると、環境が大きく変わってくるとおっしゃっていました。
                       (生徒司会団によるまとめ)

**司会者(生徒)感想**
 これからは僕たちが地球の環境問題を改善していき、若い人たちが日本を引っ張っていけるように、1つ2つ先のことを考えなければならないと思いました。身近な問題に、みんなが進んで解決できるような社会を作れたらいいと思いました。(司会I)
 今回の授業を学び、いちばん心に残ったことは、エコと産業を両立させるために、これからの時代を生きていかなければならないということです。エコというものの見方を少し変えて、エコを自然に出来るように、それが産業につながるように、アイデアを出して少しでも早く、地球温暖化を止めなければいけないと思った。(司会H)
 僕達から出た意見は、「未来ではエコと産業が両立できる!」「エコと産業を両立させないといけない」などの願望でしたが、酒谷さんの場合は違って、エコと産業を両立させるという方法を細かく考えておられました。そういう風に、僕たちも創造基礎の授業を重ねて、考えていけるようになりたいです。(司会K)
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行事予定
2/29 卒業証書授与式予行演習(3年生 5・6限)
3/1 卒業証書授与式(10:00 講堂)
3/2 第3形式短縮授業、一斉清掃
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