最新更新日:2024/05/15 | |
本日:17
昨日:238 総数:1339147 |
『第71回 卒業式 式辞(概略)』
式辞
・・・・・(前略)・・・・・ 卒業生の皆さん,ご卒業おめでとうございます。皆さんは,創立71年目を迎えた本校の歴史と伝統を,しっかりと受け継ぎ,見事に発展させてくれました。中学校3年間の皆さんの努力と研鑽に,心より敬意を表します。皆さんの学習面・生活面での落ち着きと,行事や生徒会活動・部活動での頑張りが,「一生懸命はカッコいい」という藤森中学校の校風をより確かなものにしてくれました。この1年間を振り返ってみても,数々の感動のシーンが思い出されます。 4月に行った「沖縄」修学旅行。沖縄の「過去・現在・未来」における「光と影」を考えながら過ごした3日間でありました。1日目,平和祈念公園にて,厳粛な中で"平和セレモニー"が行われました。「僕達・私達は平和を求めます。」と声高らかに始まった「藤中・沖縄平和宣言」。そして結びに,「私たちは変えます。戦争のない明るい未来へと。私たちは誓います。後世に伝えるという大事なことを。」と宣言しました。真の平和を希求する,皆さんの確固たる決意を感じました。また,2日目は,沖縄の料理づくりや三線体験,農業・漁業体験など,京都ではできない貴重な経験を,現地の方々の優しさに包まれながら,体験することができました。 そして,3年生のパワーを最も感じたのは,「藤中祭」でした。「合唱コンクール」では,各クラスの心のこもった歌声に心揺さぶられました。その中でも特に,「3年学年合唱」では,最上級生としてのプライドをかけた歌声に魂が震えました。来年度の目指すべき目標を,1・2年生にしっかりと示してくれました。また,「文化の部」での"家族愛"をテーマにした「学年劇」では,そのクオリティの高さと,魂のこもった熱演に体育館が静寂に包まれました。そして,平成最後となる「藤中祭」のフィナーレを飾った「体育の部」では,3年生の集団演技に,グラウンドの空気が変わりました。あらためて3年学年集団の団結力の強さ・絆の深さを感じました。 更に,「自分たちの手で藤中をもっといい学校にしよう」と,「生徒会活動」「各種委員会活動」などの自治活動も活発に頑張ってくれました。第70期生徒会の目標は「天の川」でした。「一人一人の個性が輝いて大きな川になる」という意味が込められていました。そしてその精神は,現在の生徒会目標にも受け継がれています。在校生の皆さん,3年生からのバトンをしっかりと引き継ぎ,「一人一人の違いが大切にされ,自分らしさがより豊かに光り輝く学校」,即ち,「潤いと勢いのある学校」に高めていってください。 また,部活動では,日々熱心に練習に励む皆さんの姿に,学校がより一層活気づき勢いを増しました。運動部では,毎日の厳しい練習に耐え,学校の代表として誇りをかけて大会に挑む姿から,たくさんの勇気と感動をもらいました。個人の活躍も素晴らしかったのですが,今年度は,チームスポーツで輝かしい結果を残してくれました。また,文化部においても,常に個性豊かに・熱心に取り組み,科学的・文化的に質の高いものを創造してくれました。卒業生の皆さん,部活動で得た友人は一生の友となります。これからも,友情を大切に育んでいってください。 ・・・・・(中略)・・・・・ 最後に,卒業生の皆さん。藤森中学校は皆さんの母校です。この学び舎で学んだ三年間を誇りに思い,「今日から新たな一歩を,力強く踏みしめながら,前へ前へ」と,「自らの将来を切り拓いて」いってください。皆さんの新たな旅立ちの行く先に,幸多かれとお祈りし,式辞とさせていただきます。 平成31年3月15日 京都市立藤森中学校 校長 浜矢 全 『藤中だより15号』を,配布文書にアップしました。
本日配布します『藤中だより15号』(今年度最終号)を,右側の『配布文書』にアップしました。
今号の内容は・・・ ○3年生は,いよいよ旅立ちの日 を迎えます…! ○H31年度4月の主な予定(暫定) ○最後に3年生の皆さんへ です。 卒業式まであと一週間となりました。3年生は公立高校中期入試も終わり,昨日から卒業前行事となっています。来週13日(水)には,『3年生を送る会』が行われます。在校生全員が参加しての『卒業式』とも言えます。この『送る会』が,卒業式に向けていい雰囲気をつくってくれます。寂しい中にもたくさんの温かさと決意が感じられるような『送る会』になるよう,各学年とも集中して練習に取り組んでいます。『感謝・感動・決意』に溢れた卒業式をみんなの手で創っていきましょう。 <お詫び> 「藤中だより14号」の3月予定で,離任式の開式時間を9時30分と 記載しておりましたが,正しくは9時開式です。訂正し,お詫びいたし ます。 ※離任式 開式時間:(誤)9時30分⇒(正)9時 開式 (写真は、本日の卒業式の学年練習の様子です) H30 公立高校中期入試 前日指導 激励の言葉
いよいよ明日,公立高校中期選抜入試です。
10年ぐらい前は,3月に実施する公立高校の入試が受検本番という感じでありましたが,明日は本校から約80名が受検します。ここまで本当に粘り強く頑張ってきました。前期の普通科は定員の30%の合格でしたが,中期は70%になります。恐れるに足りません。決して臆することなく,明日の入試に臨んでください。 さて,今日で中学校の教科授業が終わりました(入試以降は,卒業前の行事になります)。即ち,義務教育9ヶ年の教科授業が終わったということになります。そう考えると,何か寂しくもあり,感慨深いものがあります。言葉を変えると,社会人として必要な基礎となる学習は終えたということになります。このことも自信に換えてほしいと思います。 さあ,入試に臨む今だからこそ,中学校3年間の成長を振り返ってほしいと思っています。成長したことを力に換え,明日の起爆剤にしてください。 学校外でも様々な学びがありました。1年生の自然教室では新しい友達も増え,大自然の中で貴重な体験をすることが出来ました。また2年生の生きチャレでは,働くことの意味や社会の一員としての自覚と責任についても考えました。そして3年生の修学旅行では,沖縄の歴史にある光と影を考えた3日間でありました。この様に学校外でも多くのことを学び成長しました。 行事でもそうでした。特に,9月・10月の藤中祭では,全校生徒を引っ張っていってくれました。素晴らしいリーダーシップでした。そこには最高学年として,大きな成長がありました。 その他,生徒会活動・部活動においても,心身ともに大きく成長しました。そして今,学校全体が落ち着いているのも3年生のおかげと思っています。皆さんの成長が,学校全体の成長につながっています。 その一方で,成功ばかりではなかったと思います。様々な悩み・失敗もあったのではないでしょうか。そんな困難な場面も,試行錯誤を繰り返しながら自分なりに乗り越えようと頑張りました。たとえ乗り越えられずに思うような結果に結びつかなかったとしても,振り返ってみればそこには必ず心の成長があったはずです。 皆さんには,このように成長してきたという尊い3年間の歴史があるのです。たくさんの学びや成長を自信に換え,明日の入試に挑んでください。「一生懸命はかっこいい」,受検においてもこの姿勢を貫いてください。皆さんの健闘を心より祈念しております。 平成31年3月5日 校長 浜矢 全 |
|