最新更新日:2024/04/27 | |
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成長とは
学校生活1年の節目である修了式を迎えました。「皆は成長したでしょうか?」って尋ねることがよくあります。成長ってどうなることを言うのでしょうか。私たちの昨日の自分と今日の自分とは違います。何が違うのか。それは身体を創っている細胞が違います。日々、私たちの身体は細胞分裂を繰り返し、昨日と今日の身体は確実に違っています。そのことは365日後には明らかに身体が変わっていることに気付きます。それを成長と言えば成長です。しかしその成長は動物にも言えることです。家にいる猫の身体は大きくなりますが、同じ行動を毎日続けています。その行動には変化や違い、あまりありません。動物にはない人としての、人間としての成長。それは物の見方、考え方、捉え方が増えることです。以前はこれしかないと思っていたことが、こんなふうに考えることもできるんだ、と思えるようになる。感じ方も増えると、以前はいらついていた事がいらつかなくなる。これが人間、人としての成長です。一言で言えば、価値観が増える事。思考の方法が増えることです。多様な見方、考え方を獲得することが成長の証なのです。その成長は、意識して行動しないと獲得できません。本を読んで自分とは違う生き方を知る。いろんな体験をして今までに知らなかった事象に触れる。そういう行動を意識しないと人としての成長はありません。明日の春休みから1年間、本を読むことや新たな体験や経験をして価値観や考え方が多様になった2年生、3年生の姿を期待しています。
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