京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成〜言語能力と地域創成力を伸ばす〜

そったく夏休み直前号より

 本校にてスケアードストレイト方式(プロのスタントマン)による交通安全教室が三小学校の5・6年生も参加して開かれ,リアルな演技にびっくりしました。子どもの数が1.5倍になるだけで随分と賑やかになるものですね。小学生の積極的な参加態度がとても元気で,良かったです。今後さらに低学年も参加できる行事を模索して,互いの成長が期待できる取組を展開していきたいと思います。
 さて,ここ京北は,春は「花降る里」ですが,夏は「星降る里」でもあります。先日,小5の長期宿泊学習にお邪魔し,宇宙の話をさせて頂きました。子ども達に質問を聞いたところ,一番に返ってきたのは「宇宙人は本当にいるか?」でした。宇宙人はいるのか,宇宙は何処まで続いているのか,宇宙の外はどうなっているのか,そんな疑問を持った人はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
 今,宇宙の探索や発見は急ピッチで進められています。我が太陽系でも,生命の存在が期待できる「水」が発見された木星の衛星エウロパと土星の衛星エンケラドス。木星の探索に関してはNASAの探査機「ジュノー」が,5月に木星に最接近し,誰も見たことが無い極付近の素晴らしい画像を送ってきました。3月には地球からわずか39光年の距離にある恒星トラピスト1に,地球によく似た惑星が7つもいっぺんに発見されました。これらの惑星は公転周期が数日だそうで,ということは2,3日で春夏秋冬が繰り返されるめまぐるしい星で,目が回りそうです。また,約7億5000万光年の距離にある銀河には,超大質量ブラックホールのペアの動きが発見されたそうです。これは太陽の質量の100億倍以上のブラックホールがペアで回転しているもので,銀河と銀河が衝突して出来た可能性が高いと言うことです。私たち人類を作る有機物も,もしかしたら,地球で出来た物では無く,宇宙空間から降り注いだという説もあります。だとすると私たちは何十億年も前に繁栄し,絶滅して爆発した宇宙人の欠片から生まれたと言うことになります。
 そんな最新の発見に胸ときめかせながら,夏は美しい夜空を見上げてみませんか?織姫と彦星が天高く輝く季節です。8月12日深夜(13日未明)ペルセウス座流星群が見られます。今まさに木星と土星がとてもきれいに見えます。夏休み後の8月26日には第二回天体観望会も予定しています。望遠鏡で初めて見る,木星の縞模様やガリレオ衛星,土星の輪はきっと感動します。もしかしたら宇宙人が手を振る姿も見える?かも知れません。

小中一貫教育校の取組状況

 今年度に入って,PTAの参画の下,小中一貫教育校開校に向けての話し合いが開催されました。地域や保護者の皆様には,「一貫校検討協議会だより」が年に数回発行されますが,これからは,周中HPや学校だよりでも,少しずつお知らせをしていきたいと考えています。

○「4小中学校PTA・3保育所保護者代表者会」開催
  ※「通学服(標準服)」や「給食の実施方法」に
   ついて検討しました。
  ※5月25日開催の「第1回保護者代表者会」では,
   給食の実施方法について,「全学年で自校調理
   方式(全員給食)」が望ましいとの方向性を確
   認し,全保護者(保育所含む)から意見等を募
   ることを決定しました。
  ※6月12日開催の「第2回保護者代表者会」では,
   「通学服(標準服)」の着用学年について,
   第1回に引き続き協議し,全保護者(保育所含
   む)対象にアンケートを実施することを決定し
   ました。

○6月28日:「第6回京北地域小中一貫教育校検討協議会」開催
  ※29年度の取組予定や保護者代表者会等の内容を
   確認し,新校舎の設計等について報告・協議し
   ました。

○同日:「通学安全検討部会」開催
  ※通学バスの乗車範囲や運行方法について,学校
   単位のグループに分かれて協議しました。

そったく7月号より

 先日,周山中学校区地生連(地域生徒指導連絡協議会)総会が開催され,京北地域の子どもたちの健全育成に携わる,学校関係者・PTA・地域の皆様が一堂に会し,京北の現状と本年度の事業について交流し合いました。
地生連は,昭和58年に全市の中学校単位で発足しました。私がちょうど教壇に立った頃で,その頃はいわゆる「校内暴力」「荒れ」の全盛期でした。喫煙・シンナー・深夜徘徊・非常ベル・爆竹・窓ガラスなどの器物破損・ケンカ・対教師暴力などが日常的に多発し,私たち教師は連日の深夜に及ぶ生徒指導・家庭訪問で身も心も疲れ切り,本務である授業の準備もままならぬ中,よく分かる授業・一人ひとりを落ちこぼさない指導が出来ぬまま,授業が分からないから,学校が面白くないからさらに荒れる,という悪循環の時代でした。より「強い力」が求められ,力で制圧しようとする「管理主義教育」という言葉も生まれました。
そんな中,私たちは真に子どもたちを変えていけるのは,子どもたち自身の力である事,それを導くための教師と生徒との人間関係,いわば「信頼の力」こそが大切であるという信念を持ち,生徒会を中心とした学校の立て直しや,地域ぐるみ・保護者ぐるみの運動があちこちで展開されました。それが地生連発足の歴史でもあると考えています。
私が昨年度本校に着任して以来,学校経営方針の一つとして示しているのは「指導から支援」という発想の転換です。これは私が荒れの時代から現在に至るまでの中で,身を持って感じてきた理念です。子どもたちの中に眠る力や,それぞれ違った個性を引き出してやること,また学び方の違い,それらを援助する姿勢で私たちは子どもたちと関わり合いたいと思っています。それは本学校便りの題「啐啄」にも繋がる理念だと考えています。
京北地域は小学校も中学校も大きな問題行動は無く,比較的落ち着いた環境の中,学習が進められています。しかし問題は無くても課題はあります。京北も随分と情報インフラが整備されたとお聞きします。今後,洪水のように様々な情報があふれ来る時代の中,ツイッターやフェイスブック・ラインなどのSNSにおいて,安易に個人情報を流したり,他者の誹謗中傷を書き込むという事案が,街中では多発しています。私たちは,今では無く,先を見通して,子どもたちに必要な力をしっかりと見極め,適切な支援を展開していくことが大切だと思っています。

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