京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成〜言語能力と地域創成力を伸ばす〜

校長室より6月

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 二十四節気の一つ「芒種」を過ぎ、五月雨の季節となりました。毎日すっきりとしない日々が続いておりますが、平素は本校教育にご理解・ご協力を頂き、誠にありがとうございます。
 この季節、天気はすっきりとはしませんが、若芽や青葉がぐんぐんと育ち、野山に青臭い独特の香りが漂うと何やら懐かしいような、また力が体の底から湧き出てくるようなそんな感じがします。生物としての人間は、五感の中でも嗅覚によって季節を感じ、相手を感じ、生を感じるものなのかも知れません。
 さて、そんな梅雨の合間をぬうような晴天の下、周中三大行事の一つである体育祭が下記の記事にもあるように盛大に行われました。当日の頑張りや感動は、当日はもちろんですが、むしろ表面には見えにくいそれまでの取り組みに価値があると考えています。二色に分かれた各色のリーダーたちが、成功と勝利に向けて雄叫びを上げ、その思いをチーム全体に浸透させる中で、1年生から3年生がスクラムを組み、文字通り一つになって気を注入する姿は、小規模校である周山中ならではの伝統であり文化であると思います。相手チームは「敵」では無く「好敵手(ライバル)」であれ。ライバルがあるからこそ、切磋琢磨し合い、高め合い、成長し合える。そんな尊敬すべき存在として互いがある。だからこそ、体育祭当日に、みんなが心から一生懸命になれるし、チームのミスは全員でカバーし、支え合える。そしてその結果に、感動し、歓喜し、嘆き、悔しがり、涙する。勝っても負けても、その都度みんなが流した涙は、青春の汗としてきっと大切な成長の糧となったことと思います。
 来賓・保護者の皆様、最後まで温かいご声援、本当にありがとうございました。

校長室より5月

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 草木の息吹が風に薫る季節となりました。平素は本校教育にご理解・ご支援を賜り、誠にありがとうございます。
 3年生は修学旅行を終え、次の取組に向けて邁進中です。また春季総合体育大会では若さあふれるプレーが各所で見られました。平成28年度がいよいよ軌道に乗ってきたようです。
 私は昔、担任したある生徒のことをよく思い出します。その生徒は授業中よく発表し、授業内容も理解し、小集団内ではリーダーでした。ところが定期テストの点数は芳しくなく、評価はいつも最下位でした。「どうして君は授業中分かっているのにテストではダメなんだ?この問なら君は分かっていたはずだ」と言うと、「何だそういう意味なのか。それなら分かっていました」と言うのです。つまり彼は、内容は理解できているのに「読む」という力だけが弱いために問題が解けなかったのです。これを今の言葉で言えば「LD」と言います。この生徒は問題文を読んであげるという支援をすることで飛躍的にテストを解く事が出来ました。
 本来、人の数だけ学び方があり、学び方の違いがあります。その違いに気づき、適切な支援をすることで学力はさらに伸びる可能性があります。私は、前号で学校生活の基本は他者に優しくなれる強さだと言いました。学校生活になじめたなら、次に目指したいのは「賢くなる」ことです。子どもたちの可能性をさらに伸ばし、学力を少しでも向上させていくための思いを左の構想図にしました。私たち教職員もまた、鋭い感性と気づきの力を鍛え、切磋琢磨して指導力を高めていきたいと思います。これからもご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

校長室より4月

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 平素は本校教育にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
この度、新しく着任して参りました、新井(あらい)と申します。前任の安藤校長の後を引き継ぎ、誠心誠意、使命を全うしていく所存ですので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 ここ京北の地に足を踏み入れて、壮大な自然とそこで暮らしておられるみなさんの力強さを感じました。「山に良材、里には人材」の言葉どおり、山や川・野にはたくさんの宝があり、京北の地を愛し、学校を支えて下さっているみなさんの思いにすぐさま出会うことが出来ました。
 「いじめ」や不登校が問題になっている昨今、このような素晴らしい地域で、まずは子どもたちが誰一人つらい思いをせず、生き生きと健やかに学校に通える、何よりそれが大切だと思います。学校教育と、地域の教育力、家庭教育の三つの柱で、この京北の良さをさらに伸ばし、また様々な課題を改善していける地域の主体者を共に育てていけたらと思っています。
 その第一歩として、入学式では一つに絞って、新入生にお願いをしました。それは「優しい」人になって欲しいということです。大人になるまでに身につけて欲しい力は、他にもたくさんあります。しかし、中学校生活を送る上で、最も大切にしなければならないことは何でしょう。生きていく上で、時には何か嫌なことに出くわしたり、つらい思いをすることもあるかも知れません。人は人にされたことはよく覚えているけれど、以外と自分が誰かにしたということは気づかないでいる事が多いものです。今の自分の言動は、相手に嫌な思いをさせていないだろうかと振り返ったり、態度を改められる「優しさ」をもって欲しいと思います。また、時には相手に腹が立つことがあっても、立ち止まって相手の言い分を受け入れ、自分と考えが違うのなら、納得するまで話し合いましょう。もし相手が間違いを認めてごめんなさいと謝ってこられたら許してあげるという「優しさ」をもって欲しいと思います。
 「優しさ」は、自分を厳しく見つめ、時には辛さに耐える「強さ」であり、相手を気遣い、文字通り相手を尊重する「思いやり」であり、自分と違う考えや意見を受け入れ共に歩もうとする「心の広さ」であり、正しい事を当たり前に実行できる「正義の心」であり、本当に大切な事は何か真実を探求する「真理の心」でもあると思います。
 共に素晴らしい周山中学校を創って行きましょう。

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学校行事
7/4 普通授業 6限前期人権学習公開授業
7/5 普通授業 一斉専門委員会
7/6 普通授業
7/7 普通授業 放課後自転車安全教室
7/8 1,3年普通授業 2年学習確認プログラム 部活アルバム写真 夏季大会壮行式
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