京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成〜言語能力と地域創成力を伸ばす〜

体育祭お礼

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 ずっと晴天続きのあと,なんで今日だけ降るかなぁ,と天にぼやきながら,一日順延となった体育祭が8日,暑くも無く寒くも無くの天候の中,盛大に開催されました。ご予定を狂わせたにも関わりませず,多数のご来賓・保護者のご参観を頂き,誠にありがとうございました。
 少人数の利点を活かすべく,子どもたちは次から次へとほぼ毎回出場し,応援席はほとんどカラの状態での競技進行となりましたが,どの競技も精一杯の参加や,応援が見られました。とりわけ,午後からの全学年でのムカデリレーでは,逆転,再逆転の連続でとても見応えのあるレースでしたが,結果は白組の勝利。白組の歓声は当然のこととしても,紅組の最終ランナーをみんなで迎え入れ,白組のほぼ全員が紅組を称えて拍手していました。またあるレースでは,大幅にレースから遅れた選手を紅白関係なく全員が「頑張れ!」というオーラを一点に送り続け,ランナーがゴールしたときには会場全ての人たちの暖かい拍手が贈られていました。このような暖かい優しさが,ここ京北の子どもたちの血の中に流れていることをとても誇りに感じました。
 全てのブログラムを終え,チームは解団式を行いました。開会式の冒頭,もしお時間が許せば参観していって下さい,の呼びかけに思ったより多数の保護者が残って下さいました。僅か2週間足らずの取組ではありましたが,周山中学校の体育祭の伝統を守るべく,とりわけ3年生は最高学年としての責任とリーダーシップを精一杯発揮しようと努力しました。その思いが一杯詰まった解団式は,勝った方も負けた方も,見ている者の心を熱くします。
 今年もとても清々しい,体育祭を成功裡に終えることが出来ました。最後まで暖かいご声援,ありがとうございました。

そったく6月号より

 青空がどこまでも清々しく,風爽やかな季節となりました。平素は本校教育にご理解とご支援を賜り,厚く御礼申し上げます。
 周中三大行事,体育祭に向けて,生徒向けの冊子に次のような挨拶を寄稿しました。
『体育祭にしても,運動部の部活動にしても,私たちは「勝利」を目指して頑張ります。このときの「勝利」は目標です。目指すものに向かってみんなが一致団結して取り組んでいくべき基準です。時には「優勝」。時には「ベスト8」。時には「まず一勝」。いろいろ変わっても構いません。しかし,体育祭の場合,その目標を達成できるのは,紅か白かどちらか一方だけです。部活動の場合,頂点に立つのは何十校もある中でたった一校だけです。では,負けた他の何十校にとって試合は,無意味だったのでしょうか?
 そんな事はありません。試合をするための意義,それこそが「目的」なのです。勝つことは目標ではあるけれど,目的ではありません。目的とは,共に汗を流し,競い合い,切磋琢磨する中で,互いの素晴らしさを認め合ったり,互いの頑張りにエールを贈り合ったり,上級学年が下級生の良き手本として,スポーツマンのあるべき姿を示すことが出来たり,人として,人間として成長すること,それがスポーツの目的です。
 周山中学校の体育祭は,それらの目的に対して,勝った方にも負けた方にも,十分に価値があったと言える,そんな良き伝統を持つ大会です。
 3年生のリーダーシップに,大いに期待します。
 全学年が,仲間の頑張りを力一杯支え,応援する姿を期待します。
たくさんの汗と共に,心も熱くなる大会になることを期待します。』
 この事は,私たち指導者も自らの心に刻む必要があります。かつて全国的に部活動において,目標と目的が混同され,勝つためにはあらゆることが許されて然るべきという風潮の中,行き過ぎた指導や,燃え尽き症候群・スポーツ障害などの問題を生みました。その事をしっかりふまえた部活指導を推進して参りたいと思います。そしてスポーツの持つ素晴らしさを多くの子どもたちが学んで欲しいと願っています。
 体育祭が,晴天に恵まれ,素晴らしい大会になることを心から祈ります。

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