京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2018/07/17
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学校教育目標 京北地域の主体者として,伝統と文化を受け継ぎ,自らの進路と地域の未来を切り拓いていける子どもの育成

そったく6月号から

 平成32年度開校予定の小中一貫教育校の建設が進められています。昨年度末から土木工事が始められ,事前の準備として埋蔵文化の発掘が行われました。校門を入ってすぐ左手の周山廃寺跡は従来から目に触れる場所にあり,当時の東堂の礎石跡があり,春にはシートを敷いてみんなで花見弁当などを楽しんできました。今回の発掘では,さらに西の元々特別棟が建っていた場所に西堂があったことが発見されました。埋蔵文化研究所の方のお話では,西堂はあったと推測されてきたが,その礎石などはすでに破壊されて存在しないだろうと思われていたそうです。ところが今回,3m以上掘った中から大きな礎石がきれいに出土し,大変驚かれていました。これは以前に調査され,特別棟を建てたときに,史跡を大切に残そうと,当時の方々が丁寧に盛り土をされたのだろうということで,その当時から埋蔵文化を大切にされてきた人々の思いが感じられ,とても喜んでおられました。他にも飛鳥時代の瓦が多数出土し,せっかくの機会だからと,全クラスに社会科の授業として,研究所の方に現場で授業をして頂きました。生徒達も大昔の出土品に,思いを馳せながら興味深く授業を受けていました。再来年には大河ドラマで,周山城を築城した明智光秀が取り上げられるなど,京北も歴史的に何かと注目を浴びそうです。
 さて,本校では年に7月と12月の2回,集中的に人権を考える学習を行っています。7月の今回の内容は,1年生が「人権とは何か」,2年生が「性差別」,3年生が「同和問題」について学習を行います。多くの差別や偏見は,無知から生じます。知らないのに,勝手な思い込みで決めつけたり,多様な価値観を否定して,自分だけの独りよがりな価値観に固執することで,問題の解決を妨げることもあります。知らないことは恥ずかしいことでは無いけれど,真実を知ろうとしないことは恥ずかしいことだと思います。様々な偏見や差別,今の社会の問題から目をそらさず,真摯に真理を探究する姿勢を持って欲しいと願っています。
 いじめは良くないことだと誰でも分かっています。人権を大切にしなければいけないと言う事も誰もが分かっています。しかし,それでも傷つく人がいます。傷ついた経験をしたことがある人はたくさんいます。人は弱く,過ちを犯します。しかし,時には立ち止まって自らを振り返ったり,別の角度から考察したり,一つのテーマで他者の意見に耳を傾けたりすることで,一歩成長することが出来るし,少しだけど人権に対する感性が研ぎ澄まされるように思います。また学習したことをご家庭でも振り返って頂ければうれしく思います。

そったく5月号から

 先日,3年生の修学旅行が大きなケガもなく無事終了しました。ここ数年は関東方面を訪れ,必ず都内班別研修を取り入れています。普段,公共交通機関を使う機会の少ない生徒にとって,人酔いする程の大都会での移動はまさに初めての体験です。京都の十字型の単純な地下鉄ではなく,都営地下鉄と東京メトロが互いに乗り入れ,JRや私鉄各線も加わってそれはまるで迷路です。今の時代,スマホがあれば乗り換え案内のアプリや地図アプリで目的地まで案内してくれようと言うものですが,生徒達は路線図を睨み,時刻表をたどりながらの移動となります。おまけに再集合場所の東京丸の内の地下は広大で入りくんでいます。そうした状況にもかかわらず,集合時刻には誰一人遅刻することもなく,揃うことが出来ました。おそらく途中,不安な気持ちにもなった事でしょうが,互いに協力し合い,考えを出し合って,ゴールにたどり着けたことは,大きな自信となったに違いありません。マリンスポーツ・第五福竜丸での平和学習・TDL・東京スカイツリーと,十分に二泊三日を満喫した生徒の顔は,多少の疲れと共に満足感で溢れているようでした。最後の帰りのバスで,旅行の成功の締めくくりとして,感謝の心を持つことを訴えました。この旅行を運営してきた修学旅行実行委員への感謝。1年の時から企画立案し,安心・安全に万全を尽くしてきた学年の先生や添乗員さんへの感謝。そして,高い旅行費用を工面し,行きも帰りも温かく送迎してくれた家族への感謝。そんなたくさんの心が豊かになれたなら,修学旅行はとても価値あるものであったに違いありません。
 さて,次は修学旅行で培った団結力や企画力を活かすべく,周中三大行事の一つである「体育祭」です。一生懸命であることを,時に揶揄し,時に恥ずかしがる風潮が社会には見られます。一生懸命である事は,見ている者に大きな感動を与え,とてもカッコイイ事であることを,純粋に周山の子ども達は学んで欲しいと思います。1位を取ることは素晴らしい。でも力一杯ライバルの背中を追いかけた2位も素晴らしい。そして,アクシデントでつまづいて,それでも諦めずに,全力で走ったけれどビリになった事もそれ以上に素晴らしい。だからこそ会場からは惜しみない拍手が贈られます。今年もまた,最上級生がイニシアチブを取る,一生懸命な体育祭が繰り広げられることを期待したいと思います。

そったく4月号から

 平成30年度がスタートしました。今年度は新しく36名の新入生を迎え,総数は114名と昨年度と同数になりました。入学式で,2,3年生とは,ひときわ違っていたのは制服でした。新しいデザインの制服にリボンとネクタイがワンポイントに輝く新入生は,平成32年度開校予定の小中一貫教育校の最上級生として,最初の卒業生として京北の新しい歴史を刻んでいく中心となってくれる事と思います。
私も京北に着任し3年目を迎えることとなりました。生徒達は本当に素直で真面目です。靴を脱ぐときは,当たり前のようにきちんと並べる事が出来ます。雨の日に校舎に入るときは,濡れた傘から雨水を払い落として入っていきます。当たり前の事が当たり前に出来るという事は,実はとても大切な事だと感じます。それは三世代でお住まいの方で,おじいちゃん・おばあちゃんの日頃の声かけや思いが,また近くの子ども達は地域みんなで見守っていくんだという思いが,いつの間にか自然にそういう子どもを育てているのだと思います。それは都会暮らしを多く経験してきた者ほど,京北に来て何か懐かしい,ほっとする感覚を味わう事と重なるように思います。
 一方,子ども達には物足りなさも感じます。いわば力強さのような,発信力のような積極性やコミュニケーション力のようなものです。京北には素晴らしい文化や財産が数多くあるのに,その良さに気づいていなかったり,その良さを世界に発信したり,大切にしながらも,さらにこれからを見据える力のようなものが育つことを願います。未来のあるべき姿をどれだけイメージできるのかがポイントになることでしょう。そのために,まずは自らの住む京北をよく知ることと,京北以外の事を知り比較することが必要になると思います。最近,街では溢れるくらいの外国の方に出会います。京北の子ども達にもそうした街の世界の多くを感じさせ,改めて京北を振り返り,未来をイメージしてくれたらと思っています。
 今年度,京北4小中学校は学校教育目標を一つに統一し,上に述べたような子ども達を育てていくため,一致協力して取り組んで参りたいと思います。今後ともご理解・ご支援賜りますよう,よろしくお願い致します。

新年度がスタートしました

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 新年度がスタートしました。
 町の桜は,先日の土日がピークを迎え,どこもかしこも花見客でいっぱいでした。
 この冬,例年に無く低温の日々が続いたせいか,京北,ここ周山中の桜は,昨日になっていよいよ開花が始まり,今日はあっという間に満開近く開花しています。このまま入学式まで咲いていることを期待したいと思います。

 新しい年度,子ども達も私たちも何かの節目で気持ちを入れ替え,気持ちを新たにすることでまた頑張っていこうという気持ちになります。今年度は,新しい学習指導要領の先行実施も小学校・中学校でスタートします。これを機に,周山中学校と校下3小学校がこれまで以上に連携し,京北の子ども達の成長を見守りたいと思っています。今年度4校は,同じ京北の子ども達を同じ気持ちで育てていくため,学校教育目標を一つに統一することにしました。また平成32年度開校予定の小中一貫教育校の新校舎の建設が,本年度後半から着工されます。関連して,今年入学してくる新1年生は,新校の第一期生として,まさしく新しい制服に身を包んで校門をくぐることでしょう。今から,入学式が大変楽しみです。

 これまで周山中学校が育み,伝えてきた伝統を大切に受け継ぎながらも,新しい伊吹を吹き込み,よりよい学校を創っていくため,教職員一同一丸となって取り組んで参りますので,ご支援・ご協力を心よりお願い申し上げます。

 周山中学校 校長 新井保
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