最新更新日:2020/03/27 | |
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「私の道」 畑段 嵐士 氏 その2
中学校では普通の生徒だった僕がなぜ今ここまで成功できたかというと、もちろん努力をしたということもありますが、一番の要因は、何でもチャレンジし、まずは始めてみるという行動や、一歩踏み出してみる勇気を持ったからだと思います。
努力をするといっても、初めは何について努力をすれば良いか分からないし、目標がなければ努力はできないと思います。 また、目標を見つけろと言われても簡単に見つかるというものではありませんし、今すでに目標がある人も新しい目標をどんどん見つけることは簡単ではないと思います。 僕自身も、最初から競輪選手になりたいと思っていたわけではありません。 一つ一つ新しいことを始めて、少しずつ目標を達成していくうちにだんだんと競輪選手という道が見えてきて、目指すようになりました。 具体的に言うと、僕は中学三年生の時に北桑田高校自転車部に勧誘されて入部することにしたのですが、まずそれが最初のチャレンジだったと思います。 自転車部に入るときは全国大会で活躍したいというざっくりとした目標はありましたが、そこまで具体的なものではありませんでした。 まずは目の前の目標として、先輩の練習についていくことや、自分より早い同級生についていくこと、昨日よりも速く走れるように集中してコンディションを整えることなど、毎日の小さな目標に向かって頑張っていく中で、京都大会、近畿大会、全国大会、世界大会とだんだんと目標も大きく、ざっくりとした目標も具体的なものとなっていきました。 大きい大会で活躍することはものすごく困難なものに感じるかもしれませんが、本当は日頃の少しの努力の連続であり、案外難しいものではありません。よく人の二倍努力をしろと言われますが、僕は人よりもほんの少し努力することや、何かを始める時の決断をする小さい勇気、理由をつけてやっぱりやめておこうとする妥協をしないことが大事だと思います。 少しの努力なら続けやすいし、そのうち楽しくなってもっと頑張ることができるかもしれません。 まずは、何でもやってみること、チャレンジすることが大切だと思います。 そうすることで目標ができ、やるべきことが見つかるかもしれません。 もし始めてから自分に合わなかったり嫌になったりしたら、やめてもいいと思います。 僕は何もしないより、何かしてやめるほうが勉強にも経験にもなりますし、やめることが悪いのではなく始めないことが悪いと思います。 中学生の皆さんには、どんどん新しいことにチャレンジしたり、新しい目標を持ったりしてほしいと思います。 そうするうちに、人生が大きく良い方に進むことこともありますし、少しの努力から素晴らしい人生に変わるかもしれません。 皆さんも是非楽しみながら頑張ってください。 |
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