京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/30
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『埋蔵文化財研究所出前授業 〜1年生社会科〜』

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 本日、京都市埋蔵文化財研究所から吉崎伸先生にお越しいただき、1年生の社会科にて、特別授業を各クラスで行っていただきました。

 1年生の社会科では、前半に地理を学び、今週から歴史的分野の学習が始まっています。中学校での歴史との出会いにふさわしく、吉崎先生が研究所から持ってきてくださったのは、なんとホンモノの土器と石器8点です。京都は埋蔵文化財の宝庫で毎日のように発掘調査がされていますが、今日はその発掘された遺物のいくつかを持ってきてくださいました。今日の授業の目標は、「考古学者になったつもりで史料と向き合い、考えることができる。」です。

 授業では、生徒達が、実際に土器や石器に触りながらその用途や時代を予想し、先生に解説をしていただきました。もちろん土器を触るのも石器を触るのも初めてという生徒ばかりでしたが、細かいところまで観察し時代や用途について考えました。釉薬の有無や、煮炊きの跡なども発見していた班は吉崎先生からも「さすが!すごいなあ!」とお褒めの言葉をいただきました。

 また西京高等学校が建っている土地の発掘調査についてもお話をいただきました。西京高等学校の土地は、平安京の右京に位置し、伊勢神宮へ奉仕をする斎王の邸宅跡だということがわかっています。あのグラウンドの下は、実はもとは寝殿造の庭園だったそうです。その発掘時の写真を見せていただくと池の跡や柱の跡がはっきりと残っていました。

 最後に、旧石器時代から縄文時代の日本列島の気候の変化によって住む動物が変わったり、それに伴って人々の利用する道具が変わっていく様子を講義してもらいました。特に縄文時代のお話では、縄文の「縄目」をどのように作るかをティッシュペーパーを使って実演してもらったり、弓矢の模型で実際に的を射ていただいたり…とわかりやすく解説いただきました。

 ティッシュを撚って縄目を作ると、力を入れて思いっきり引っ張ってもちぎれない強度が生まれることがわかったり、すばやい動きの動物も仕留められそうな速さで矢が飛んでいくことを目の当たりにしたり…縄文時代の人々のくらしを想像することができました。

 生徒からは「自分たちの身近な場所が遺跡だったことにびっくりしたし、縄文時代の人々の知恵を実感できて面白かったし驚きの連続だった」という感想がありました。歴史の学習とは、人が調べたことを本などで読むだけではなく、実際に自分で調べてみたり考えたりすることにおもしろさがある、そんなことを吉崎先生から教えていただくことができたように思います。

 吉崎先生、本日はたいへんありがとうございました。


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