京都市立学校・幼稚園
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ようこそ 西京高等学校附属中学校へ!  西京の 青き木陰に 美しき 心むすびて いざ友よ ともに学ばむ

『3年生 学年集会』

 冬休み前学年集会を持ちました。EP-A 実行委員からレポートに関しての連絡があり、現段階でのアドバイスや、今後の進め方、役割分担についてでした。その後、実行委員長より、冬休み中に保護者の方と一緒に持ちものの確認をしておくよう、決して保護者任せにならないようにと注意がありました。そして学年代表から、ここまで臨時の学年集会を2回もったことからの話として、二人の生徒にマイクが順に渡されていくことになりました。というのは、今の14期生の全体像と、自分を照らし合わせて考えたときに、あまりにもかけ離れていた。その後悔からくるこれからの決意を学年の前で発表してもらうというものでした。

 生徒たちの発表となると数人は上の空となることもありますが、今回この二人の発表は全員が顔を上げ、真剣に聞き入っていました。代表委員長は自分たちが臨時集会をしてきた意味があったと涙し、その場に居合わせた学年のすべての先生たちの胸を熱くしました。
 
 この発表は14期生だけではなく、附属中学校の生徒全員に、とくに今、壁にぶち当たっていたり、もしかしたら入学したことを後悔していたりする人たち、あるいはこれから西京を目指す人たち全員に聞いてもらいたいと思えるほどすばらしいものでした。
 
 ここに原文のまま掲載しておきます。

 僕は小学校3年生の時から塾に通ってこの学校に入って来ました。中学校一年生の時は、今までまったくゲームをやってこなかったということもあって、ゲームなどを優先していた。3年生になって勉強を優先しているかというと、そうでもない。そして、EP-Aでも自分から委員に入っていくということもしなかった。先生に怒られた時だけ委員に入るという感じだった。そういったところで僕は西京にせっかく来たのにもったいないことをしてしまった。
 このことを、僕は今頃になって気づかされました。少し遅すぎるが、「〜のために〜をする。」という目標を持とうと思う。僕は周りの人を見ていて、なぜこんなに勉強を頑張れるのだろうとずっと思っていました。僕にとって勉強は将来自分がどんな仕事に就くとしても、必要だから勉強が嫌いだがやらなければならないものだと思っていました。
 しかし、周りの人たちを見て少し考え方が違うのかなと思っていました。勉強というのは将来の自分をゴールとしたときに、ただの中間地点なのかなと思いました。将来の自分までには主に中学受験もしくは高校受験、そして大学受験という大きな節目があります。僕にとって中学受験をした時、西京という目標があり、それに向かって勉強していましたが、西京に受かった後のことを一切考えていませんでした。そのせいもあって、中学に入ってからも勉強をし続けるということが出来ていませんでした。
 しかし、人生という大きなものを考えた時、勉強というものは大学を卒業するまでですが、そこから仕事に就きその仕事を頑張っていくという、進み続けるということが大切だと思いました。この、進み続けるためには、目標というものが必要になってくると僕は思いました。僕は将来何になりたいという明確なものは持っていませんが、自分のことを一部の分野の人はほとんどが知っているくらいにすごい人になりたいという思いがあります。そのためには先ほど言ったように進み続けるということが一番大切だと思います。
僕はつい最近、人と一緒に何かをしている時、相手が頑張っているから自分も頑張ろうという思いを持って取り組めた時がありました。この学校では、一緒に高め合うことの出来る人たちがとてもたくさんいます。そのことを今さらながら実感しました。僕はこの環境を今までむだにしてしまってきたが、これから、少し遅いですが、目標に向かって頑張っていこうと思う。
                                      S.H

 西京生は自分の夢などを叶えるために、自分がやるべきことを考えて行動している。その中で自分は何にも挑戦せず、ただいるだけの人間になってしまっていた。何かに自分が取り組もうとするわけでもなく、他の人がただ頑張っているのを見ているだけになっていた。その状況に危機感はあっても、何とかなるだろうと思っていた。でも何もしない人間には何も身につかず、差が広がっていった。西京生はしなければならないことは当たり前にできていて、そこから自分がやってみたいことや自分が成長するために必要なことをしている。でも、自分はしなければならないことから逃げて、したいことだけをしてきた。力は身についていかず、西京にいる意味がなくなっていった。西京だからできることがあったのに、どこでもできるようなことしかしていなかった。西京でなければそれで良かったかもしれないが、西京だと普通以下で何のために学校に来ているのかがわからなくなっていた。西京では勉強はもちろんだが勉強とは違う、社会で生きていくためのことも学んでいかないといけない。勉強だけできても社会では通用しない。仕事では自分の予想外のことが起こることもあるが、それを乗り越えるためには勉強だけでなく、人を動かす力なども必要になってくる。その力をつけるために西京にみんなが行きたいと思うし、西京ではその力をつけてくれる。そんな恵まれた場所を自分から捨てようとしていたことを反省したい。
 西京に入るために多くの努力をして、そして自分の手で掴み取ったのに、それを自分から手放していた。自分が行きたくて入ったはずなのに、入った後は受験がないからとぬるま湯に浸かっていた。本当なら受験がないからその余った時間を他のことに使い、人として成長するべきだった。他の人はその時間をEP‐Aの質を上げるのに使ったり、14期生としてこれからどうしていくべきかなどを話し合っていたりすることに使っていた。だが人に時間を自分は何のためにもならない、ただ自分がしたいことをする時間に使っていた。もちろんそういう時間はあっていいと思うし、息抜きの時間がないと倒れてしまう。でもその休んでいる時間が長すぎた。何もしていない人間が休んでいたら成長するはずがない。しなければならないことから逃げていただけだった。自分は弱い人間で怒られないとしようと思えない。でも受検は頑張れた。それは受かるという目標があったからだと思う。
 これから自分が西京生になるためには目標を立てないといけないと思う。怒られないと何かできないようでは、社会に出たときに怒ってくれる人がいないため、何もできないダメな人間になってしまうからだ。
 1つ目の目標は授業を聞き、提出物を出すということだ。目標にする必要もない当たり前のことだが、自分はその当たり前ができていない。そのことに危機感を感じて、普通の人の当たり前を自分の当たり前にしていきたい。
 2つ目の目標は自分のしたいことを見つけることだ。したいことがなく、何かに全力で取り組めていないから、時間が余り、無意味なことに大切な時間を割いてしまっている。もちろんすぐにしたいことは見つからない。でも、したいことを探す中でいろいろな世界を見ることができる。自分は今の段階で将来したいことが決まっていない。でも、いろいろな世界を見ていく中で、将来のことも少しは見えてくるかもしれない。
 また、したいことを見つけることができたら、それをやるために他のことも頑張ろうと思えると思う。そうなったら今よりも忙しくはなると思うが、もっと充実すると思う。西京生の言葉に、大変やけど頑張っているから楽しいというものがあった。最初聞いた時には何を言っているのかわからなかったが、3年間西京にいたことで少しずつわかってきた。EP-Aなどの実行委員をしている人たちは、自分よりも忙しくて大変なはずなのになぜか楽しそうだった。それは毎日が充実しているからではないかと思う。何かを成功させるためには、自分の最大限の力を出して頑張らないといけない。でも、そうやって全力で取り組めるものがあることはとても幸せなことだと思う。そしてみんなで成功させたときに、とても大きな充実感を得ることができると思う。自分も何かしたいことを見つけて、全力で取り組み、最高の充実感を味わいたいと思った。
 西京には何事も全力で取り組む人が多くいて、自分が頑張ろうと思える空間ができている。そのことに今になってやっと気づいた。もう少し早く気づいていれば良かったと感じるが、過去のことは振り返っていてもしょうがない。今、考えるべきことはこの空間にいる時間を延ばすことだ。他の人は自ら自分が今成長するために何をすべきかを考えて行動している。この人たちと同じステージに行けるように、今まで遅れてきた分を取り戻したい。もちろん追いつけないかもしれない。それでも自分の最大限の力を出して努力したい。そしてあの空間に自分も入りたい。高校になると中学の比にならないくらい忙しくて、もっと頑張らないといけない。しかし、西京生のあの空間にいれば自分も頑張れるのではないかと思う。これから社会に出て、自分の夢を叶えるためにも西京高校に行き、人として大きく成長していきたい。
T.S

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