最新更新日:2024/05/17 | |
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校長室から 12月号
校長室より・・・・・「夢や願いの実現に向けて大切なこと」
「夢や願い」を実現すること。これは人生の中で誰もが願ってやまないことだと思います。「このような仕事につきたい」「このような人生を送りたい」「あの人のようになりたい」等・・・。ささやかな夢から大きな夢まで,人はさまざまな夢を心に描いて生きています。 しかし,自分が描いた「夢や願い」を本当に実現している人は決して多くはないでしょう。幼い頃や多感な青年時代に描いた「夢や願い」も,困難な現実や厳しい試練に出会う中で潰えてしまう。また,日々の要請に応えることに追いまくられ,汲々としている中でいつの間にか忘れてしまう。厳しい現実を突きつけられて,「自分には無理,運も実力もなかった」と夢に向かうことをあきらめてしまう・・・。これらはよくあるお話です。 では,「夢や願い」を引き出し,それを実現するためには何が大切なのでしょうか。 子どもたちから教えられたできごとがあります。11月17日(木)に山科川土手沿いの周回コースを使って,伏見東支部10小学校で競う山科川駅伝(大文字駅伝支部予選会)が行われました。ご存知の方も多いと思いますが,この大会の上位2校に,大文字駅伝大会の本選出場資格が得られる大会です。保護者の皆様にも,走路員等でお世話になりました。 この大会では,スタートからフィニッシュまで子どもたちが,一生懸命にタスキをつないで走る姿を見ることができます。今年も本当に全力を出し切って走っていました。池田東小学校のAチームは,20チームが参加する中,学校順位で3位を獲得しました。Bチームも12位でゴールインしました。最後に走るタイムトライアルでも層の厚さを感じさせる優秀な成績でした。 一生懸命に頑張るだけでなく「最後まであきらめない心」が,週3回の練習で一人一人の中に培われてきていることがわかります。一人一人の可能性は本当に素晴らしいものと思います。 大会終了後に選手が集まった中で感想を聞いてみると,「仲間のみんながいたからここまで頑張れた。」と言う声がありました。特別なことをして優勝を勝ち取るのでなく,仲間全員と練習して成し遂げた成果でした。 冒頭に書いた「夢や願い」を引き出し,実現するためには,何が大切なのか。子どもたちの頑張る姿を見る中で,子どもたち自身が身をもって教えてくれています。「一生懸命頑張ること」「ピンチに負けない強い心」「仲間の大切さ」「前向きに頑張る」「お互いを思いやること」「感謝の気持ち」「強く願い続け,決してあきらめないこと」,そして何より日々続ける「時間の大切さ」。 「いのちは一つかけがえのないもの」一人一人の夢や願いが花開くことを願っております。 |
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