京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/13
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学校教育目標「心豊かに、自ら学び 自ら考える子」の育成

校長室から 〜7月〜 『4つのカン』

池田東小学校では,「こんな子どもになってほしい」「こんなことをがんばってほしい」という願いを込めて『期待する子ども像』を示しています。
それは,「『感動できる子』『感謝できる子』『時間を大切にできる子』『関係を大切にできる子』」という『4つのカン』です。
・「感動」できる子  <心動く経験をたくさんしよう>
人は美しいものやすばらしいこと,素敵なことに接したとき,強く心を動かされます。この「感動」は,自立性・自主性を奮い立たせるきっかけとなり,新しい考え方や価値観獲得のきっかけとなり,人を大切に思う気持ちを目覚めさせます。子どもたちには,美しいものに出会い,美しい生き方に出会い,時間やおもいを共有しながら,たくさん心を動かす経験をしてほしいと思います。
・「感謝」できる子  <伝える力を育てよう>
人は自分一人では生きていけません。自分を取り巻くあらゆるものに支えられ生きています。そう考えると,「感謝の心」を感じられるようになってきます。この「感謝の心」を「ありがとう」という言葉や笑顔で,周囲の人に伝えていくことができる子になってほしいと思います。そのことが,周りの人を,自分を,和ませ,幸せな気持ちにしてくれると思うのです。
・「時間」を大切にできる子  <規律をしっかり確立しよう>
時間には長さがあり,限りがあるものです。この限りある時間を大切に使って,たくさん学び,経験し,楽しんでほしいと思います。また,時間を大切にするということは,規律を守るという点からも大切であり,それは学習規律や生活の規律を守ることに繋がり,自らを律する力を育てることに繋がるものであると考えます。
・「関係」を大切にできる子  <人権を大切に,協働することを大切にしよう>
人は,人とのかかわりの中で生きています。その中で,周りの人を思いやる想像力を身に付けてほしいと思います。そのためには,自分を見つめるもう一人の自分を育て,自分は,今,何をするときかを考え,行動することを大切にしたいと思います。あいさつがしっかりでき,人に優しい声かけをかけられる人であり続けてほしい,また,人に,おかしいことはおかしいと言える優しさも持ってほしいと思います。

池田東小学校の子どもたちには,『4つのカン』を大切にして,これからも成長していってほしいと思います。

校長室から  〜6月〜  『小ぬか雨ふる御堂筋…』

 もうすぐ6月です。6月と言えば「梅雨(つゆ)」,雨の日が長く続くイメージがあります。
「雨といえばやはり,『♫小ぬか雨ふる御堂筋…♪』という歌を口ずさんでしまいますね。」と言うと,どのくらいの方が共感してくださるのでしょうか。ところで,この曲の歌詞にある 「小ぬか雨」とは,いったいどんな雨なのでしょう。「小ぬか雨」とは,雨粒が霧のように細かく,音もなく静かに降る雨のことを表しています。同じような雨のことを,「霧雨」と表現することもあります。このように,日本語には,「雨」を表す「ことば」がたくさんあります。
「五月雨を あつめて早し 最上川」これは,松尾芭蕉がよんだ有名な俳句です。では,この「五月雨(さみだれ)」というのは,どんな雨なのでしょうか。「五月雨」とは「五月の雨」と書きますが,旧暦の五月の雨のことであり,俳句で言うと夏の季語となり,梅雨の時期の長雨をさします。「五月雨」は梅雨の時期の雨そのものを表現します。
この他にも,「小雨,時雨,北時雨,北山時雨,小夜時雨,驟雨,白驟雨,篠突く雨,日照雨,白雨,氷雨,私雨,催涙雨,宿雨」など,一説では,日本語には,雨の呼び名が400語以上あるとも言われています。雨の強さで,雨の降り方で,また,季節や地域などによって,違う呼び方をしています。「雨」が比較的よく降り,生活の中で「雨」を多く見ることができる日本だからこその表現であり,日本語という「ことば」の美しさの一つなのかもしれません。
ある作詞家が,テレビのインタビューで,100年後の子どもたちへのメッセージを求められたとき,このように答えておられました。「100年後の子どもたちが生きる社会では,『ことば』が復権していて欲しい。今の子どもたちが生きている社会では,『ことば』があまりにぞんざいに扱われているように感じます」と。
今,窓の外には,雨がしとしと降っています。「小ぬか雨」でしょうか。「小ぬか雨」というには少し雨粒が大きいように感じるので「小雨」と表した方がいいでしょうか。それとも,「陰雨」でしょうか,「翠雨」と表現した方がいいでしょうか。
日本語という「ことば」の,美しさ,大切さを,改めて感じた,ある雨の日でした。

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