京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/09
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学校教育目標「心豊かに、自ら学び 自ら考える子」の育成

校長室から  〜5月〜  『5月3日 憲法記念日』


 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

この文章は,「日本国憲法前文」です。この前文には,「日本国憲法(憲法)」がどういうもので,どんな目的でできたものなのかが書かれています。そして,この「憲法」をみんなで大切にして,決して失わないようにしようという思いを「宣言」しています。大人が読んでも少し難しい文章ですが,「憲法」について,小学生向きに書かれた本には,「《憲法》は『自分たちが幸せになるために,なにを【あたりまえ】にしたいか』をみんなで決めたものです。私たちは,いつもその【あたりまえ】について考えていかなくてはいけません。」と書かれています。
5月3日は,憲法記念日です。5月1日の朝会では,「日本国憲法」についてのお話をする予定です。「憲法」というと,普段なかなか考える機会も少ないと思いますが,もう少し身近なこんなことを,子どもたちといっしょに振り返ってみてください。
「自分を大切にしていますか。」「周りの人を大切にしていますか。」「どうせ」とか
「つい」とかいう思いで,「大切」にできていないことってあるのではないでしょうか。みんなが大切にし,みんなが大切にされる,そんな教室,学校,社会を,「憲法」でうたわれているように,これからも,つくっていきたいと思います。

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