京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/05/22
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学校教育目標「心豊かに、自ら学び 自ら考える子」の育成

われらエコふぁみりィ

 3月5日(土),われらエコふぁみりィの活動がありました。たくさんの方が学校に集まってくれました。池田東小学校をスタートし,地域をまわって,ゴールの栗陵中学校までゴミを拾いながら歩きました。池田東小学校の児童会の子どもたちはスタッフとしてがんばってくれました。チア部は中学校の大きな体育館でたくさんの観客を前にりっぱな演技を見せてくれました。
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校長室から 3月号

校長室より 「仕事で大切にしたいこと」を考える〜「三人の石工」のお話〜

経済活動の中で生きる私たちは,労働をお金に換算する観念が結構まかり通っています。お金があれば,多くのものを手に入れることができます。マイホーム,ブランド品や高級車,海外旅行等。確かに物質的に豊かになれます。
多くのものが何不自由なく与えられ,その日生きるために自分の時間を費やし,仕事で苦労することを知らない子どもたちにとって,働くことは自分の将来の遠いところにあることと思いがちです。
先日,5年生の担任と私とで道徳の授業をしました。
「働くことにどのような価値を見出すのか。」決して楽でない仕事でも,そこに目的と意義を見出したとき,働くことが喜びになること。また,自分の願いを強く心にもって,こつこつと努力することにより自分の夢を可能にすることもできうるということを,子どもに気付いてほしい。
そんな願いをもって行った授業の話を紹介させていただきます。

活用した資料(出典:[DISCOVERY])
「三人の石工」
 昔,人々が信仰の世界に生きていた中世のこと。
 イタリアを旅していた一人の男が,ある建物の建設現場のあまりの広大さに足を止めた。
そこでは大勢の石工たちが忙しく働いていた。そのなかでごく若い三人の石工が旅人の目に止まった。彼らの仕事ぶりが見事に思えたからだった。
 すると旅人はその三人にこんな風に声をかけた。
「あなた方はなにをしているんですか」と。
  三人の若い石工たちは少しも手を休めることなく答えた。
A「おいら,一日三リラで働いているんだよ」と一人。
B[見ての通りさ。石を積んでいるんだ」と一人。
C「あんたには見えないかも知れないけど,美しい教会堂をつくっているんだ」と一人。
 旅人は彼らの言葉がおもしろかった。仕事の後を追っては話しかけ,石工たちも口々に石の積み方から,石の見分け方などを話してくれた。静かな日,たおやかな時間が流れていた。
 それから,三十年の歳月が経ったある日----。時は多くのものの姿を変えていった。あるものは亡び,あるものは消え去り,またあるものは花を咲かせた。
 旅人は再び,あの時,教会堂が建てられていた街を訪れていた。そしてあの三人の現在を知ったのである。
一人は,あれからしばらくしてわずかな手間賃にいや気がさして石工をやめた。そのあ
と,行方知れずになってしまったという。
一人は,腕のいい,がんこな石工として今も親方に信頼されて働いているという。
そしてもう一人のその後は…。
ちょうどその時,あの教会堂の近くでさらに荘厳な教会堂が建設中だった。最後の一人は,その教会堂の設計・施工を任される棟梁・建築家となっていたのである。
 旅人が「あなた方はなにをしているんですか。」と,声をかけた時に,三人の石工はどう考えて石を積む仕事をしていたのでしょうか。
Aは,お金のために働いている。・・・・・自分の労働をお金に換算して考えています。
Bは,与えられた仕事に忠実に,目の前の仕事を現実のものと捉えて打ち込んでいます。
Cは,自分の仕事は石工であるが,すばらしい教会をつくっているのだという喜びとやりがいをもって働いています。また,目の前のことだけでなく教会堂を訪れる人のことを心に描いて仕事をしていると思えます。
 「教会堂が出来れば,この場で多くの人々との出会いを見ることができる。今,私はその教会堂をつくっている。」こんな思いをもっているのです。
 しかし,決してCだけが素晴らしいわけではありません。Aのようにお金も絶対必要だし,Bのように,目の前の現実に目を向けるだけで精いっぱいの時も人生にはあります。 むしろ,目の前のことをしっかりやることは,とても大切なことです。
 子どもたちの反応はどうだったでしょうか?
「Aは,お金のことを考えている。Bは,目の前のことを考えている。Cは未来のことを考えている。」と答えた子がいました。
 また,ある子は,「三人の石工の将来は,心で思い願っていたことの違いが,三十年後の未来をつくっていった。」と発言しました。
 子どもたちの発想には,驚くばかりです。何よりも心で思い描き願っていることが,未来の自分に影響を与えるということを考えている子がいることに驚きました。
 仕事をすることは,報酬のお金だけには換算できないものがあります。その仕事を通して誇りや喜びを感じたり,やりがいをもって取り組んだりできれば,仕事に充実感も感じられて人生も豊かになってきます。自分のやりたいことを思いっきりやろうとすることも必要であるし,それが社会に役立てばなお一層の生きがいになるでしょう。

 さて,今年度も残すところあと3週間となりました。6年生は,いよいよ卒業です。
残された日々を本当に大切に過ごしてほしいと思います。そして,池田東小学校で育ったことに誇りをもって卒業していってほしいです。
 これからも心に思い描いた子どもたち一人一人の夢や願いが少しでも実現できるよう,「確かな学力」と「豊かな心」と「健やかな体」を,保護者の皆様や地域の皆様とともに,育んでまいりたいと思います。どうかよろしくお願い申し上げます。

みまもり隊感謝式

 3月1日(火),みまもり隊感謝式がありました。いつも登下校を見守ってくださっているみまもり隊の方々に感謝の気持ちを伝えました。
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授業参観

 2月26日(金),今年度最後の授業参観がありました。
 1年生は「生活発表会」で,とびばこやなわとびなどの発表をしました。
 2年生は「ひろがれわたし」で,できるようになったことの発表会をしました。
 3年生は「池田東今むかし発表会」で,池田東のことについて調べたことを発表しました。
 4年生は道徳「4分間のきせき」で,ビデオ教材を見ながら考えを深めました。
 5年生は「未来宣言」で,最高学年に向けての宣言文を発表しました。 
 6年生は「今,私は,ぼくは」で,将来の夢について発表しました。
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フレンドリー大なわ大会

 2月9日(火),フレンドリーグループ(縦割り活動グループ)での大なわ大会がありました。2分間のうちに連続で何回とべるかにチャレンジしました。この日に向けて,昼休みに練習を重ねてきました。どのチームも力を合わせてがんばりました。1位のグループは連続31回とぶことができました。
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研究自主発表会

 2月2日(火),本校の研究自主発表会がありました。
 2年2組では,国語「おにごっこ」で,おにごっこのあそび方やおもしろさを「お魚ボーン図」を使って考えました。
 3年2組では,国語「ことわざについて調べよう」で,「Xチャート」や「Yチャート」を使って,ことわざの特徴をを見つけ,分類をしました。
 6年1組では,国語「忘れられない言葉」で,友達の「忘れられない言葉」に共感して感じるものを考え,自分にとっての「忘れられない言葉」についての印象を文章で表しました。 
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校長室より 2月号

校長室より・・・・・母と子のかかわりが変わるきっかけ
 「母と子」は,本当は深く結びついているはずなのに,ねじれるとほぐすのは難しい。そのことについて,自分自身の体験を皆様にお伝えしようと思います。ちょっと昔の話ですが,中学生の時の私と母親との会話から始めたいと思います。
 母は私に「孝は(普通の少年と比べて)変わっている子や。」「2人の妹と比べてみても,やっぱり変わっている。」とよく言っていました。
「どこが変わっているのや。」という私に
母は,「それは,常識がないからや。」と返してきます。
 私の方も売り言葉に買い言葉で,「常識がない・・。誰が常識つくったん。常識よりも,もっと大切なものがあるのとちがうの。」と言って母に反発します。
 その私に,「そらきた。そこが変わっているところや。」と言って返してきます。
 そんな根も葉もない一言に私は反発して思春期を送っていました。心の中はさびしく母親となかなか心の交流が持ちにくい少年時代を送ってきました。
 私の家は西陣織物の関係の仕事をしていて,父も母も仕事が忙しく,子どもの夕食の世話は祖母が切り盛りしていました。確かに母の言うことを聞かず,よく喧嘩をしていました。心底納得しないと動かない性格でした。
 そんな二人の関係が,私が大学生の時に,友達をよく我が家に連れてきたことから変わってきました。大学のクラスには下宿生が多く,友達から「お前の家の手料理を食べさせてくれよ。」と言ってせがまれたり,自分から我が家に連れて来たりもしました。母は,一生懸命に手料理をつくってくれました。
 弾んだ会話が終わり私の友達が帰った後で,母から私の友人についての話が始まります。
「あの子は話し方もスマートだし,きっと出世する。」とか,またあるときは,「お前も変わっているけど,あの子も変わっている。」などと友人のことを評価します。そんな日が続きましたが,嫌がらず忙しい中,手料理をつくってくれました。母も,若い人たちと話をするのは結構楽しそうでした。
 そんな中で,母も自分が描いていた若者像が変化してきて,「若者にもいろんな子がいるのだ。」ということが納得できたようでした。そうすると私をみる目も徐々に変化してきて,「変わっている」という範疇から「いろいろいる中の一人」という具合に変わってきます。
 すると今度は,私が母をみる目も変化してきました。「母は家族のことを思い考えている人」ということがやっと理解できました。当たり前のことに気付くのが遅いくらいでした。
 恥ずかしい話を書きましたが,今では大晦日の日に,兄弟家族全員が集まって食事をすることができるようになりました。
 相手の見方が変わるそのきっかけをつくること。一度ねじれたかかわりでも,時間をかけて願いを深めればもっと今以上に結び合える。ちょっぴり心を裸にする勇気がいりますが。
 だから,現実から逃げずに,きっと未来の「あるべき姿」を信じて,わが子と関わってください。私のように大学生になってから初めて「母親は家族のことを考えている人」と気付く晩生(おくて)の人間もいるのですから・・・。きっと結び合う時はやってきます。

避難訓練

 1月14日(木),地震の後に火災が起きたという想定で野避難訓練を行いました。しっかりと放送を聴き,すばやく運動場に避難することができました。


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平成27年度 後期学校評価アンケート考察

平成27年度後期学校評価アンケート考察については,ページ右下の配布文書又は以下のリンクをクリックしてご覧ください。
平成27年後期学校評価アンケート考察(学校だより1月臨時号)

校長室から〜1月号〜

校長室より・・・・・風車は向かい風で廻る ―忍耐(にんたい)有済(ゆうさい)―
 「新年あけまして おめでとうございます。」
 皆様は,どのようなお正月を過ごされたでしょうか?
 きっと,家族や親戚で集いあいながら,さまざまな出会いの時をもたれたことと思います。家族と初詣に行って,帰りの屋台で風車を買ってもらい,寒風に向かって走って,風を切る音を聞きながら風車を廻して楽しんだ幼い日のことが,昨日のことのように思い出されます。
 「風車は向かい風で廻る。」これは当たり前のことですが,人生の中で逆風(向かい風)を浴びながら歩むのはつらいことです。順風漫歩の方が逆風よりよいと思うのは,私だけでしょうか。しかし,難しい障害や苦境に立たされるときが,誰の人生にも少なからずおとずれます。逆風の時は,試練が一度に押し寄せ,思い通りに事が進まず,心も体も苦しくなり,「忍耐」のいることが多くなります。
 「忍耐」を国語辞書で引くと,「つらさ・苦しさ・怒りをじっと我慢すること,耐え忍ぶこと」と書かれています。しかし,この字は日本でつくられた熟語で,中国では四文字の熟語として使われていたのをご存じでしょうか。それは,「忍耐」の後ろに「有済」が付き,「忍耐有済」(書経いう書物に掲載された言葉)という四文字だったそうです。
「耐えて忍べば為(爲)す有り」(何事も努力すれば成し遂げられる)というのが本来の意味であり,それが前半部分だけが使われ「忍耐」という熟語になったと言われています。
 じっと我慢し耐え忍ぶことは誰だっていやなことです。しかし,この四字熟語は,「そうすることによって願いが成就する。」と言っているので,何か救われた気がします。私もお世話になった先輩教師から長年勤めた学校を離任する時に「忍耐有済」の色紙をいただいたことがあります。その先輩は,未熟な私に「耐えて忍べば為す有りだから,つらいことがあっても頑張れよ。」と,いう意味を込めてお別れにくださったのだと思います。
かつて,私は10年後の自分に書いた手紙である「10年後の自分への未来(夢)地図」というものに取り組んだことがあります。何気なく書いていたものを10年ぶりに見直して実に驚いたことがあります。その中で「実現していること」が実際にあったのです。もちろん実現していないものや,途上のもの(夢)もあります。また志半ばであきらめてしまったこともあります。
 そこで気づいたことがあります。10年前に願ったことで成就しているものは,私が切実にやりたいと願い,非常にエネルギーをかけて努力したことです。当たり前のことかもしれませんが,「私が心で強く願ったこと」は知らず知らずのうちに「辛くても頑張り通せたこと。」だと気づいたのです。
 「忍耐有済」(耐えて忍べば為す有り)
 この言葉を信じて,志高く夢に向かって歩んでいきたいと思います。今年も,子どもたちが健やかに成長できる学校を目指して,教職員一同,一生懸命に頑張りたいと思います。
「初心を大切に」今年一年,どうかよろしくお願い申し上げます。
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3/10 町別集会

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