京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/25
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早春の一休み

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 3月16日(水)ここ井崎も紅梅・白梅が蕾を膨らませてきていたり,花を咲かせてきたりしてます。また,タネツケバナやオオイヌノフグリが咲くなど,春の訪れを告げている今日この頃です。しかし,今朝の気温が氷点下2度まで下がり,平年(約0度)を下回りました。夜に晴れていたために放射冷却が起こったせいです。春の歩みを進めていた咲き出しの花々もこの寒さでちょっとお休みとなりました。蕾や花に霜が付き,また違った風情を見せてくれています。

冬ならではの光景

 冷え切った朝,霜が降ります。草木や柵,石など,よく見ればいろいろなものに霜が出来ています。「ああ霜だ!」と気づく方は多いはずです。でも,その形の面白さをじっくりと見た方はどれくらい居られるでしょう。「そんなもの,どうでもいいやんか。」それもその通りです。
 ゆっくり見てみようという方は,じっくりとみていただければと思います。特に画像1,2枚目のように窓ガラスなどに着く霜は,とても不思議な偶然の成長をしていきます。線状や枝状,羽毛状,結晶状などなどこんな形になるんだという面白さがあります。
 3枚目の写真は何かの足跡です。雪の上にできるだけに,その形が結構しっかりと残ります。また,雪の深さによっても様々な特徴の足跡ができます。つまり足の長い(膝の高さ)動物ほど足跡だけとなりやすく,足の短い動物ほど擦ったような跡が残りやすくなります。
 この写真はわずか数センチの深さですが,擦った跡が残っていますし,進行方向に長い足跡と共にひとつ横方向に広がる跡が残っています。サイズも結構小さめなので,おそらく何かの鳥の足跡であろうと想像できます。本来鳥の足跡は前に3本が広がるのですが,雪上ではよくこのように見えることがあります。左の歩行跡の下から7つめの足跡が実は3本なのですが…,分かりにくいでしょうね。
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早朝の風景

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 1枚目は,1月28日午前6時半の西の空高く。月と木星です。今日の午前10時17分ごろも最も接近して1度25分の角距離にまで近づいたそうです。
 2枚目は今朝のニシキギに着いた針状の霜です。
 3枚目は,今日の画像ではありませんが,栗に着いた霜です。今日も同じようになっていたのですが,11月の画像の方が陽射しを受けて綺麗でしたのでそちらを使わせていただきました。
 自然というのは,日に日にいろいろな顔を見せてくれます。忙しい一日でしょうが,僅かな時間で結構ですので,周りを見てみませんか。
 ちょっとした心の余裕があれば,一味違った景色が見えて来るという面白さがあります。一日のスタート,心に余裕を持って穏やかに始めたいですね。

冷えました〜霧氷〜

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 今朝7時の気温は氷点下4度である上に,昨日と違って地表面まで霧がかかりました。霧が晴れてくると辺りの景色は薄い白模様です。3枚目の画像のように杉の樹上などにも同じようについています。氷点下の霧(過冷却の水滴)が樹木などと接触して氷結したもので,いわゆる,樹氷ということになるでしょうか。一般に知られる樹氷に比べればうそ〜といわれそうですが…。
 久しぶりの氷点下の朝を迎え,気温だけで見ると京北らしくなったと言えるのですが,雪景色はどこに?いつになったら?

初雪

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 朝に,所々雪が積もっているので今日初雪としてアップしましたが,正確には昨晩から雪がちらついていたようです。つまり,初雪は,12月17日と言うことになります。
 今朝通勤してくると,高雄校区辺りから屋根が白くなっているのが見えだし,高雄辺りから山が薄ら雪景色に,京北に入ってくると,山や樹木,落ち葉などに雪が積もっていました。天気予報通り雪になったんだなと感じられました。気温は2度ですので,雪になるぎりぎりというところですし,路面や地面も冷え切っていないので降った雪はすぐに融けたと思われます。しかし,草木や落ち葉などの比較的すぐに冷えるものの上に降った雪については,融け切らずに残ります。このおかげで,今朝は雪景色が見られたことになります。また,三枚目の画像にたくさんのトンビが電線に止まっていました。写真を取ろうとして車を止めたら,近くのトンビが飛び去り,半分ほど残ったトンビのみ写すことが出来ました。なかなかの圧巻でしたが,写し出せなくて申し訳ありません。
 最後に,気象のお勉強です。初雪とは,初めて雪(みぞれを含む)が降ってきた日を指します。では,初積雪とはどんな時でしょう。今日,雪景色になりましたが,初積雪にはなりません。積雪の定義とはなんでしょう。積雪とは,観測地の地面が半分以上雪に覆われた状態の時を指します。つまり今日のような状態では,半分にはるか遠いので積雪といえないということになるのです。初積雪はもう少しお預けということになるでしょうか。
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秋ならではの鮮やかさ

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 登校指導時に紅葉したニシキギを見ていると,何やら映える緑色。何だ?と近づけば,「おっ,アマガエル!」
 この鮮やかな色の対比をシャッターに収めねばと撮りました。
 当のアマガエルは,さぞかしびっくりしたことでしょう。巨大な怪物が自分の方に近づいてくるのですから。ひたすら,私は葉っぱなりとじっとしていたのでしょう。でも,残念。色が違いすぎました。目立って仕方がないではありませんか。赤と緑なんて補色の関係ですから。ひたすらじっとやり過ごそうと耐えているのですが,何枚も撮らせていただきました。きっと,「なんであっちに行かないのだ。」「早くあっちに行けよ!」とびくびくイライラしていたことでしょう。
 そんなことお構いなしにシャッターを切っていたのですが,上からの画像もほしいなと上から覗き込みました。アマガエルにすれば,怪物が立ち上がり,上から襲いかかろうとしていると感じたのでしょう。まずい,とばかりに葉の下へそろりそろり,いつでもピョ〜ンと跳び降りられるように態勢を変えていました。
 これ以上刺激を与えると可愛そうなので,ここでやめにしました。
 アマガエルはホッとしたことでしょう。
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ニホンカナヘビ

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 先日,トイレに入ると隅っこでこそこそと動く影,「あれ,こんなところにヤモリかいな」外へ出さないと干からびるかもと思い近づくと,「おう,カナヘビの子どもじゃないか。なおさら外に出してやらねばと捕まえました。でも,やっぱり写真に収めようとかわいそうながらしばらく付き合ってもらいました。きっと相当なストレスがかかったでしょうね。

 ここから先は,カナヘビに興味のある方がお読みください。

 先ほどカナヘビの子どもと言いましたが,正式名はニホンカナヘビです。ニホントカゲ(以下トカゲと呼ばせていただきます)との違いがよくわからないという方が居られますが,最も分かりやすいのは尻尾の長さの違いでしょう。カナヘビは体長の2/3程度が尻尾であるのに対してトカゲは体の半分ぐらいしかありません。
 また,カナヘビの方がスリムで,トカゲの方がずんぐりとした体型をしていますし,カナヘビの鱗は立ったようにでこぼこしていてざらざら感がありますが,トカゲの鱗は寝ているように整然と並んでいるのでつややかさがあります。トカゲの幼体の尻尾はおなじみの青い金属光沢をしていますのでこれも分かりやすい特徴ですね。幼体の時のみですが…。
 三枚目の真ん中の写真を見てください。目と前脚との中間あたりに何やらくぼみがありますよね。これは?一部の方はピーンと来られたでしょうか。そうです耳です。人間などの哺乳類とは違い外に飛び出した部分(耳介)がありませんね。
 行動は昼間で,主に昆虫やクモなどの小さな生き物を食べています。エサの関係でしょうか,草地で見かけることが多いと思います。
 最後に,三枚目の写真に写っている目をしばらく眺めていると,なかなか鋭い目つきに見えてきませんか。まだ生まれて1年も経っていないであろう幼体なのに,この凛々しい目つきはかっこいい,なかなかやるなぁと感じてしまうのは私だけでしょうか。

近づく月と土星

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 今日10月16日(金)21時59分に月と土星が接近します。角距離にして2度56分です。分かりやすく言いますと,腕を伸ばして月の左側に中指を立てれば,その隠れた幅の少し左側(南側)に土星が輝いているということです。
 ただ,残念ながらこの時刻の月と土星は,地平線下に沈んでいますので見ることができません。写した写真は午後6時20分ごろのものです。どこに土星があるのという写り方です。下に拡大して記名しておきましたのでご覧ください。
 明日には,四日月となり,土星より左上に位置し,握り拳を立てた幅よりも離れてしまうことになります。土星の方もプラス0.6等級という明るさですのではっきりとこれだとは見つけにくいかと思います。夕暮れの西の空,さそり座のアンタレスを基準に右方向に白っぽくアンタレスよりやや明るいかなという見え方をしているのが土星となります。
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クモの巣の露

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 今朝は露も降りていました。クモの巣に見事に露がついて水玉を作っています。昨年は氷玉で載せましたが,クモの巣上の水玉は何度見てもきれいなものです。

 さてここから先は,露とクモの巣のお話です。興味のある方のみ読み進んでください。

 まず,露と霧の違いをお話ししましょう。水蒸気の冷やされ方の違いで,草やクモの巣など冷えた物に触れて水滴になるものが露です。空気中の塵などに触れて水滴になって漂えば霧ということです。
 さて露ですが,冷たい物に触れて水蒸気が水となることを結露といいます。冬場に窓ガラスの室内側に水滴がついてべとべとになってしまうのも,トンネルに入ったとたんフロントガラスの外が曇ってワイパーをかけなくてはいけなくなるのも同じ現象です。
 話を露に戻して,水蒸気が物に触れ徐々に水滴が大きく成長していくとクモの巣に見事な水玉を作ってくれます。ところで,二枚目の写真は小さな玉がたくさん並んでいますよね。とても不思議に思われるでしょう。なぜ並んでいるのだろうと。これはクモの巣に秘密があります。よく見るとクモの巣の縦糸(中心から放射状に広がっている糸)の水玉は少ないけれど,横糸(同心円状のように見える糸)にはきれいに水玉が並んでいます。横糸に何か秘密があるのでは?と思われるでしょう。
 その通りです。クモの巣を大きく拡大すると分かりやすいのですが,すみません,画像を持っていません。クモの巣に虫たちが引っ掛かって逃げられない様を見られた方も多いでしょう。でも,クモは自分の巣に引っ掛かりません。これまた不思議ですね。
 実は,虫たちが引っ掛かっているのは横糸なのです。クモが捕まえに行くときは縦糸を通っているのです。ということは,横糸に秘密があるということですよね。そうなんです。横糸には虫を捕まえるために粘々した液体がつけられているのです。この塗られた液体は,時間と共に粘度を増しながら一定間隔の球状に並んでいきます。つまり,横糸には粘球が並んでいるということです。
 さて,話を結びましょう。この粘球を核として露が成長していくので,同じような大きさの一定間隔の水玉ができるというわけです。粘っているということが水滴を作りやすくしていると言えるでしょう。

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 今朝も霧が立ち込めました。今シーズンで最も深い霧となったのではないでしょうか。太陽が顔を出したのですが,霧が深い分,晴れてきません。確かに照っていますが,霧の向こうに輪郭が見えているだけという状態です。霧が晴れるにはもう少し時間がかかりそうです。

 さてここから先は,気象に関わる霧のお話です。興味のある方のみ読み進んでください。

 秋になると霧がよく出るようになります。一言で霧と我々は呼んでいますが,霧にもいろいろなものがあります。京北でよく見られる霧は,放射霧と呼ばれるもので,谷間(たにあい)や盆地などで普通の霧です。
 秋は一日の寒暖差が大きく,晴れていると昼の気温が上がり,空気中の水蒸気量が増します。夜になると,晴れていることで地面の熱がどんどん逃げていき,地面が冷えるためにその付近の空気が冷やされます。空気が冷えるとそこに含まれていた水蒸気が気体でいられなくなり,小さな水の粒へとその姿を変えます。これが放射霧です。日の出前の一番冷えるときが最も盛んに霧が発生します。
 霧が発生しやすい条件というと,辺りが湿っている(雨の数日後とか)など水蒸気の量が多い,一日の寒暖差が大きく一晩中に晴れていることで冷え込む,空気中に水滴になりやすい塵が多いなどが挙げられます。雨上がり直後に霧が発生しにくい場合があります。これは,塵が雨粒で落とされ,空気が澄んでしまっているからです。
 京北では,田畑が多いことや川が流れていること,山間地であることが霧を発生させやすくしています。逆に,田畑が少なくアスファルトが多いために保水力のない京都盆地では霧が発生しにくいということがお分かりいただけるのではないでしょうか。
 ところで,以前にもお話ししたように思いますが,霧と雲は同じものです。浮かんでいる小さな水滴の集まりを雲と呼び,それが地上に降りているものを霧といっているのです。この地上や地上付近に発生する雲を層雲(そううん)と呼んでいます。
 どんな時に「霧」と言い,どんな時に「雲」と言うのでしょうか。平地から見て「山の上に雲がかかっている」と私たちは言いますよね。でも,山に登っていて雲の中に入れば,「霧に包まれた」「ガスってきた」と言いますよね。また,山の上から谷間を見て「雲海が広がっている」と言いますが,その中の谷間に住んでいる人は「霧に覆われてる」と言います。この例が「霧」と「雲」の使い方として一番分かりやすいのではないでしょうか。外にいるか中にいるか。
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