京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/27
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お父ちゃんが直したら・・・

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 今日から3月,学校にとって喜びの春です。22日には,6年生が小学校の課程を修了し卒業します。二人の先生にとって,感無量の時を迎えます。
 私は,この一年「校長室から」二人の先生(保護者と担任,PTAと学校)が常に子どもの学び・育ちについて理解と協力,そして信頼と切磋琢磨等が大切であることを伝えてきました。それが,子どもの調和のとれた成長につながると信じています。
 しかし,二人の先生が常に,信頼し,同じ方向性で子どもたちに向かえたかというと,不十分なこともあったと思います。特に,教えることのプロである我々が,反省しなければならないこともありました。保護者の方からいただいたお言葉を真摯に受け止めていきたいと思います。
 さて,今までの私の経験の中で,ある子どものことをお話します。
 この子は,残念ながらことばで自分のおもいや考えをつたえることが苦手で,つい手や足が出ることがありました。担任も再三指導し,おうちにもお知らせすることもありました。私もそのような場面をみて,その子を指導することがありました。その時のことです。
 「どうして,気に入らないことがあったらたたいたりけったりするの。」
 「わからん。」
 「自分がされたらどうや。」「いや。」
 「自分がされていやなことを何でするの。」「・・・。」
 私は,ふと考えて話題を変えてみました。
 「君がおうちで何かいけないことをした時,おうちの人はどうする。」
 「たたかはる。」「だれが。」「みんな。」「みんなって。」
 「お父さん,おじいちゃん。」
 この短い会話の中から,彼の今までの学びの中で「二人の先生」が十分協力できていないことに気づきました。
 「お父ちゃんがたたいたり,けったりしなかったら,ぼくもけらない。」という言葉の中に,自分はたたいたりけったりするのはやめよう,しかし,自然と意に反する動きが出てしまう,ということが伝わりました。
 二人の先生は,「この子にとってこれが一番よい方法だ,このことがこの子の将来のためだ。」と思って,教育(しつけ)をします。しかし,子どもが表す態度・表情・行為がその答えとなります。
                       校 長  藤田 弘明
 

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