最新更新日:2020/03/27 | |
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新年におもう
明けましておめでとうございます。平成24年が始まりました。皆様はどんなお正月をお迎えになりましたか。それぞれのご家庭で,地域で温かな雰囲気に包まれた年明けを味わっておられたことをお察しいたします。どうぞ今年も学校をご支援いただきますようよろしくお願いしたします。
新年を迎えるにあたって,「竹」についてのお話をします。 「竹」はまっすぐに上へ上へと成長します。雪などの重荷がかかってもそれに耐え,それに打ち勝つ強さがあります。そして,成長の証として,「節」を作ります。このようなことから,人々は「竹」に愛着を感じ,縁起のよい植物とされてきました。 このことを教育で考えてみると,一面,子どもたちの素直で,力強く生きていくことは「竹」をお手本して考えることができます。ただそのことより,より大切なことは,「節」があることだと思います。 「節」には,たくさんの意味がありますが,その中に,「区切りとなる箇所・段落」という意味があります。新年を迎えることは,だれにとっても新しい区切りとなり,リセットの機会なのです。つまり「節目」なのです。この節目をどうするかです。 われわれ大人以上に子どもたちは,「こんなことをがんばる」「次はこんなことができるようになりたい」というおもいを持ちます。これがやる気・意欲のきっかけになります。 新年という「節」を次のステップ・次への飛躍と考えてください。 二人の先生にお願いがあります。 今までのことを反省したり振り返ったりすることはとても大切なことですが,そのことで「この子はまた・・・」「この子は・・・だから」という決めつけやあきらめをしないでほしいのです。 子どもたちは,新しい「節」を迎え,新しい自分に挑戦します。どうか二人の先生が力を貸してください。 立派な「竹」を育てるには,土づくりはもちろん日頃の作業に手を抜くことはできません。節々でしっかり子の成長を点検できる,見守れる二人の先生であってほしいと願います。 校 長 藤田 弘明 |
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