最新更新日:2024/05/21 | |
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珠算学習(そろばん)の導入に向けて
昨日,京都珠算振興会の指導の先生と某私立小学校が取り入れている珠算学習(そろばん)の導入について協議及び検討をいたしました。
実は,私は,7年前に,前任校で珠算学習を導入いたしました。単に,そろばんを使って「計算力」を高めることだけが目的ではありません。 珠算学習を展開することにより,子どもの様々な能力の育成や態度の形成が期待できます。前任校では,現に,子どもたちの多くが以下の示す能力が伸び,態度が養われました。ただし,珠算の専門家の先生の指導によって,効果が上がったのです。 従いまして,専門家の先生が主として指導し,担任は,個々の子どもの支援をしたり適切に評価したりすることが主な役割となって,授業を進めていきます。そうすることによって,様々な効果が表れます。 さて,その効果とは,どのようなものでしょう。 1学習の姿勢を正すことができ,数字をきちんと書く態度が養われます。 2集中力がつきます。 3個別学習の学習形態をとりますから,自学的な学習です。「自ら学習を進めなければならない」という義務感とともに,追究持続力が育ちます。 4算盤を使うことで,脳の前頭葉が活性化され,記憶力,創造力が培われます。 5珠算の読み上げ算や読み上げ暗算は,耳に入った情報を脳が理解してそろばんの玉をはじくため,脳への伝達回路の活性化が図られ,英語などの外国語のリスニングの上達に役立ちます。 6計算力(筆算,暗算)が確実につきます。 しかし,「自ら進んで珠算に取り組む子ども」の成長は早いですが,そうでない場合は,それらの価値は皆無に等しいです。 次年度から,珠算振興会のご協力で,珠算学習を展開していく方向でカリキュラムを考えています。 珠算を始める学年については,1,2学年を考えています。次年度も,新学習指導要領の移行措置期間で,授業時間数を確保することがとても厳しいのです。しかし,何とか1学年だけでも,珠算学習を編成できないかと今検討中です。 |
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