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最新更新日:2025/06/13 |
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第19回卒業証書授与式 その2![]() 器には限りがあり、願いの大きさは願によって異なります。どうかお気をつけてください。願いとは欲望でもあります。また、どうか大切なものからしまってください。私たちはよく順序を見誤り叶えるべき大きな願いを見失うものです。 <答辞より抜粋> 今は私なりの答えがあります。グローバルリーダーとは、世界をより良くするためにまずは手の届く範囲から自分にできることを考え行動できる人。もしそれが一人では乗り越えられないような困難な道のりだったときは、周りの人を巻き込み協力することで立ち向かおうとする人だと。誰でも知っているような世界的に活躍した人も、自身の力だけで偉業を成し遂げたのではなく、志を同じくした大勢の仲間と共に少しずつ進んでいったに違いありません。私達はこの三年間、皆それぞれの立場で様々なことに挑戦してきました。どうせやるなら全力で、という思いであえて難しいことに挑み、仲間と支え合い大きな目標を達成する喜びを経験してきました。そんな私達はすでに、グローバルリーダーとしての一歩を踏み出せているのではないでしょうか。ですが、私達は歩み始めたばかりです。ゴールまでは果てしなく遠く、ましてやゴールなんてないのかもしれません。社会の役に立つために、どこかの誰かを助けるために、私達はたくさんの知識を吸収し、能力を磨いていかなければなりません。私達の学びはまだまだ続いていきます。四月から私達も高校生になり、これまで以上に大変な日々を送ることになるでしょうが、この気概を胸にこれからも学び続けます。 第19回卒業証書授与式 その1![]() 厳しい寒さが続いた今年の冬も、梅の花のかすかな香とともに、ようやく春めいてまいりました。本日は、京都市立西京高等学校 附属中学校 第19回卒業式を挙行するにあたり、お忙しい中、附属中学校PTA 東伏見 光晋会長はじめ役員の皆様、保護者の皆様方のご臨席を賜り、心より御礼申し上げます。 ただ今、西京高等学校附属中学校第19期生 120名の皆さんに卒業証書を授与いたしました。まずは、卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 私は令和4年度より中学の校長を高校とともに兼任することになり、この3年間皆さんの活動を間近で見ることができました。学校行事や授業におけるみなさんの取組を参観し、その主体的かつ創造的な活動に驚くとともに、みなさんの成長を日々実感してきました。 さて、みなさん、ここで中学校での三年間を振り返ってみてください。 とりわけEPAにおけるM1らM9に至る取り組みは、附属中学校19期生のみなさんの誇るべき活動です。M8の西京祭文化の部では、脚本、演出に始まり、スケジュール作成から道具作り、情報発信、バックステージの運営管理、幕間の企画、各劇や学年全体における集団運営に至るまで、参加する皆さん一人一人が自分の役割を担いながら、みんなで盛り上がろう、繋がろうとする気持ちを見せて頂きました。 そしてM9の附属中学3年間の集大成となった東京FW。自分たちの知りたい、学びたいと思う企業や研究所、省庁を訪問し、社会で活躍している西京の先輩の話を聞く中で、自分の進路について考えることができたのではないでしょうか。主体的、対話的、協働的な活動を通して、「人と繋がる力」「社会と関わる力」そして「果敢に知と向き合う力」をつけながら、本校のめざす「社会人力」を身に付ける大きな一歩となったことと思います。また、皆さんにはCreativity(新時代の価値を創造・探究する姿勢)Responsibility(自己と集団の未来に対する責任を果たす姿勢)Diversity(多様化する社会の調和を希求する姿勢)といった資質能力を求めています。いわゆるCReDiクレディです。高校に進学してもこれらを追い求め続けてください。 EPAの取組は全国に誇ることができる研修内容・実践であり、「自らが活躍する未来社会がどのようなものか探る」とともに「心の底からやりたいこと」を探す旅への入り口になったのではないかと思います。「心の底からやりたいこと」を探す旅は、もちろんこれからも続きます。一生懸命に夢中になれることがあるということは、本当に幸せなことなんだなということを強く思います。嫌なことに夢中になれることはないので、やはり好きなこと、やりたいことに人は一生懸命になれるのでしょう。しかし、やりたいことを見つけることは簡単なことではありませんし、今見つかっていないからと言って気を落とす必要はありません。これから皆さんが体験することを通して、小さな感動を自分の中にどんどんためていってください。その積み重ねが、「やりたいこと」探しの役に立ちます。 高校に進学される皆さんに私から2点アドバイスがあります。 1点目。日常「当たり前」だと考えていることを批判的に捉えて、つまり「常識を疑う」ことによって、新たに「疑問」を作りだし、その「疑問」について多様な人と対話し、そしてさらに新しい「疑問」を生み出すことを大切にしてほしいと思います。 当たり前だと決めつけてしまうと、そこで思考は停止します。常に考えることが、今後さらに求められます。人から言われたことを鵜呑みにし、考えないで行動することに価値を見出すことはできません。何事でも「そういうもんだ」と、問いかけや判断もせず諦めてしまうのではなく、疑う余地があるのかどうかを考え、イノベーションを生み出すことが、社会では求められます。西京のモットーである「おもしろおかしく」高校生活を送るために、まず、常識を疑い自分で考えて行動することを心がけてください。 2点目。皆さんは、たくさんの自分を持っています。頑張っている自分、落ち込んでいる自分、やり切った自分などなどです。その中で「できない自分」も大切にしてほしいということです。大人になればなるほど、できない自分と多く出合います。にもかかわらず、今までできていた自分が、できない自分を許せない人がいます。それは、とても不幸な行為だと思います。できない自分を逆にほめてあげてください。そして、どうしたらできるようになるかを考え行動することが、幸せにつながります。できない自分を知ることは、大変勇気のいることですが知ることによって、あなたは強くなり、困ったときに声をあげ、助けを呼ぶことができるでしょう。あなたは、けっして一人ではありません。そして失敗し、うまくいかないことが悪いことではありません。その失敗を次に生かすことが皆さんの成長につながるのです。そして、チャンスと可能性を自分から手放さないでください。あきらめずに挑み続ければ必ず道は開けます。本当の負けは挑戦することをやめたときです。 みなさんは、本日をもって小学校入学以来の義務教育としての学校生活に別れを告げることになります。したがって「自分の意志」で高校へ進学することになります。高校は、もはや義務教育機関ではなく、進学はみなさんの「高校で学びたい」という意思があって初めて成立することを忘れないでください。誰にも強制されることなく、自ら決断した結果としての高校入学があるのです。附属中学校の卒業という今日を一つの区切りに、もう一度高校入学という意味を確認し、新たな「決意と覚悟」を持って4月の入学式を迎えてほしいと思います。 最後になりましたが、保護者の皆様にひとことお祝いと、御礼を申し上げます。 本校は京都の様々な場所から通ってくる生徒で構成されており、地域性がありません。したがって、入学時にはほとんど知り合いがいないという状況で、ご心配や不安に思われることも多々あったこととご推察申し上げます。それにもかかわらず、学校を信頼いただき、ご支援を賜りました事に、あらためまして感謝の言葉を申し上げます。本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくご支援いただきますようお願い申し上げます。 本日はご卒業、誠におめでとうございます。 令和7年3月14日 京都市立西京高等学校附属中学校 校長 岩佐峰之 クイズ大会【1年英語】![]() ![]() ![]() 複雑な因数分解【2年数学】![]() ![]() ![]() 次数に着目したり、降べきの順に並び変えたり、あなたはどのように解法が得意ですか? 3年生と語る会 その2![]() ![]() ![]() どこを切り取っても完成度の高い成熟した「3年生と語る会」でした。 3年生と語る会 その1![]() 立つ鳥跡を濁さず【3年学活】![]() ![]() ![]() 5層の色水を作ろう!【1年理科】![]() ![]() ![]() スクラッチでプログラミング【2年技術】![]() ![]() ![]() 太鼓の達人風のゲームでは、自分でリズムを入力して、ゲームを始めます。音も見た目も見事な再現力で、点数の加点方法や見た目に工夫がなされ、披露しているときに何度も感嘆の声が上がっていました。 みなさんのICTに関する吸収力と創造力は圧巻です。 宇治川オープンラボラトリーに行きました【防災】![]() 流域模型/雨水流出実験装置では、滋賀県の模型の上に雨が降っています。上流で降った雨が下流でどうなるのか。洪水が発生する様子を観察することができました。 実物大階段模型では、25cmの水の中、歩いて階段を上っています。地下にいるときに水害に合うとこのような状況になるとのことでした。 浸水体験実験装置(ドア模型)では、外側が浸水したドアを開ける体験をしました。20cmの浸水なら軽々と開けられるドアが、30cmになると開けられない人も出てきます。50cmになると相応な力が必要で、体当たりしても動きませんでした。 実際に体験することができ、またいろいろなお話を聞くことができたとても貴重な時間を過ごすことができました。参加したみなさん、ぜひ今日感じたことを参加できなかったみんなに伝えていってください。 |
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