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最新更新日:2025/04/03 |
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【令和4年度 卒業証書授与式 式辞】
厳しい寒さが続いた今年の冬も、梅の花のかすかな香とともに、ようやく春めいてまいりました。本日は、京都市立西京高等学校 附属中学校 第17回卒業式を挙行するにあたり、お忙しい中、附属中学校PTA 加藤弘樹会長はじめ役員の皆様、保護者の皆様方のご臨席を賜り、心より御礼申し上げます。
コロナウィルスの影響がまったくなくなったわけではございませんが、制限がかなり緩和された中で卒業式を挙行できることは私どもにとりましても喜ばしいことでございます。あらためて感謝申し上げます。 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。 私は今年度より中学の校長を高校とともに兼任することになり、この一年間卒業生の活動を間近で見ることができました。これまでは中学の学習や活動の様子を深くみる機会は限られていましたが、学校行事や授業におけるみなさんの取組を参観し、その主体的かつ創造的な活動に驚くとともに、みなさんの成長を日々実感してきました。 さて、みなさん、ここで中学校での三年間を振り返ってみてください。 入学してすぐに二か月間の休校があり、私たちにとっても当たり前が当たり前でない日常が続くこととなりました。そんな中「やめる」ではなく「どうすればできるのか」を考え続けてきたのではないでしょうか。 とりわけEPAにおけるM1らM9に至る取り組みは、附属中学校17期生のみなさんの誇るべき活動です。M8の西京祭文化の部では、脚本、演出に始まり、スケジュール作成から道具作り、情報発信、バックステージの運営管理、幕間の企画、各劇や学年全体における集団運営に至るまで、参加する皆さん一人一人が自分の役割を担いながら、みんなで盛り上がろう、繋がろうとする気持ちを見せて頂きました。 そしてM9の附属中学3年間の集大成となった東京FW。 自分たちの知りたい、学びたいと思う企業や研究所、省庁を訪問し、社会で活躍している西京の先輩の話を聞く中で、自分の進路について考えることができたのではないでしょうか。主体的、対話的、協働的な活動を通して、「人と繋がる力」「社会と関わる力」そして「果敢に知と向き合う力」をつけながら、本校のめざす「社会人力」を身に付ける大きな一歩となったことと思います。この取組は全国に誇ることができる研修内容・実践であり、「自らが活躍する未来社会がどのようなものか探る」とともに「心の底からやりたいこと」を探す旅への入り口になったのではないかと思います。「心の底からやりたいこと」を探す旅は、高校に入学してからも続きます。一生懸命に夢中になれることがあるということは、本当に幸せなことなんだなということを強く思います。嫌なことに夢中になれることはないので、やはり好きなこと、やりたいことに人は一生懸命になれるのでしょう。しかし、やりたいことを見つけることは簡単なことではありませんし、今見つかっていないからと言って気を落とす必要はありません。これから皆さんが体験することを通して、小さな感動を自分の中にどんどんためていってください。その積み重ねが、「やりたいこと」探しの役に立ちます。 皆さんには、日常「当たり前」だと考えていることを批判的に捉えて、つまり「常識を疑う」ことによって、新たに「疑問」を作りだし、その「疑問」について多様な人と対話し、そしてさらに新しい「疑問」生み出すことを大切にしてほしいと思います。また、「多様性」を実感し、一面的な視点ではなく「多面的な視点」をもって物事を考え判断し行動することを大切にしてください。何事でも「そういうもんだ」と、問いかけや判断もせず諦めてしまうのではなく、疑う余地があるのかどうかを考え、イノベーションを生み出すことが求められます。そうすることによって他人との「差異」を楽しむことができ、西京のモットーである「おもしろおかしく」高校生活を送れることとなるでしょう。 平成31年度東京大学の入学式において、社会学者で東京大学名誉教授の上野千鶴子先生の祝辞の一部を紹介します。 「あなたたちは頑張れば報われる、と思ってここまできたはずです。がんばったら報われるとあなたが思えることそのものが、あなたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったことを忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手をもってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には頑張っても報われない人、頑張ろうにも頑張れない人、頑張りすぎて体と心を壊した人達がいます。頑張る前から「しょせんおまえなんか」「どうせ私なんて」と頑張る意欲をくじかれる人たちもいます。あなたたちの頑張りを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを恵まれない人々をおとしめるためにではなく、そういう人々を助けるために使ってください。」 西京の教育理念の中に、社会で活躍・貢献するグローバルリーダーの育成を掲げています。もちろん自己実現のために頑張ることは言うまでもありませんが、「ノブレスオブリージュ」の精神を忘れず「世のため人のため」に努力してください。上野先生の話には続きがあります。「決して強がらず、自分の弱さを認め、支えあって生きてください」 高校に進学して、難しい課題に直面した時、決して一人だけで悩むことなく、周りを頼りつつ解決していきましょう。困難なことに挑戦することで、皆さんがタフにそして自立した大人になることを強く期待するところです。 みなさんは、本日をもって小学校入学以来の義務教育としての学校生活に別れを告げることになります。したがって「自分の意志」で高校へ進学することになります。高校は、もはや義務教育機関ではなく、進学はみなさんの「高校で学びたい」という意思があって初めて成立することを忘れないでください。誰にも強制されることなく、自ら決断した結果としての高校入学があるのです。附属中学校の卒業という今日を一つの区切りに、もう一度高校入学という意味を確認し、新たな「決意と覚悟」を持って4月の入学式を迎えてほしいと思います。 最後になりましたが、保護者の皆様にひとことお祝いと、御礼を申し上げます。 本校は京都の様々な場所から通ってくる生徒で構成されており、地域性がありません。したがって、入学時にはほとんど知り合いがいないという状況で、ご心配や不安に思われることも多々あったこととご推察申し上げます。それにもかかわらず、学校を信頼いただき、ご支援を賜りました事に、あらためまして感謝の言葉を申し上げます。本当にありがとうございました。そして、これからもどうぞよろしくご支援いただきますようお願い申し上げます。 本日はご卒業、誠におめでとうございます。 令和5年3月15日 京都市立西京高等学校附属中学校 校長 岩佐峰之 【第17回 卒業証書授与式】![]() 卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。 本校は中高一貫校ではありますが、今日の式は、義務教育を終えるひとつの区切りとなるものです。 卒業生代表の答辞に、次のような一節がありました。 「まずは走り始めること。そして、どんなに遅かろうとその歩みを止めないこと。 最後に、必ずゴールし、結果を味わうこと。これが『学びとは何か』に対する答えです。17期生の3年間から得た、私たちの答えです。 私たちは学ぶことを止めません。これからも、周りの人に助けてもらうこともあるでしょう。しかし、いつかは『支えてあげてよかった。それに値する人になってくれた。』と思ってもらえるような人間になります。それが、私たちの目標であり、私たちの決意です。この決意を胸に、これからも自分たちの道を切り開いていきます。」 逞しくかつ繊細に、しなやかに自分の道を歩いていく決意を語ってくれました。今後の皆さんの健康と活躍を祈っています。 保護者の皆様、3年間、学校を信頼いただき、ご支援を賜りましたことに、あらためて感謝の言葉を申し上げます。 そして、これからもどうぞよろしくご支援いただきますようお願い申し上げます。本日はご卒業、誠におめでとうございます。 【高校3年生との交流会 2・3年】
13日(月)5時間目に、進路が確定している高校3年生10名を迎えて、パネルディスカッションを行いました。中学2・3年生への事前アンケートを踏まえ、高校生活や大学の進路選択にむけた多くの質問に答えていただきました。ひとつひとつが経験に裏打ちされた内容であり、また同じ内進生の言葉に中学生は身の引き締まる思いだったのではないでしょうか。漠然とした不安は無知から来ることが多い。今日この交流会で、いくつかの不安が解消され、見通しがもてたら大成功だったと思います。高3の皆さん、新しい門出に向けた忙しい時期にもかかわらず、快く参加いただきありがとうございます。あなたたちの背中を後輩は追っていきますので、時々振り返りながらも全力で邁進していってください。
<得た学びや感想> 〇高校3年生の方たちは、自分がその大学で何をしたいのかもしっかりと見据えて大学を選んでいるんだなと思った。 〇受験前の勉強方法や過ごし方など,どうすればいいんだろうと疑問に思っていたことが解消されたので良かったです。 〇意外と高校でもやって行けそうだと思った。外進生と仲良くできるようにしたい。 〇西京にはFWなどのたくさんの自分の未来を考えるための機会があり,それを生かして,進学先を決めている人が多かったので,これからのEPAを自分の未来のために積極的に活動していきたい。 ![]() 【3年生と語る会】その2
語る会でまさに「語っている」ところです。
![]() ![]() ![]() 【3年生と語る会】 その1
3月10日(金)の1・2限目に3年生と語る会が行われました。本校は中高一貫校のため、中学校卒業は、義務教育を修了するという区切りとなります。中高合同企画などではともに活動することもあり、「お別れ」ではありません。そのため、毎年生徒会が主催し、「3年生を送る会」ではなく、高校へと進学する3年生から1・2年生へ、先輩としての経験・体験を伝える「3年生と語る会」という行事を行っています。
昨年度、一昨年度まではオンラインで行いましたが、今年度はついに3学年対面で実施することができました。在校生は3年生へ感謝の気持ちと今後の意気込みを、3年生は西京での経験を熱いメッセージや合唱曲「群青」で発表してくださいました。オンラインでは難しかった合唱の発表、グループでの西京ライフにまつわる交流ができ、「新鮮だった」という声が多く聞かれました。3年生と語る会のメインとなる活動は少人数のグループで行うディスカッションです。1、2年生が西京ライフにまつわる質問をし、その質問に3年生が思い思いの返答をします。それぞれのグループでは1年生が質問を楽しそうにする様子、2年生が司会進行をする様子、3年生があたたかい目で後輩を見守る様子が見られ、とても有意義な時間となりました。入退場の際には吹奏楽部が「恋」と「世界に一つだけの花」を演奏しました。吹奏楽部の皆さん、ありがとうございました。3学年そろっての活動ができたことはafter コロナに向けての第一歩の活動となったように思います。 生徒会本部からは新たな生徒会スローガン『Gear Up!』の横断幕が発表されました。このスローガンには、生徒会を動かしていく、いわば歯車のような存在である生徒一人一人が誰一人かけることなく、西京をみんなで動かし、全力でUPして西京ライフを全力で楽しもう!という意味が込められています。 EP-Aに部活動など様々な場面で貪欲に学ぶ姿勢をもって過ごしていきましょう。 4月からは各学年、新たな環境での生活が始まることとなります。今回学んだことがそれぞれの場所で、それぞれの立場で活躍する際の原動力になれば嬉しいです。 ![]() ![]() ![]()
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