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最新更新日:2025/08/06 |
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学校(人権学習)の様子
1948年(昭和23年)12月10日に世界人権宣言は,人権および自由を尊重し確保するために,「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」を宣言し,第3回国連総会において採択されました。なお,1950年の第5回国連総会において,毎年12月10日を「人権デー」として,世界中で記念行事を行うことが決議されました。国内においては,1994年(平成6年)「人権教育のための国連10年」の決議がなされ,「人権教育のための国連10年(1995年〜2004年)行動計画」の策定が行われました。
さらに国連は,2004年(平成16年),第59回総会において「人権教育のための世界計画」を採択,これを軸に行動計画が第3フェーズとなって施行されています。2008年(平成20年)には文科省も「人権教育の指導方法等の在り方について 第三次とりまとめ」を公開し,学校教育における実践の指針としています。 12月期の人権月間・週間においては,私たちが,ひとりの人として,社会的な自己として,人権について想起し再認識を図る機会となります。また学校教育においては,人権教育を基盤とした学校環境の充実を進め,人権学習を通して「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることができる」関係づくり,仲間づくりの深化を図っていきます。 そこで,各学年とも12月には人権学習を行います。人権教育における人権感覚の醸成は,善し悪しの知的理解だけではなく,教育環境に関わるすべての人的要因によって人権侵害を許さない雰囲気が浸透する学校づくりをし,その環境の中で生活することによって,鋭い人権感覚の育成をしていくことが大切です。 人権教育においては,「自分の大切さとともに他の人の大切さを認めることができる」ように成長を促すために「感じ・考え・表し・行動する」人権学習を進めていきたいと思います。人権学習をきっかけとして,教育活動全体を通じて次のような「力」「技能」を総合的にバランスよく培うことを求めています。 1.他の人の立場に立ってその人に必要なことやその人の考えや気持ちな どがわかるような想像力,共感的に理解する力 2.考えや気持ちを適切かつ豊かに表現し,また,的確に理解することが できるような,伝え合い,わかり合うためのコミュニケーションの能 力やそのための技能 3.自分の要求を一方的に主張するのではなく建設的な手法により他の人 との人間関係を調整する能力及び自他の要求を共に満たせる解決方法 を見いだしてそれを実現させる能力やそのための技能 12月期は、私たちにとって、人権文化の醸成と伝承に不可欠な考察と表現・行動のひとつの大きな機会としていきたいと思います。 写真は,1時間目の1年生「パラリンピックから学ぶ」の様子です。2時間目には講演,3時間目は,「ユニバーサルデザインの社会の実現をめざして」の学習をしていきます。 ![]() ![]() ![]() |
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