京都市立学校・幼稚園
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「キャリアについて考える」の取組(8)

12月18日の訪問先です。

●株式会社J・P・F●
 株式会社J・P・Fに,3名が訪問しました。工場見学は初めてだったため非常に緊張していたのですが,明るい雰囲気に迎えてくださいました。会社のモットーでもあるHUA(早くて 巧くて 愛想がいい)の通り,説明してくださった社員様からは,仕事に対する誇り,会社への愛情が感じられました。「金属加工」という普通科の生徒には馴染みがない仕事内容に関しても,非常に丁寧に説明をして下さいました。世の中に流通する電子機器を作るための機械の部品を製造したり,ペットボトルや化粧品ラインの一部の過程を担ったりしていること等をお聞きし,仕事に関するイメージが明確になりました。
 工場見学では,ロボドリルやワイヤーカット放電加工機だけでなく,田中丈治社長が起業した時から使われている会社の夢が詰まった機械などの見せて頂きました。作業をしていらっしゃった社員の方々の真剣な様子に,お客様のために一切妥協を許さない職人魂を感じました。
 今回の見学を通して,会社で働く様子を実際に見られただけでなく,そこで働いている社員の方々の仕事に対する信念を知ることができました。

●京滋ユアサ電機株式会社●
 生徒3名が京滋ユアサ電機を訪問しました。自動車のメンテナンスを行っている「電装事業部」とドコモショップの運営を行っている「メディア事業部」から若手社員の方が来てくださり,仕事の内容,この仕事を選んだ理由,やりがいや大変なこと,高校生のうちにやるべきことなどをお話ししていただきました。「(携帯電話の契約などで)自分の言葉に責任をもつこと。」,「自動車の故障を確実に修理しないといけない責任感。」,「自分の成長のための努力を楽しめることが大事。」,「高校生のうちは勉強。靴をそろえるなどの生活面も身に付けること。」,「部活でも何でもやりきることが大事。」,「働く際には,自分が目的意識を持っていることが大事。」など,皆様の経験談を交えた貴重なお話を聞かせていただきました。また,お話の端々の「お客様」「お車」「困っておられる」という言葉から,本当にお客様を大切に思ってらっしゃるのが伝わってきて,高校生にとって学びの多い時間でした。
 後半は,ドコモショップが社会の中でどのように役立っているかを考えました。生徒たちは,機器を販売するだけではなく使い方やプランの提案などのアフターフォローも大切にしていること,高齢者やキッズ携帯など多様なニーズに応えていること,人と人とのコミュニケーションを大切にしていること,災害時の通信の重要性などに気付くことができました。

(左)株式会社J・P・F
(右)京滋ユアサ電機株式会社

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「キャリアについて考える」の取組(9)

12月18日の訪問先のつづきです。

●株式会社SCREENホールディングス●
 12月18日(水)の午後,京都市上京区にあるSCREENホールディングスを本校2年生5名が訪問させていただきました。
まず会議室に通され本日のプログラムを説明していただき,SCREENホールディングスの前身である「大日本スクリーン製造株式会社」が開発されたガラススクリーンや初期のころのプリンターが展示されているロビーへ移動し,印刷技術の開発とその発展について教えていただきました。
 会議室に戻り,SCREENグループ各社が行っておられる事業の説明から企業が社会に果たす役割についても教えていただき,生徒にとって企業で働く意義というものを考える機会になりました。そして,生徒にとって驚きだったのが,3Dインクジェットプリンターで作られた「心臓モデル」を触らせていただいたことでした。理科室の心臓模型とは違って,手触りまで本物に似せて作られた心臓を掌にのせて大興奮でした。印刷技術からスタートした会社が医療の面でも社会に貢献していると知って,生徒は驚き感動していました。
最後に生徒からの質問に,企業というより人生の先輩として丁寧にお答えいただいき,SCREENホールディングスをつくっているのは,会社を愛する「人」なのだと感じたようです。

●京都工芸繊維大学工芸科学研究所●
 2年生特別進学コースの3名が京都工芸繊維大学を訪問。同大学工芸科学研究所の佐藤哲也先生にお世話になりました。まずは,大学の案内をしていただき,学部や大学院の学生の方々へその場でインタビューしました。大学で学ぶことについての生の声をうかがうことができ,生徒たちは大学での学びに対してリアリティをもてたようでした。また,研究室では,研究内容について講義をしていただきました。色に対する人間の認知について,国ごとに色のイメージに違いがあり,それがどのように違うのかを統計的に解析したり,また,物理的に(定量的に)色とその感じ方について解析していく指標や数式をつくる研究についてご説明いただきました。その後,実際に測定実験を体験させていただき,身の回りにあるものの色を数値化しました。生徒たちは科学的な手法の良さについて実感ができ,自分の進路について良い刺激を得たと思います。

●京都造形芸術大学文明哲学研究所●
 2年生特別進学コースの3名が京都造形芸術大学を訪問しました。生徒たちは同大学文明哲学研究所の齋藤亜矢先生より,研究者としての経歴(キャリア),研究されている内容,高校生へのメッセージなどのお話を伺うことができました。
齋藤先生は「ヒトはなぜ絵を描くのか」という研究について,チンパンジーと人間の子供の描いた絵を比較しながら説明してくださいました。両者の最も大きな違いとして,人間の子供は「見立て」る力を使って,何かを表した絵を描くことができるという点が挙げられていました。そして,ヒトの認知的な特徴である想像力をもたらしたのは言葉の獲得であることや,「見立て」の想像力が次のステップである創造へつながることなどをわかりやすくお話しくださいました。また,アルタミラ洞窟壁画の美しい映像で多くの動物が生き生きと描かれた絵を見せていただき,約2万年前の人類が「絵を描く心の基盤」をもっていたことを話していただきました。
 最後に,驚きや感動の「!」を形や音にするのがアートで,「!」を「?」するのがサイエンスであるというお話から,自然や身の回りの現象に目を向け,「!」を自分の視点で見つけてくることの大切さをアドバイスしていただきました。
その後,学内を案内していただき,アートで社会貢献をしている学生の作品を見たり,芸術大学のさまざまな施設を見ることができました。
 2時間ほどの訪問でしたが,生徒たちの中に多くの「!」が生まれ,それが自分の進路を切り拓く力になるにように感じました。齋藤先生,ありがとうございました。


(左)株式会社SCREENホールディングス
(中)京都工芸繊維大学工芸科学研究所
(右)京都造形芸術大学文明哲学研究所

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「キャリアについて考える」の取組(10)

12月19日の訪問先です。

●有限会社山田木工所●
 山田木工所に生徒5名が訪問しました。木材を通じて地域とのコミュニケーションを行っていることや老若男女障害者や高齢者も問わず幸せにするという企業理念,社長自らの経験から生徒が生きていく上でのアドバイスを拝聴しました。実際の仕事現場も見学し,木を加工する機械のスイッチを押したり加工品を触らせてもらったりしていました。生徒たちにとってこれから生きていく上で非常に有意義で貴重な経験になりました。

●京都大学放射線生物研究センター●
 2年生特別進学コースの生徒7名が,京都大学放射線生物研究センターを訪問しました。はじめに,松本智裕先生にセンター内を案内していただきました。放射線をあて染色体に傷をつけた細胞の様子を調べる機器や,生物化学実験に使用する機器などの説明を生徒たちはとても興味深そうに見学していました。つぎに,「研究はなぜするのか」ということを生徒に問いかけ,研究することの意義についてお話しいただいた後,染色体についてわかりやすく講義をしていただきました。生徒たちは,真剣な表情でメモを取りながら説明を聞いていました。質疑応答では,松本先生とともに研究をされている3名の方にも対応していただき,生徒の質問に対して,一つ一つ丁寧にお答えいただきました。生徒たちに多くの気づきがある有意義な時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

(左)有限会社山田木工所
(右)京都大学放射線生物研究センター

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「キャリアについて考える」の取組(11)

 企業等訪問の事後学習として,振り返りをおこないました。訪問時にとったメモを見返しながら,各自で学んだことや大切に感じたことをまとめ,今後どのように取り組んでいくのかということを考えました。真剣な表情で取り組む生徒の様子から,企業等訪問で多くの気づきがあったことが伝わってきました。その後,グループ発表をおこない,各自が経験してきたことや感じたことの共有をしました。
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3学期始業式で,こんなことを話しました。

 1月8日(水)1限目に,3学期始業式を,各ホームルーム教室にて,放送(音声のみ)により行いました。(雨天のため)
 始業式冒頭の校長挨拶では,次のようなことを述べました。

 皆さん,おはようございます。それから,明けましておめでとうございます。
 皆さんは,それぞれ希望を胸に,新しい年を迎えられたことと思います。
 いよいよ3学期が始まります。3学期は,この年度を締めくくる大切な時期です。3か月という短い期間ではありますが,この間の努力や頑張りが,今後の良い結果につながっていきます。
 3年生の皆さん,いよいよ総まとめのときです。最後の最後まで頑張って,それぞれが目指す進路をつかみ取り,「有終の美」を飾れるよう,残された学校生活を大切にしてください。
 2年生の皆さん,この4月からは高校生活締めくくりの年を迎えます。最高学年としての「誇りと責任」を持って,後輩たちをリードしてください。そして,進路実現に向け,具体的な目標と計画をたて,着実に努力を続けてください。
 1年生の皆さん,4月になったら後輩が入学してきます。後輩にとって良きモデルとなって欲しいと思います。周囲の人からも「成長したなぁ」と言ってもらえるよう,「成長」をキーワードの一つとして努力しましょう。
 これまでから,このような折に「人生にリハーサルはない」「才能の差は小さいが,努力の差は大きい。継続の差はもっと大きい。」という言葉を皆さんに繰り返し紹介してきました。一人一人が「なりたい自分・あるべき自分」の姿を見据えながら,リスクを恐れず,全力で挑戦する気概をもって,今後とも大いに活躍されることを期待しています。

明けましておめでとうございます。

 旧年中は,本校教育活動に御理解・御協力を賜りまして,有難く厚く御礼申し上げます。
 今年は,東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。
 日本では,昭和39(1964)年の東京,昭和47(1972)年の札幌(冬季),平成10(1998)年の長野(冬季)に続いて4回目,夏季大会としては約半世紀ぶりの開催となります。東京大会の「ビジョン」や「基本コンセプト」をしっかりとかみしめ,また「オリンピック憲章」に謳われています
  オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め,バランス
 よく結合させる生き方の哲学である。オリンピズムはスポーツを文化,
 教育と融合させ,生き方の創造を探求するものである。その生き方は
 努力する喜び,良い模範であることの教育的価値,社会的な責任,さ
 らに普遍的で根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。
                 (オリンピズムの根本原則 1)
に込められている思いも大切にしながら大会の成功を願うとともに,世界中の多様な立場・考え方の人々との交流・真心のふれあいを進めることができればと思います。
 本年も,本校教育の充実発展に向けて,一層尽力してまいりたいと存じます。今後とも,どうぞよろしくお願い申し上げます。

【書道部】近畿高校総合文化祭総合開会式・歓迎装飾用の懸垂幕や横断幕を制作しました!

 (記事掲載が大変遅くなり,申し訳ございません。)
 11月16日から11月24日まで京都府内(京都市,宇治市,城陽市,八幡市)を会場に行われました「第39回近畿高等学校総合文化祭京都大会」において,本校書道部が総合開会式歓迎装飾用の懸垂幕や横断幕を制作し,会場に華を添えました。
 生徒たちは大きな作品制作に取り組む機会を得,京都の高校生はもとよりさまざまな府県から出演・応援にいらっしゃいました大勢の皆様に作品をお目に掛けることができ,貴重な経験ができたと喜んでいました。
 また,閉会式でも舞台後方に横断幕が掲げられ,琳派風の地模様の上に力強く書かれた大会テーマが,ひときわ輝いていました。
 
 大会も成功裏に終わり,多くの感動を残して,次期開催地の奈良県に引き継がれました。貴重な発表の場をいただきまして,誠に有難うございました。

(参考)
 大会テーマ
  「百花繚乱〜京に彩(いろ)づく文化の風 繋げよう未来へ〜」

 開催期間   11月16日(土)〜11月24日(日)
 総合開会式  11月16日(土)ロームシアター京都にて
 閉会式    11月24日(日)京都コンサートホールにて

[写真]
 1枚目 総合開会式入場口上方に設置された横断幕
 2枚目 入場口手前の階段に設置された懸垂幕
 3枚目 閉会式で再び掲げられた横断幕

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京都Iゾンタクラブ様に,京都市教育長から感謝状が贈呈されました!

 12月17日(火),ザ・パレスサイドホテル(京都市上京区)にて「京都Iゾンタクラブ」様の例会が行われ,その冒頭,在田正秀京都市教育長から「感謝状」が贈呈されました。
 同クラブ様から大学進学を目指す本校教育みらい科女子生徒への奨学金を第一期生以来毎年給付いただいており,これまでに計19名に支給されています。多大なる御支援を長年いただいていることに対する感謝の意を表すため,京都市教育委員会から感謝状が贈られたものです。
 在田正秀京都市教育長は挨拶で「貴クラブの温かい御支援は,生徒の進路や将来の夢の実現はもとより,本市教育の充実・発展並びに社会における女性活躍の推進に大きく寄与するものです。奨学金を受けた卒業生たちは教員になるなど,社会で活躍しています。長年にわたる御支援に深く感謝します。」と述べられました。
 松本美智子会長からは,「生徒の成長と活躍は,私たちの励みです。今後も女性の支援に力を注いでまいります。」とのお言葉を頂戴しました。
 これまでの,10年もの長きにわたる御支援に対し,有難く厚く御礼を申し上げます。歴代奨学生の皆さんは,会員の皆様の,次代を担う若者への「思い」と「期待」を励みに,一層御活躍していただければと思います。
 京都Iゾンタクラブ様の益々の御発展を祈念申し上げますとともに,今後とも御支援を賜りますよう,どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
(参考)
○ゾンタクラブについて
 「ゾンタ(Zonta)」とは,アメリカ先住民,スー族の言葉からとったもので,「正直」「信頼」という意味です。
 国際ゾンタは,奉仕と支援を通して全世界の女性の地位向上のために活動する世界的な社会奉仕団体です。1919年11月8日にアメリカ合衆国ニューヨーク州バッファローにおいて設立されました。(今年で創立百周年を迎えられます。)世界67ヶ国に1,200以上のクラブがあり,約30,000人の会員で運営されています。ゾンタクラブの会員諸姉は,世界的な友好を通して理解・親善・平和の促進のために共に助け合い,女性の平等の権利,政治的な均等,教育と健康の享受,女性と子供に対する暴力の根絶など,国際ゾンタが提唱するプロジェクトを支援するために活動しておられます。
 日本のゾンタクラブは,東京Iゾンタクラブが1961年に国際ゾンタから認証され,以来60年弱が経ちました。(世界67ヶ国中16番目の加盟。ちなみに,アジアで最初のゾンタクラブは,1952年にフィリピンで設立されました。)世界32地区エリアの中,日本は26地区に属し,全国に49クラブ,約1,000名の会員がおられます。
 「京都Iゾンタクラブ」は,1965年5月17日,日本における3番目のゾンタクラブ(2番目は同年5月4日設立の大阪)として発足し,女性の地位向上を図るとともに,誠実と信頼というゾンタの理念に基づき,奉仕活動を続けておられます。

[写真]贈呈式及び記念撮影の様子


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本校学術顧問の北川進先生が,日本学士院の会員となられました!

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 本校学術顧問としてお世話に与っております北川進先生(京都大学高等研究院物質−細胞統合システム拠点[iCeMS]拠点長・特別教授)が,12月12日(木)に行われました日本学士院の総会において,新会員として選ばれました。まことにおめでとうございます。

 日本学士院は,学術上功績が顕著な科学者を優遇するための機関として文部科学省に設置されており,学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的としています。明治12年に創設された「東京学士会院」(初代会長・福沢諭吉)を前身として140年の歴史を持ち,学術的な業績をもとに選定された定員150名の会員により組織されています。
 今回,北川先生は,金属イオンと多配位性有機分子の結合を基に,ナノメートルの精度での構造の制御が可能な多孔性配位高分子(PCP,多孔性金属錯体とも呼ばれる)を開発し,環境,エネルギー等の課題に関わる気体物質の安全貯蔵・輸送,選択分離,高効率化学変換を可能にした功績を讃えられ,会員となられました。

 北川先生は本校第7期生(昭和45年御卒業)でいらっしゃいまして,学術顧問としても,また生徒に対するiCeMSにおける特別授業等においても,これまでから大変お世話に与っております。重ねてお祝い申し上げますとともに,先生の御研究がますます進展しますことをお祈りしております!

全国大会出場激励会を開催していただきました(2)

12月5日昼休み,塔南高校応接室にてPTA・同窓会の皆さまに第47回マーチングバンド全国大会に出場する吹奏楽部Gryphonsの激励会を開催していただきました。
吹奏楽部からは部長・上野美花,副部長・吉田泰代,1年代表・中井麗奈,同副代表・高田悠愛の4名が参加しました。
PTA会長・同窓会会長代理の学校長から熱い応援メッセージをいただき,部員代表も決意を新たにしました。
全国大会前日は山梨県での練習が設定されており,13日夜から出発が予定されています。ご声援に応えるためにも,自分たちの練習成果を最大限に発揮できるよう,全力を尽くしたいと思います。

Gryphonsの演技は12月15日(日)9:51〜10:01の予定です。
ご声援よろしくお願いいたします。

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