最新更新日:2024/09/19 | |
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【茶道部】「みやこめっせ」で呈茶をしました (その2)
「春秋会展」市立高校合同によるお茶席(1日目)の写真の続きです。
[写真の説明] 1枚目 (その1)の3枚目の写真に引き続き,塔南の生徒による お点前の様子 2枚目 塔南チームの集合写真 3枚目 門川京都市長や雁瀬春秋会長がいらっしゃったときの集合写真 ※おことわり お名前の文字につきましては,システム上の使用可能文字との関係から,戸籍上の文字に近似した文字で置き換えて表記している場合がございます。御海容くださいますよう,よろしくお願い申し上げます。 [参考](その2) 先日グランドオープンした「京都経済センター」では,京都織物卸商業組合50周年記念特別展覧会・京都経済センターこけら落とし事業として,「The KIMONO : Styled & Restyled −ファッションとしてのきもの 1300 年−」展が開催されています。 「伝統産業の日」関連の行事として,この他にも,「岡崎・東山」「京都駅」「室町」「西陣」等のエリアにて多数の事業が行われています。ぜひ御覧ください。 The KIMONO : Styled & Restyled −ファッションとしてのきもの 1300 年− 会期:[開催中]3月29日(金)まで[会期中無休] 会場:京都経済センター2階・京都産業会館ホール (下京区四条通室町東入) 入場料:一般800円 学生500円 ※中学生以下は無料 ※きもので御来館の場合,一般の方も500円で入館可能 主催:京都織物卸商業組合,京都商工会議所 【茶道部】「みやこめっせ」で呈茶をしました (その1)
3月16日(土)・17日(日)の両日,京都市勧業館「みやこめっせ」1階で行われました「京の名匠 春秋会展」(京都市伝統産業技術功労者作品展)のお茶席において,市立高校の茶道部が合同で呈茶をさせていただく機会を得ました。本校茶道部は,16日(土)に,京都工学院高,日吉ヶ丘高の茶道部員とともに,和装にて御来場の皆様へのおもてなしにつとめました。
京都市伝統産業技術功労者として顕彰されていらっしゃる匠の皆様の作品群に囲まれながらの,見事なお茶碗を使わせていただいてのお茶席ということで,開始当初,生徒たちは大変緊張していました。時間がたつにつれて徐々に落ち着き,またお越し下さった方々から温かいお言葉もかけていただいたおかげで,夕方までの限られた時間でしたが,楽しく豊かなひと時を過ごすことができました。 普段なかなか一緒に練習する機会のない他校の仲間と交流でき,生徒たちにとって良い経験になりました。それぞれが美しく端正な動きを落ち着いてにこやかにできるよう,これからも稽古に努めたいと思います。 お越しくださいました皆様,御指導くださいました先生方,誠に有難うございました。 [春秋会展について] 「春秋会」とは,京都市から「伝統産業技術功労者」として顕彰された皆様で組織されている,優秀な技術者の集まりです。西陣織,京友禅などの染織製品,京焼・清水焼, 京仏壇・京仏具,京人形等,その業種は京都の伝統産業のほとんどを網羅しています。 春秋会では年2回の作品展を京都市と共催で開催し,会場では功労者の作品展示や実演を行っておられます。今年は春の「京都市伝統産業技術功労者作品展」50周年記念という節目の年にあたります。 なお,作品展以外にも,京都市勧業館「みやこめっせ」地下1階「京の伝統産業交流サロン」(京都伝統産業ふれあい館内)で会員の皆さんの作品を常時御覧いただけます。 [市高茶道部合同呈茶について] 上記「春秋会展」の際に毎年お茶席を設けておられますが,今年初めて市立高校茶道部に呈茶のお誘いがあり,参加可能な4校から計約40名の部員が参加しました。 16日(土):11時から16時まで, 京都工学院,日吉ヶ丘,塔南の3校から約20人 17日(日):11時から15時まで,西京から約20人 いずれの日も9時に集合し,女子・男子とも和装に着替えた上で準備や呈茶等に当たりました。 ◎参考「伝統産業の日」について 京都市では,平成13年度に,春分の日を「伝統産業の日」と定めました。 匠の技の魅力を国内外に発信するため,この日を中心に,京都市勧業館「みやこめっせ」をはじめ,西陣織会館,京都経済センター等さまざまな場所で多彩な事業を実施しています。この「春秋会展」もその一環として行われました。 教育みらい科 大学訪問
3月13日、教育みらい科1年生8名が、教育課題探究の一環で京都女子大学を訪問しました。
教育課題探究は、教育みらい科の総合的な学習の時間「教育チャレンジ」の取組のひとつで、2年生から本格的に始まります。各自、探究テーマを1つ選び、ポスター発表などの段階を踏みながら、1年間かけて最終的に論文にまとめていきます。今回の訪問は探究活動のスタートです。テーマとして取り上げたいものをひとまず2つ選び、それを大学の先生方に探究方法の助言や内容に関するアドバイスをいただきます。この日は、京都女子大学発達教育学部の坂井武司准教授にお世話になりました。ありがとうございました。 性格に関するものなどぼんやりとしたテーマが多くあがりましたが、取り上げるテーマについてきちんと定義づけを行うこと、客観的に相関がとれるようにすること、漠然としたものには限定をかけることなど、個別に具体的なアドバイスをいただきました。生徒達はこの時間で、探究の方向性が少し見えてきたようです。 明日以降、佛教大学、京都教育大学にも別のグループが訪問します。 3月1日(金) 卒業式が挙行されました!
爽やかな青空のもと卒業式が挙行されました。卒業する生徒たちの顔は大人びて見え、この3年間の成長が見てとれました。最後には卒業生による合唱が行われ卒業式は感動に包まれました。
3年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。これからの活躍を期待しています。 平成30年度卒業式で,こんなことを話しました。
本日は3月1日。七十二候では「草木萌え動く」[第六候]の始まりの日です。昨日の雨から一変して,今日は気持ちの良い天気で卒業式を迎えることができました。
保護者の皆様,お忙しい中多数御参列くださいまして,誠に有難うございました。会場の大きさの関係からすべての方にお座りいただくことができず,御不便をおかけしまして,誠に申し訳ございませんでした。 また,京都市教育委員会,地元祥栄学区自治連合会長様をはじめ,PTA・愛校会等,御来賓の皆様にもご多用中のところ多数御臨席賜りまして,誠に有難うございます。 お蔭様で,厳粛な中にも温かみのある,塔南らしさがにじみ出た素晴らしい式を挙行することができました。 「式辞」は,次のような内容でした。 平成三十年度卒業証書授与式「式辞」 明るい春の光が感じられる今日の佳き日に,京都市立塔南高等学校第56回卒業証書授与式を挙行するにあたり,京都市教育委員会をはじめ,多数の御来賓,保護者の皆様方の御臨席を賜りまして,有難く厚く御礼申し上げます。 ただいま,普通科235名,教育みらい科40名,計275名に卒業証書を授与いたしました。 卒業生の皆さん,御卒業おめでとうございます。 皆さんは,この3年間,学業,学校行事,部活動,ボランティア活動等に全力で取り組み,充実した高校生活を送ってこられたことと思います。本日のこの喜びは,皆さんのたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありません。加えて,この時を迎えることができたのは,皆さんのことを絶えず気遣い支えてくださった,御家族をはじめとする周囲の方々の励ましがあったからだと思います。また,世界に目を向ければ,皆さんと同じような年代であっても,戦争や病気の蔓延等によって明日の命さえ保障されず,将来の希望を描くこともできない子どもや若者が多く存在しています。この節目のときに当たり,多くの人々の支えの中で安心して学校生活に集中できる環境にいられたことの素晴らしさ・有難さを,しっかりと胸に刻んでほしいと思います。 さて,現代は「VUCAワールド」,つまり,予測不可能な変化の激しい社会であると言われています。これまででは考えられないようなことが次々と実際に起こって不安定さや不透明感が増し,世界はまさに大きな変革期にあります。 日本国内では,2036年には国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者になると推計されています。その後も少子化の流れとも相まって,総人口は減少しながら高齢化率は上昇を続け,人手不足や過疎化がさらに深刻化し,まちや社会のかたちも大きく変わっていくことでしょう。社会課題の解決と新たな価値の創造を図るため,政府や産業界では「Society5.0」と銘打って「超スマート社会」の構築を模索しています。今後,IoT,ロボット,人工知能(AI),ビッグデータ等がさらに進展・連携してゆくはずです。人工知能やロボットが得意なことはそれを活用して業務を効率化することにより,人間は人間にしかできない創造性が求められる分野を担うようになる等,仕事の質も変わっていくことと思います。 こうした状況の中で,今後一層大切になるのは,失敗を恐れず,一歩踏み出し挑戦する勇気,チャレンジ精神です。先が見通せない時代だからこそ,挑戦してみる価値や面白さがあります。 まずは目的地を決めましょう。5年後,10年後のなりたい自分,理想像を明確にし,どうすればそこにたどり着けるか,戦略やビジョンを考えてみてください。その上で,アンテナを常に高く立てて,新しいこと・経験していないことにも積極的に取り組み,常に楽観的・ポジティブに考えながら,たとえ失敗しても屈せずに努力し続け,「今この時」を思い切り生きてください。 こんな言葉があります。「良い習慣が良いキャリアをつくり,良い関係性が良い偶然をつくる」・・・「良い習慣」には,継続性という意味のほかに,「ちょっと背伸びをし続ける」という意味も含まれていると思います。可能性あふれる皆さんには,「自分の許容範囲を少し超えてみる」よう心掛けることをお勧めします。また,「良い関係性」には,人と人との出会いや縁を大切にし,初めて会った多様な人々とも信頼関係を作る,という意味をも含めて考えてほしいと思います。 次に申し上げたいのは,「学び続けること」の大切さです。好奇心をフルに働かせて,知識や技術の引き出しをできるだけたくさん持つように心掛け,生涯を通じて精神的に豊かな人生を送ってほしいと思います。学ぶと言えば,皆さんに特にお願いしておきたいのは,自らが拠って立つ日本の歴史や文化はもちろんのこと,諸外国の歴史や文化にも通じ,自分の言葉で語れるようになってほしいということです。世界中がネットワーク化され関係が深まっている中,互いの文化や歴史について存分に語り合い,新しい気づきを得たり理解を深め合ったりするのは大切ですし何より楽しいことです。とりわけ,皆さんは,ここ京都で生まれ育った若者です。京都生まれのアドバンテージを活かしながら,文化を異にする人と交流するときにも,実感のこもった言葉で,日本や京都の歴史・文化・魅力を語ってください。 また,大切にしてほしいのは,「自己の力を自分のためだけに使うのではなく,社会に活用・貢献して人の役に立ちたい」という気持ちです。「自分さえよければよい」という姿勢ではなく,自分の良心に正直に,「人とともに」「人のために」という気持ちで,「与えることのできる人」になってください。皆さん一人一人に備わっている「良心」や「人間的な善さ」をこれからも大いに発揮して,人間的魅力を高めてください。 最後になりましたが,高いところからではございますが,保護者の皆様に一言御挨拶申し上げます。本日は,お子様の御卒業まことにおめでとうございます。高校生という多感な時期を送るお子様に,ある時は厳しく,ある時は温かく寄り添いながらの3年間であったと思います。立派に成長されたお子様が新たな旅立ちを迎える今日,まさに感慨無量でいらっしゃることと拝察いたします。これまでの,本校の教育活動に対する温かい御支援・御協力に,厚く御礼申し上げます。 5月からは平成にかわる新しい元号がスタートします。そして秋にはラグビーのワールドカップ,来年にはオリンピックやパラリンピック,2025年には万国博覧会も行われる等,これからさまざまな動きがあります。こういった時代の中で新しいステージへと旅立つ卒業生の皆さんの輝かしい未来に大いに期待して,式辞といたします。 平成31年3月1日 京都市立塔南高等学校 校長 小 野 恭 裕 |
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