最新更新日:2024/11/01 | |
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ご卒業おめでとうございます!
3月1日(木)
本日は、本校の第55回卒業証書授与式がありました。 悪天候の恐れがありましたが、風は強いものの雨は降らず、3年生の晴れ舞台となりました。 卒業する生徒たちの名前を担任の先生が読み上げる声が涙で震える中、クラス代表の生徒が卒業証書を受け取る姿は、高校生というよりもすでに”大人”に見え、頼もしい様子でした。PTA会長のご祝辞からは、保護者の方々が愛情あふれる眼差しで、勉学や部活動にひたむきに取り組む生徒をずっと見守ってくださっていたことが伝わってきました。 卒業生の答辞は、代表で星萌香さんが述べました。途中には、担任団の先生一人ひとりへの、クラスの生徒たちからのオリジナルのお礼メッセージが読み上げられ、先生と生徒の絆の強さや思い出深いさまざまな取組の様子が、手に取るようにわかりました。 本日卒業した3年生は、今日から本当の意味で、自分の力で幸せになってもらいたいと思います。卒業後の進路は様々ですが、塔南高校で学んだことを活かして、これからも精進してください。 平成29年度卒業式で,こんなことを話しました。
本日は3月1日。七十二候では「草木萌え動く」[第六候]の始まりの日です。
昨夜からの激しい風や雨で天気が心配でしたが,風は相変わらず強かったものの,お蔭様で開式前には雨も止み,まずまずの天気で卒業式を迎えることができました。 保護者の皆様,お忙しい中多数御参列くださいまして,誠に有難うございました。会場の大きさの関係からすべての方にお座りいただくことができず,御不便をおかけしまして,誠に申し訳ございませんでした。 また,京都市教育委員会,地元祥栄学区自治連合会長様をはじめ,PTA・同窓会・愛校会等,御来賓の皆様にもご多用中のところ多数御臨席賜りまして,誠に有難うございます。 本校着任後初めての卒業式に臨んだわけですが,厳粛な中にも温かみのある,塔南らしさがにじみ出た素晴らしい式だったと思います。 「式辞」は,次のような内容でした。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 平成二十九年度卒業証書授与式「式辞」 卒業生の皆さん,御卒業おめでとうございます。 皆さんは,この3年間,学業,学校行事,部活動,ボランティア活動等に全力で取り組み,充実した高校生活を送ってこられたことと思います。本日のこの喜びは,皆さんのたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありません。加えて,この時を迎えることができたのは,皆さんのことを絶えず気遣い支えてくださった,御家族をはじめとする周囲の方々の励ましがあったからだと思います。また,世界に目を向ければ,皆さんと同じような年代であっても,戦争や病気の蔓延等によって明日の命さえ保障されず,将来の希望を描くこともできない子どもや若者が多く存在しています。この節目のときに当たり,多くの人々の支えの中で安心して学校生活に集中できる環境にいられたことの素晴らしさ・有難さを,しっかりと胸に刻んでほしいと思います。 さて,現代は「VUCAワールド」,つまり,予測不可能な変化の激しい社会であると言われるように,日本や世界は大きな変革期にあります。 特に日本国内では,2036年には国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者になると推計されています。その後も少子化の流れとも相まって,総人口は減少しながら高齢化率は上昇を続け,人手不足や過疎化がさらに深刻化し,まちや社会のかたちも大きく変わっていくはずです。政府や産業界では「Society5.0」と銘打って「超スマート社会」の構築を模索しています。今後,IoT(Internet of Things),ロボット,人工知能(Artificial Intelligence),ビッグデータ等がさらに進展・連携し,それらを活用することによって,人工知能やロボットが得意なことはそれに任せて業務を効率化し,人間は人間にしかできない創造性が求められる分野に専念するようになるなど,仕事の質も変わっていくことでしょう。 こうした状況の中で,今後一層大切になるのは,失敗を恐れず,一歩踏み出し挑戦する勇気,チャレンジ精神です。先が見通せない時代だからこそ,挑戦してみる価値や面白さがあります。日本という枠にとらわれず,実際に世界のありようを自らの目で見,肌で感じて,世界をフィールドに活躍してください。「そこ」には,書物や映像・ネット上では,伝える側が設けたフィルターでブロックされた,雑多な,あるいは伝える側にとって都合の悪いことも含めて,まるごとの現実がころがっています。五感をフルに働かせる中で,みずみずしい感性で社会課題に気づいたとき,それを他人事として無関心になるのではなく,自分のこととしてとらえ,文化的背景が異なる他者や集団とともに課題に取り組み,斬新な発想で問題を解決していってほしいと思います。ときには失敗するかもしれませんが,その経験が皆さんの将来の糧となるはずです。失敗を恐れず,自分と社会のあるべき姿,理想を追い求めてください。 その際,大切にしてほしいのは,「自己の力を自分のためだけに使うのではなく,社会に活用・貢献して人の役に立ちたい」という気持ちです。「自分さえよければよい」という姿勢ではなく,自分の良心に正直に,「人とともに」「人のために」という気持ちで,「与えることのできる人」になってください。皆さん一人一人に備わっている「良心」や「人間的な善さ」をこれからも大いに発揮して,人間的魅力を高めてください。 次に申し上げたいのは,「学び続けること」の大切さです。好奇心をフルに働かせて,知識や技術の引き出しをできるだけたくさん持つように心掛け,生涯を通じて精神的に豊かな人生を送ってほしいと思います。「人生100年時代」とも言われています。今やインターネットで大学の講義が無料で受けられる時代です。「MOOC(Massive open online course)」という大規模公開オンライン講座に世界中の大学が参加していますし,日本でも,たくさんの大学のサイトに,オープンコースウエアのページがあります。その他,趣味や地域コミュニティーの行事等にも積極的に取り組み,各自の裾野を広げていってください。学ぶと言えば,皆さんに特にお願いしておきたいのは,自らが拠って立つ日本の歴史や文化はもちろんのこと,諸外国の歴史や文化にも通じ,自分の言葉で語れるようになってほしいということです。世界中がネットワーク化され関係が深まっている中,互いの文化や歴史について存分に語り合い,新しい気づきを得たり理解を深め合ったりするのは大切ですし何より楽しいことです。とりわけ,皆さんは,ここ京都で生まれ育った若者です。京都生まれのアドバンテージを活かしながら,文化を異にする人と交流するときにも,実感のこもった言葉で,日本や京都の歴史・文化・魅力を語ってください。 最後になりましたが,高いところからではございますが,保護者の皆様に一言御挨拶申し上げます。本日は,お子様の御卒業まことにおめでとうございます。高校生という多感な時期を送るお子様に,ある時は厳しく,ある時は温かく寄り添いながらの3年間であったと思います。立派に成長されたお子様が新たな旅立ちを迎える今日,まさに感慨無量でいらっしゃることと拝察いたします。これまでの,本校の教育活動に対する温かい御支援・御協力に,厚く御礼申し上げます。 それでは,卒業生一人一人の新たな一歩と,それに続く輝かしい未来に大いに期待して,式辞といたします。 平成30年3月1日 京都市立塔南高等学校 校長 小野恭裕 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− [写真] 卒業式及び各クラスでの最後のホームルーム終了後の,校門付近の様子 1年生普通科「総合的な学習の時間」第25回
2月20日(火)
「問題解決力」を培うことを目的に、「中高生が食べたくなる、使いたくなる新しい商品を提案せよ!」というテーマで進めてきた商品企画。ついに、本日をもって最終回となりました。 生徒の発表を振り返り、改めて「今後求められる人材」について話をしました。 将来皆さんが就く仕事とはどんな仕事であっても、誰かの問題を解決するための価値を提供するものです。つまり働くということは、誰かに対して価値ある何かを提供するということです。 従って、「自分は、社会に対してどのような価値を提供していきたいのか」、そのために「どんな役割を担える自分になりたいのか」を考えることが大切です。 最後に、こんな質問を生徒に投げかけました。 「集団でのあなたの役割は何ですか?」 集団とは、今いるクラスや部活、友達、家族などです。 「総合的な学習の時間」を通して、生徒は話し合いを円滑にしようとしたり、ホワイトボードにどんどんイメージを描いていったり、じっくりアイデアを膨らませたり、それぞれの得意分野でグループに貢献していました。 今年度最後の授業は、自分はどんな役割を担っていて、他者に対してどのような価値を提供できる人間か、改めて振り返るとともに、今後どのような価値を提供していける人間でありたいか、今後も継続して考えていくことの大切さを、確認する時間となりました。 「京都マラソン2018」のボランティアに参加しました!(その2)
2月18日(日) 「京都マラソン2018」その2
トップのランナーの通過からしばらくの間は、何もとらずに走り抜けるランナーがほとんどで、みんなは拍子抜けの様子。「がんばれー!」「ファイトー!」などにまじって「塩分補給、いかがですかー!」などという“呼び込み”の声掛けも始まり、取ってくれるランナーが出ると、ウォーッと歓声が上がりました。徐々に、ランナーとハイタッチしたり、「がんばってくださーい!」「ありがとう!」など、ランナーとのコミュニケーションも生まれていきました【写真上】。 給食も給水も、不足分の追加の作業がどんどん入り、大忙し。 そうこうしていると…待っていました!本校保健体育科で硬式野球部顧問の田邉先生の到着です!【写真下】はじめてのフルマラソン挑戦。4時間半での完走が目標とのことでしたが、果たしてその結果はいかに?! 田邉先生を見送ったあと、さらに元気に、給水給食と応援に取り組みました。 ランナーがまばらになってくると、テーブルの縮小、投げ捨てられた紙コップやゴミの掃除にも当たります。やがて、最後尾のランナーが通り過ぎ、撤収作業。できぱきと働き、予定より20分ほど早い12:50ごろに、挨拶をして解散となりました。 全体として、活気あふれるボランティア活動ができたと思います。 ランナーの皆さんに、給水給食をして差し上げて、元気に走っていただくためのボランティア活動でしたが、逆に、ランナーの皆さんから元気をもらった半日でした。 「京都マラソン2018」のボランティアに参加しました!(その1)
2月18日(日)
「京都マラソン2018」が、開催されました。 競技補助員として陸上競技部63名、ボランティアとして硬式野球部49名・女子バスケット部19名・剣道部10名・バドミントン部9名の計87名、あわせて150名が参加しました。 ボランティアの87名は、北山・松ヶ崎ブロックの第7給水所で、スポーツドリンク、水、給食(チョコソフトパン、ミニトマト、ウィダーinタブレット等)の提供に取り組みました。 朝8:10に全員が集合し、ウェア等を着用した後、班長・副班長からの指示を受け【写真上2枚】、テーブルやゴミ箱、提供物の準備にとりかかりました【写真下4枚】。パンを半分に切ったり、紙コップに半分ぐらいまでスポーツドリンクや水を入れて並べたり、みんなで協力して進めているうちに、あっという間に「トップのランナーがあと400mほどで到着します」とアナウンスする運営車両が通り過ぎていき、緊張が走って、みんなでランナーを待ち構えました。 (その2につづく) 子どもの発達と遊び
教育みらい科1年生「人間学1」の特別授業として、子どもの遊びと玩具の研究家でいらっしゃる、キッズいわき ぱふ 代表の岩城敏之さんにお越しいただき「子どもの発達と遊び」と題してお話しいただきました。
岩城さんは、ご自身が経営なさっている絵本と木のおもちゃの専門店「キッズいわき ぱふ」から海外のおもちゃをたくさん持ってきてくださり、生徒たちはそれらに実際に触れたり、様々なゲームを体験したりして、熱中していました。 「資源のない日本が世界から注目されるのは先祖が優秀な教育に成功したからです。テレビゲームが悪いわけではないが、そればかりでは脳が育たない。脳の成長期に心と体が育つおもちゃを。」と語る岩城さん。 生まれてきたことに感謝し、与えられた能力を周りの人のために発揮しよう、という岩城さんの言葉を一人一人が受け止めて、これからの日々の学びや行動に生かしてくれることと思います。 1年生普通科「総合的な学習の時間」第24回1年「総合的な学習の時間」では、「中高生が食べたくなる、使いたくなる新しい商品を提案せよ!」というテーマのもと進めてきた商品企画が、いよいよ発表の日を迎えました。 商品のキャッチコピーやロゴ、価格や販売戦略(広告等)など、3回にわたり議論を重ねてきた各グループの発表では、実際販売されている競合商品に負けない優れたアイデア商品が次々と提案されました。 本日発表したあるグループは、「クックキット」という商品を提案しました。シングルマザーの17歳の娘をペルソナに、お母さんを支える全国の子どもたちに向けた商品という設定です。クックパッドと共同で開発した夕食メニューを作るための具材が、ワンパック500円というセット(キット)で買えるのだそうです。500円という価格設定も、母親が気軽に手渡せるワンコインと説明がありました。最近はおいしそうな料理の調理方法が様々なSNSに上がっていますが、「クックキット」も、SNSを広告の媒体として販売を広める予定だそうです。 本日はクラスの半分のグループが発表しました。残りのグループは来週発表です!まだまだ楽しみです!! ふれあいトークin洛南本校の近くの洛南中学校で「ふれあいトークin洛南」が開催され、本校から教育みらい科1年生が参加しました。 「ふれあいトークin洛南」は、洛南中学の1年生が各クラス5グループに分かれ,地域の方々、大学生、高校生と「将来の夢〜はたらくとは何か〜」をテーマに話し合うものです。(洛南中学校ホームページより) 地域からはご年配の方や警察官の方も参加されており、大学生の方や本校生徒も含めて様々な年代や立場の方々が参加されていました。 はじめは全体に緊張した雰囲気もありましたが、中学生の取組の発表や「ふれあいトーク」を説明する劇、アイスブレーキングなどがあり、本校生徒もグループ内でうちとけてコミュニケーションをとることができたようです。 本校生徒は、自分の高校生活や将来の夢などについて話すことを通して、中学生に将来のことを考えてもらえるようしていました。本校生徒自身も、様々な方々にお話を聞いていただくことで、自分が頑張っていることを振り返ったり将来の夢を見直したりできたのではないかと思います。 本校生徒にとっても、大変良い学びの機会になったと思います。1年生も残すところ約1ヵ月ですが、2年生に向けて新たな目標を設定して学び続けてほしいと願っています。 1年生普通科「総合的な学習の時間」第23回1年「総合的な学習の時間」で、「中高生が食べたくなる、使いたくなる新しい商品を提案せよ!」というテーマのもと進めてきた商品企画も、商品のキャッチコピーや実際の販売方法、価格などを決める最終段階に入りました。 グループワークが続き、最初は誰も舵を取らなかったグループも、誰かが積極的に話し合いを進めたり、誰かがホワイトボードにまとめたり、ipadで競合商品を調べたり、気付けば役割分担が自然と出来あがってスムーズなやり取りが生まれてきています。 部活を頑張る、たくさん食べたい男子高校生をターゲットにしたおにぎりの開発を考えたグループは、チーズインハンバーグが入ったおにぎりを考えました。手軽にコンビニで購入でき、プラス50円でサラダがついてくる商品設定です。キャッチコピーには、「主菜にぎっちゃいました」、「メインにぎっちゃいました」「定食をコンビニで」の3つが候補に上がりました。さて、最終的にどのキャッチコピーになるのでしょう。 いよいよ発表は来週です!! 2年生「百人一首大会」を行いました!講師として、京都小倉かるた会より、第47・48期クイーンの荒川裕理先生、四段の石坂詩織先生、公認読手の坂口香津佐先生の豪華な顔ぶれをお迎えしました。 はじめに坂口読手の美しい朗詠のもと、クイーン荒川先生と石坂先生の息を飲む華麗な模範試合を観戦しました。 上の句が読まれ始めた瞬間、ものすごい速さでとり札を外へはじき出すのを競う様子に、大きな歓声が上がり、会場は一気に緊張感に包まれました。 歌の上五までは同じでも次の一音で歌の違いがわかる場合は、その一字が読まれるまでピタッと止まって耳を澄ますお二人の、集中力を研ぎ澄ます姿。周りの空気まで凍りついたような緊迫感がありました。 荒川クイーンの解説をはさみながら模範演技を見学したあとは、いよいよ生徒たちの出番です。 3〜5名でチームを組み、クラス対抗戦を行いました。生徒たちはこの大会に向けて、古典の授業やホームルームで何度も練習を重ねてきました。その成果もあり、素早い動きでかるたを取る生徒の姿も多く見られ、非常に白熱した試合が続きました。 どの試合も接戦でしたが、優勝を勝ち取ったのは5組、2位は1組、3位は2組という結果になりました。おめでとうございます! 今後もぜひ、百人一首に、そして、古典全般に興味を持って学習を続けてほしいと思います。 |
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