最新更新日:2020/03/27 | |
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明けましておめでとうございます
平成30年の幕開け。年頭に当たりまして,地域・保護者の皆様に,新年のご挨拶を申し上げます。
明けましておめでとうございます。旧年中は,京北第一小学校学校経営に関しまして,多大なご理解・ご協力を賜り誠にありがとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いしたします。 それぞれのご家庭におきまして,新年の迎え方は異なると思いますが,新しい年をよりよい年に,今年はこんな年にしたい,というおもいは同じだと思います。そして,大人も子どもも同じです。新しい年の初めに,今年の目標をしっかり決めて,実りある一年して頂きたいと思います。しかし,何はともあれ,健康で病気やけがのない一年になることをお祈りいたします。 さて,12月は人権月間でした。12月6日(水)に人権に関する内容に関する道徳の学習を参観していただき,そのあとは,全学年で同じ絵本の読み聞かせを通して,「相手のことを考える」学習を行いました。子ども達の感想や,きらっとツリーのよいとこ見つけを見ていますと,友だちを大切にする気持ちや,やさしいほのぼのとする心が伝わってきました。これも,地域やご家庭で子ども達が温かく包み込んで頂いているからだということがわかります。ありがとうございます。 4年生の道徳の教材を例に挙げてお話したいと思います。この教材は,西と東という二つの国が出てきます。両方の国もウリを作っています。東の国のウリはみずみずしくて大きく,とっても美味しいです。それに引き替え,西の国のウリはやせて小さく美味しくありません。西の国の人々は,東の国をねたんで,東の国のウリ畑を荒らしました。被害を受けた東の国の人は怒り,仕返しをしようとすることになりました。その時に,東の国の学者が,「やられたら,やり返すではお話にならんよ。いつもまでも繰り返すことになる。私なら,西の国へこっそりいってウリ畑に水をやるよ。」と,諭しました。東の国の人々は,学者のいうことを信じて,毎晩西の国へ行ってウリに水を与え,ウリを育てました。西の国のウリはどんどん成長し,東の国のウリと同じようになりました。不思議に思った西の国の人が,こっそりウリ畑を観察していると・・・。東の人がやってきて,ウリに水をあげている,ウリの世話をしているではありませんか。 西の国の人々は,驚き,そして自分たちのしたことを反省しました。そして,自分たちの行いを詫びたのです。 この教材は,広い心(寛容)をねらいとしています。今の世の中,「やられたらやり返す」「やられる前にやる」という世相が多いように思います。これでは,なかなか相手をおもうことは出来にくいです。東の国の学者のように,「やられたらやりかえすでは,お話にならんよ。」このお話にならんよ,ということを大人がしているのです。子どもがやさしくないのは,そんな大人を手本としているからです。広い心で相手を許す,このような大きな気持ちで一年を過ごしたいものです。 年頭に当たって,私の自戒も含め,4年の道徳の教材をご紹介しました。学校は,子どもが楽しく安全に学習する場です。しかし,その営みを支えるのは,地域であり,保護者の皆様であり,教職員です。子ども達に関わるすべての大人が,子ども達の手本となる存在,憧れ・目標となる存在でありたいものです。 |
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