20日(水)午後から、生徒会保健委員会が中心となって普通救命講習会を行いました。この行事は、個人懇談の時期に例年行っており、講師は中京消防署警防課から3名お越しいただきました。
講習参加者は、保健委員会の生徒と、各部活動から代表2名、その他希望者を含めて合計53名でした。
講習会はまず、前半は応急手当の基礎知識や、救命救急についてDVDを見て学びました。後半はDVDの内容を、実際に人形と練習用のAEDを使って実習しました。
【実習】倒れている人がいたら・・・
1 安全確保・・・周りの環境だけでなく、出血などで感染のリスクがある場合は救命処置はできない。
2 反応(意識)を確認・・・肩などをたたいて耳元で声をかける
3 119番通報と協力者の依頼・・・通報すると、知識がなくても通信司令員が電話で指示をしてくれる。協力者には、AEDを取りに行ってもらう。
4 呼吸の確認・・・胸の動きを10秒見る。呼吸がない場合は5へ
5 胸骨圧迫・・・1分に100回〜120回くらいの速さで30回。押して胸がもどってきてから押す。(効率がよい。)
6 人口呼吸・・・2回。口をつけての人口呼吸がためらわれる場合は、省略し胸骨の圧迫だけをすればよい。(実習では省略しました。)
7 AEDの使用・・・AEDが解析してくれるので、迷わず使用する。スイッチを押す時は、倒れている人に誰も触れていないことを確認する。(感電する。)
8 AEDの解析と心肺蘇生・・・慌てず落ち着いて、救急隊が到着するまで胸骨圧迫30回と人口呼吸2回を続ける。人口呼吸をしない場合は、胸骨圧迫を続ける。
瀬津救急係長様より
・学校のどこにAEDがあるか、家の近くにはどこにAEDがあるか知っておくことが大切。(学校は3か所・・・玄関・保健室前・アリーナ教官室)
・倒れて1分後に電気ショックができたら90%助かる。1分遅れるごとに助かる確率が10%落ちていく。間違っていてもいいから、行動に移してほしい。
最後に生徒からの質問もたくさん出て、充実した講習会となりました。
保健委員長さんをはじめ、各クラスの保健委員さんご苦労様でした。