最新更新日:2020/03/25 | |
本日:1
昨日:0 総数:142878 |
訪問者5 〜???〜ここから先は興味のある方のみお読みください。 前述でおそらく「キリウジガガンボ」と述べましたが,ガガンボの仲間は結構種類が多い割に研究が進んでいませんので,単純にこれだと同定しにくいのです。ただ,ここ京北に水田が多いことも考え合わせると,おそらく正解だろうと思います。 ガガンボの幼虫は水中や土中に住み,植物の根などを食しています。特にこのキリウジガガンボの幼虫はイネの根を食べる害虫として知られており,農家にとって大敵の一つだそうです。 ここで,ガガンボを漢字で表すと「大蚊」「蚊々姥」「蚊々母」があります。一つ目は最も分かりやすい巨大な蚊という意味ですね。またその大きさから,蚊の乳母・姥の意味となる「蚊々(カガ)姥(ウバ)」が転じてとも言われていますし,蚊の母の意味となる「蚊々(カガ)母(ボ)」が転じたとも言われているようです。 キリウジ(切蛆)とはどういう意味でしょう。それは何と,蛆(ハエの幼虫)みたいな幼虫が腹を途中で切ったように見えることから来ているということです。一度調べてみますか?尻側が千切れ割けたように見えますから。多分呼吸するための鰓みたいなものじゃないかなと思うのですが。 最後に,ガガンボの名誉のために,決して血を吸いません!そもそも,あの優雅と言おうかよろよろと言おうか,兎に角,あの飛び方で血を吸おうものなら,吸う前に押しつぶされてお終いとなってしましますから,とうの昔に絶滅してしまっていたでしょうね。 成虫は蜜や水を吸っていると言われていますが,樹液も吸っているんじゃないでしょうかね。貴重な樹液を吸うにはのんびり過ぎて他の昆虫に追い出されてしまうでしょうかね…,無理かな…。がんばれガガンボ。 みさきの家宿泊学習3日目Part4
鳥羽水族館に到着し,各グループに分かれての見学が始まっています。子ども達同士相談の上,思い思いのゾーンへ急いで出かけて行きました。さてさて,全部上手に見きれるでしょうか。
みさきの家3日目Part3
退所式となりました。名残惜しさもありますが,みさきの家の生活がこれにて終わります。この後,バスに乗車して次の目的地,鳥羽水族館へ向かいます。
みさきの家宿泊学習3日目Part2
やや寝不足での朝の集いでしたが,体が目を覚まし,朝食時には調子が戻ってきたようです。
みさきの家宿泊学習3日目Part1
三日目,つまり最後の朝の集いです。少々お疲れ気味のようですが…。力を出して元気よく校歌を歌って校旗を揚げています。
訪問者4 〜ゴマダラカミキリ〜この虫を漢字で書くと胡麻(ごま)斑(まだら)髪切(かみきり),約(つづ)まってゴマダラカミキリと呼ばれています。実は私は噛み切るが語源と思っていたのです。違ったのですね。 せっかく持ってきてもらったのだから何か切らせてみようと考え試してみることに。本来なら髪の毛を切らせてみたいのですが,さすがに必要量の毛を集めるのは困難さがあるので,同音漢字の紙で代用しました。意味ない!と言われればその通りです。すみません。 しかし,再生紙で確かめてみると,さすがに大あごの力が強いことがはっきりします。これじゃ木も簡単に穴をあけられるわなと納得しました。顔を上手に押し付ければ,結構切り進めるかもしれませんよ。 ここから先は興味のある方のみお読みください。 胡麻斑髪切,その名の通り黒光沢の字に白い胡麻のような細かい斑模様があることから来ています。では髪切は?これとはっきりした説は分かりませんが,髪の毛をも切るということに関係しているようです。大あごの力がそれほど強いということのようですね。 実際に調べた方が居られるようで(三春町のホームページに載っていました),約960gの力があるそうです。こんな力で指を噛まれたら穴が開くのは確実ですね。あのクワガタでさえ約650gということなのですごいことです。体重の21倍の噛む力があると書かれていますから60Kgの人の体重に換算すると1.2トンを超えてしまう噛みきる力になるということです。この換算は意味のないことでしょうが,兎に角,噛む力が強烈に強いということが分かってきます。 この強烈な力のあごを使って樹木に穴をあけ,そこに卵を産み付けます。卵から孵化した幼虫は材の内部を喰い進み空洞を作って成長します。特にゴマダラカミキリはミカンの木の成長を妨げるので害虫として扱われており,農家にとっては駆除の対象になっています。 しかし,カミキリ虫全体としては,朽木の分解者として樹木を自然に帰す役割を担ってくれているのです。ゴマダラカミキリは生きている木を食しますが,食べるのは樹勢の弱った木であり,早く自然に帰すことで世代交代をさせる役に立っていると考えている人も居るようです。 どのように解釈するかで見方が変わってくるのですね。 体育館天井改修終わる
4月20日より始まった体育館の天井改修工事ですが,7月27日に内部が終了しました。外部の片付けも翌々日に終わり,いよいよ体育館が使えるようになります。
つり天井の耐震基準設定がないために撤去する方向で始まった改修工事です。写真のようにすっきりとした背の高い天井に変わりました。 みさきの家宿泊活動2日目Part5
午後の活動を終え,いよいよ夕食作りです。みんなが協力して作らないと夕食抜きになるから真剣です。食器の確認と食器洗い,飯盒とご飯をセットする者,すき焼き風煮の具材を切って鍋にセットする者,肝心のかまどに火を起こし火の番をする者,様々な役割を協力してこなしていきます。
暑い中で長袖を着て火の番は大変ですが,がんばれ! さとまちコラボ京都市消防学校は新しい立派な施設で、最新型の消防車両も見学させていただきました。 また、現在、訓練を受けている消防学校の生徒さんから、放水等を教えていただく等の交流も出来ました。 訪問者3 〜ハラビロトンボ〜三枚目の画像に角度をたがえた頭部を載せてみました。頭の大きさに比べて目が大きいのが分かりますよね。じっと見ているとどこか愛嬌がある顔に見えてくるのは筆者だけでしょうか。 いつもの通りここから先は興味のある方のみお読みください。 このトンボの腹の色は黄色系統ですがこれはメスの特徴でオスは,粉を吹いたような青色をしています。じゃあ,シオカラトンボと一緒?と言われるかもしれませんね。腹の色の特徴としては,シオカラトンボ属と同じですが,仲間としてはハラビロトンボ属として独立しています。 今回は目(複眼)についてお話してみましょう。頭部の多くを占めるこの複眼,ほぼ全角度を網羅するだけの広さを持っています。人間の目が前半分180度強しか見えないことを思えばトンボの目はすごいといえるでしょう。ただ,ウサギなどでもお分かりのように人間と違って横に目がついているということは,初めからより広い範囲を捉えられるようにできているということです。その中でもトンボの目は左右にあるだけでなく上にも下にも広がっているということで360度全方向が見えていると言えるのです。 それはすごいと思われるかもしれませんね。また,昆虫の目立つ目は複眼であり,個眼と呼ばれる一つ一つの目が集まってできています(目立たない単眼というのも3つあります。明るさ検知程度の能力と言われています)。トンボで数万個集まっていると言われています。人間の目2個と比べるとこれはすごく物がよく見えるだろうなと羨ましがられるかもしれませんね。でも,残念ながら,たった2個の人間よりも見えていないそうです。資料によると,視力相当で言えば0.01程度だそうです。カメラなどの画素数で言えば,数万画素にしかならず,人間が1000万画素相当と言われていますので如何にぼやけて見えているかがうかがい知れるかと思います。なんだ,それじゃ目がたくさんあってもたいしたことないじゃないですかと思われるでしょう。ところが,コマ撮りの能力はすごいらしいのです。人間なら,蛍光灯がずっと明るく照らしているように見えるでしょう。でも,本当は,1秒間に60回点いたり消えたりしているのです。またテレビ画像は,30分の1秒に一回静止画がコマ送りされているようなものですが,人間の目には連続動画として映っています。トンボの目で見れば,蛍光灯は点いたり消えたりしていますし,テレビ画像は,パッパッパッとコマ送り画像が映しだされているのが分かるということになるのです。ただし,先ほど触れましたように視力が低いので鮮明画像ではなくぼやけた画像がコマ送りされているということです。 |
|