![]() |
最新更新日:2020/03/25 |
本日: 昨日:0 総数:144589 |
みさきの家宿泊学習1日目Part5
みさきの家に着いて,午後は大きな活動もなく,各班,比較的のんびり活動の下見や相談などをして過ごしたと思われます。画像は到着後初めての食事となる夕食です。子どもたちの感想やいかに。
志摩半島のライブカメラを見る限り,ただ今の天気は,所々に雲があるものの晴れのようです。この後,夜にキャンプファイヤーや星空観察がありますが,心配はなさそうですね。 今日の配信はここまでだそうです。この続き?は明日に。 ![]() みさきの家宿泊学習1日目Part4
みさきの家に到着です。なかよし港から船を降りて,集いの広場にて入所式を行っています。誰一人途中でダウンすることなく,暑さに耐えながらも元気にしています。
![]() 訪問者1 〜ウシアブ〜![]() せっかくですから,ウシアブについて少しお話しましょう。興味のある方のみお読みください。 下二枚の画像ですが,まず,上の画像の顔をよく見ると何かハエと似ているような…,と思われる方が居られるでしょう。その通りで,ハエとは遠い親戚になります。 左の緑箱枠ですが,目(複眼)と目(複眼)が離れています。これはメスに見られる特徴でオスの場合は,左右の目が接しています。このように,アブの仲間はここを見れば雌雄の判別ができるのです。さて,右側の青楕円枠内ですが鋭くとがっています。これは,アブの口吻です。ハエの先端とはまた異なっています。さてこの鋭い口吻を使って動物に突き刺し血を吸い取るということをしています。ですから人に刺しに来て当然ですのでお気を付け下さい。刺されると,激痛が走りますのですぐに分かりますが,その時にはもう吸われています。蚊やヒルと違い,麻酔作用の液を出しませんので,血を取られるは激痛を伴うはでたまらない生き物となります。山などで寄ってきたら血を吸いに来たと思っていただいて間違いなしです。ただ,血を吸うのはメスのみで,蚊等と同じように産卵のための必要な栄養分を摂るためだけです。日頃は,花の蜜などを吸っているそうです。 下の画像に移りましょう。アブ,ハエ,蚊等の仲間は,双翅目と言って見た目状は二枚翅なのです。しかし,黄箱枠内と拡大図を見てください。翅が変化した平均棍が存在しており,厳密には四枚翅ということになります。この平均棍も前翅と同じように上下振動しており,ジャイロスコープの働きをしているようであるといわれています。ところで,二枚翅だと四枚翅より体を浮かすという点で不利ではないかと思われませんか。これを補うためかどうかわかりませんが,双翅目は前翅を1秒間に何と,六百回から千回も羽ばたかせているそうです。 なるほど,蚊が耳元でうるさく聞こえるのはこの振動数のためですね。 ![]() みさきの家宿泊学習1日目Part3
賢島から船に乗り,英虞湾を船でみさきの家なかよし港へ向かいます。小さな島々が見えたり,養殖筏が見えたりと内海ならではの景色です。しっかり晴れていますが,外の席に出ると風が爽やかさを添えてくれます。
![]() みさきの家宿泊学習1日目Part2
京都駅にてスクールバスを降りて賢島行の近鉄特急に乗車し,定刻9時15分に出発しました。早速グループでトランプ遊びなどに興じています。12時ごろ賢島到着まで車中で過ごします。
![]() みさきの家宿泊学習1日目Part1
今朝,京北地域三小学校が集い,みさきの家宿泊学習で共に過ごす仲間達との結団式を行いました。これから3日間の共同生活や活動を通して成長した姿で帰ってきてほしいですね。
スクールバスに乗り込んで,いざ,出発! まずは京都駅へ。 ![]() ![]() ![]() こんばんは,失礼します 〜アマガエル〜
ここ最近,湿気のある夜になると窓ガラスに訪問者が現われます。1枚目の画像が,窓のサッシ枠に上がってきたところです。すぐにお分かりになりますね。カエルです。しかも,アマガエルです。
2枚目の画像は,あちこちを向いています。窓ガラスにへばりついてじっとしていると思いきやごそごそと向きを変えたり,移動したりしてまたじっとしています。 何をしているのでしょうね。窓明かりに誘われて筆者の様子を見に来たのでしょうか。挨拶をしようと近づけば,警戒して逃げる態勢を作りますが,よほどのことがないと逃げません。私を見に来たのではないようですがどうやらここに居たい理由があるようです。 3枚目の画像の左端をよく見てください。小さな生き物が見えますが分かりますか。羽アリです。アマガエルはこの虫をじっと見ています。そうなんです。実はアマガエルは食事にやってきたのです。晩御飯ということになるのでしょうね。 でもなぜこんな明るい敵に見つかりやすいところに?いやいや賢いと思いますよ。明るいところには,光を求めて虫たちが集まります。そこで待っていれば…。たっぷりと食べることができますよね。また,夜ですから,敵の鳥たちはほとんど行動していませんし,つるつるの窓ガラスではヘビも登れませんしね。どうぞ,灯りがついている間お食事をどうぞ。でも,ヤモリ君は来ていませんね。来ないかな…。 ここから先はカエルに興味のある方がどうぞ。アマガエルと同定している理由は,鼻から目,耳にかけて黒い筋が走っていることや口先が丸っこいことからです。似たものに,アオガエル科のシュレーゲルアオガエルやモリアオガエルがいますが,上記二か所の特徴が違うことによります。 ![]() ![]() ![]() 朝の光を浴びながら〜パックドック〜![]() ![]() ![]() これはこれで楽しいね![]() ![]() ![]() 左:がんばって火を着けました。雨上がりなので大変です。 中:無事にできあがりました。男子は「トマトチーズカレー」,女子は「はちみつインゲンカレー」です。 右:後片付けです。彼はなべ洗いのプロです。まっ黒だった鍋が新品のようになりました。 水生昆虫のなぞ![]() 水生昆虫の多くは幼虫のときは水中で,成虫になると翅を使って跳び回るというものが多いです。トンボなんかもそうですね。 昆虫には心臓があっても血管がありません。私たちのように血液が酸素を体中に運んでくれるわけではありません。ではどうして呼吸しているのかというと,気管というものがあって,外の空気を直接体の隅々にまで運んでいます。 水生昆虫はえらをもっていて,水中の酸素を取り入れて呼吸をしています。魚やオタマジャクシのえらとは構造が違うので,気管鰓(きかんさい)といいます。 写真のヘビトンボの幼虫は,腹部についている足のような突起(偽脚)に気管鰓がついています。ちなみに本当の脚は前の6本だけです。鰓のつき方は種類によってまちまちです。腹部に直接ついているもの,脚の付け根に生えているもの…同じような生活をしていて,なぜこんなにもそれぞれ違うのか?不思議ですね。 でも本当の不思議はここからです。「気管」鰓というからには,鰓の中には空気が詰まっています。しかし,水生昆虫の多くは水中に産卵され,水中でふ化し,さなぎの期間までを水中で過ごします。 つまり,空気に触れる機会は一度もないのに,どうして鰓の中に,呼吸器官の中に空気があるのか?…これはだれにも分かっていない謎なのです。 水生昆虫だけではなく,いろいろな生き物が,「なんでそんなことを知っているんだろう?」というような高度な工夫をして生きています。身近な生き物でも,「知ってるわ。」と言わず,見方を変えてよ〜く観察してみると意外な疑問や不思議を見つけられるかもしれませんよ。 |
|