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最新更新日:2020/03/25 |
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みさきの家宿泊活動2日目Part5![]() 暑い中で長袖を着て火の番は大変ですが,がんばれ! さとまちコラボ![]() ![]() ![]() 京都市消防学校は新しい立派な施設で、最新型の消防車両も見学させていただきました。 また、現在、訓練を受けている消防学校の生徒さんから、放水等を教えていただく等の交流も出来ました。 訪問者3 〜ハラビロトンボ〜![]() ![]() ![]() 三枚目の画像に角度をたがえた頭部を載せてみました。頭の大きさに比べて目が大きいのが分かりますよね。じっと見ているとどこか愛嬌がある顔に見えてくるのは筆者だけでしょうか。 いつもの通りここから先は興味のある方のみお読みください。 このトンボの腹の色は黄色系統ですがこれはメスの特徴でオスは,粉を吹いたような青色をしています。じゃあ,シオカラトンボと一緒?と言われるかもしれませんね。腹の色の特徴としては,シオカラトンボ属と同じですが,仲間としてはハラビロトンボ属として独立しています。 今回は目(複眼)についてお話してみましょう。頭部の多くを占めるこの複眼,ほぼ全角度を網羅するだけの広さを持っています。人間の目が前半分180度強しか見えないことを思えばトンボの目はすごいといえるでしょう。ただ,ウサギなどでもお分かりのように人間と違って横に目がついているということは,初めからより広い範囲を捉えられるようにできているということです。その中でもトンボの目は左右にあるだけでなく上にも下にも広がっているということで360度全方向が見えていると言えるのです。 それはすごいと思われるかもしれませんね。また,昆虫の目立つ目は複眼であり,個眼と呼ばれる一つ一つの目が集まってできています(目立たない単眼というのも3つあります。明るさ検知程度の能力と言われています)。トンボで数万個集まっていると言われています。人間の目2個と比べるとこれはすごく物がよく見えるだろうなと羨ましがられるかもしれませんね。でも,残念ながら,たった2個の人間よりも見えていないそうです。資料によると,視力相当で言えば0.01程度だそうです。カメラなどの画素数で言えば,数万画素にしかならず,人間が1000万画素相当と言われていますので如何にぼやけて見えているかがうかがい知れるかと思います。なんだ,それじゃ目がたくさんあってもたいしたことないじゃないですかと思われるでしょう。ところが,コマ撮りの能力はすごいらしいのです。人間なら,蛍光灯がずっと明るく照らしているように見えるでしょう。でも,本当は,1秒間に60回点いたり消えたりしているのです。またテレビ画像は,30分の1秒に一回静止画がコマ送りされているようなものですが,人間の目には連続動画として映っています。トンボの目で見れば,蛍光灯は点いたり消えたりしていますし,テレビ画像は,パッパッパッとコマ送り画像が映しだされているのが分かるということになるのです。ただし,先ほど触れましたように視力が低いので鮮明画像ではなくぼやけた画像がコマ送りされているということです。 親子活動![]() ![]() みさきの家宿泊学習2日目Part4![]() みさきの家宿泊学習2日目Part3![]() みさきの家宿泊学習2日目Part2![]() みさきの家宿泊学習2日目Part1
2日目の朝を迎えました。少し眠そうでしたが,ファイヤー場に集合して朝の集いが始まったようです。京北地域三小学校と伏見区の学校が共に過ごしています。しっかりと学校紹介もできました。
![]() みさきの家宿泊学習1日目Part6
夜の活動を楽しく終えられたようです。
キャンプファイヤーは,燃える炎を囲んで各グループの練習の成果を発揮した出し物や全員のゲームを楽しんで盛り上がったとのことです。 残念なことに,夜間ということもあり,担当がうまく写真をとれなかったようでありません。 訪問者2 〜○○○キリギリス〜![]() う〜ん,かわいそうだねと思い,トイレ用の扉を開けて外に逃がしてやりました。外に出られた安心感から?危害を加えられなさそうと分かったから?逃げ回って疲れたから?いずれにせよ,じっとしばらく休憩していました。 画像をよく見てみると,左後ろ足(後脚)の脛節(人間で言えば膝から足首まで)途中から先がありません。右と比べていただければわかります。どうやら外敵に襲われてとられて無くなったか,逃げるために折りちぎったかでしょう。足が犠牲にはなったものの命は助かったようです。 ここから先は,興味のある方のみお読みください。 私どもの子どものころは,東北から九州まで画像の虫をキリギリスと呼んでいたのですが,最近は「キリギリス」という種名がなくなったのです。この虫はどうやら「ヒガシキリギリス」となりそうです。 キリギリスというかバッタ目(直翅目)の研究が進んできて地域によって固有の群れがあることが分かってきたそうです。今の段階で取りあえず,ヒガシキリギリスとニシキリギリスに大別すべきということになっているようです。でも,それらの特徴はというと,どうも外見上からしっかりと特定するのは難しいのではと疑問を持つところです。概略的には,ヒガシタイプは翅の長さが体長に比して短い,翅の黒斑が多いということになります。これは概略であり,各地で交雑等が行われていると思われますので,神奈川県藤沢市の一部群れに両方の特徴を示しているものがいるそうです。この京都にしても,両方が分布しているそうで,しかもニシキリギリスがヒガシキリギリス分布域内に点在しているとか言われています。じゃあ,ここでも交雑が行われている可能性があるということになり同定がますます難しくなりそうです。今後の研究待ちということになりますね。 |
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