最新更新日:2024/07/24 | |
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校長室より 2月号
校長室より・・・・・母と子のかかわりが変わるきっかけ
「母と子」は,本当は深く結びついているはずなのに,ねじれるとほぐすのは難しい。そのことについて,自分自身の体験を皆様にお伝えしようと思います。ちょっと昔の話ですが,中学生の時の私と母親との会話から始めたいと思います。 母は私に「孝は(普通の少年と比べて)変わっている子や。」「2人の妹と比べてみても,やっぱり変わっている。」とよく言っていました。 「どこが変わっているのや。」という私に 母は,「それは,常識がないからや。」と返してきます。 私の方も売り言葉に買い言葉で,「常識がない・・。誰が常識つくったん。常識よりも,もっと大切なものがあるのとちがうの。」と言って母に反発します。 その私に,「そらきた。そこが変わっているところや。」と言って返してきます。 そんな根も葉もない一言に私は反発して思春期を送っていました。心の中はさびしく母親となかなか心の交流が持ちにくい少年時代を送ってきました。 私の家は西陣織物の関係の仕事をしていて,父も母も仕事が忙しく,子どもの夕食の世話は祖母が切り盛りしていました。確かに母の言うことを聞かず,よく喧嘩をしていました。心底納得しないと動かない性格でした。 そんな二人の関係が,私が大学生の時に,友達をよく我が家に連れてきたことから変わってきました。大学のクラスには下宿生が多く,友達から「お前の家の手料理を食べさせてくれよ。」と言ってせがまれたり,自分から我が家に連れて来たりもしました。母は,一生懸命に手料理をつくってくれました。 弾んだ会話が終わり私の友達が帰った後で,母から私の友人についての話が始まります。 「あの子は話し方もスマートだし,きっと出世する。」とか,またあるときは,「お前も変わっているけど,あの子も変わっている。」などと友人のことを評価します。そんな日が続きましたが,嫌がらず忙しい中,手料理をつくってくれました。母も,若い人たちと話をするのは結構楽しそうでした。 そんな中で,母も自分が描いていた若者像が変化してきて,「若者にもいろんな子がいるのだ。」ということが納得できたようでした。そうすると私をみる目も徐々に変化してきて,「変わっている」という範疇から「いろいろいる中の一人」という具合に変わってきます。 すると今度は,私が母をみる目も変化してきました。「母は家族のことを思い考えている人」ということがやっと理解できました。当たり前のことに気付くのが遅いくらいでした。 恥ずかしい話を書きましたが,今では大晦日の日に,兄弟家族全員が集まって食事をすることができるようになりました。 相手の見方が変わるそのきっかけをつくること。一度ねじれたかかわりでも,時間をかけて願いを深めればもっと今以上に結び合える。ちょっぴり心を裸にする勇気がいりますが。 だから,現実から逃げずに,きっと未来の「あるべき姿」を信じて,わが子と関わってください。私のように大学生になってから初めて「母親は家族のことを考えている人」と気付く晩生(おくて)の人間もいるのですから・・・。きっと結び合う時はやってきます。 避難訓練
1月14日(木),地震の後に火災が起きたという想定で野避難訓練を行いました。しっかりと放送を聴き,すばやく運動場に避難することができました。
平成27年度 後期学校評価アンケート考察校長室から〜1月号〜
校長室より・・・・・風車は向かい風で廻る ―忍耐(にんたい)有済(ゆうさい)―
「新年あけまして おめでとうございます。」 皆様は,どのようなお正月を過ごされたでしょうか? きっと,家族や親戚で集いあいながら,さまざまな出会いの時をもたれたことと思います。家族と初詣に行って,帰りの屋台で風車を買ってもらい,寒風に向かって走って,風を切る音を聞きながら風車を廻して楽しんだ幼い日のことが,昨日のことのように思い出されます。 「風車は向かい風で廻る。」これは当たり前のことですが,人生の中で逆風(向かい風)を浴びながら歩むのはつらいことです。順風漫歩の方が逆風よりよいと思うのは,私だけでしょうか。しかし,難しい障害や苦境に立たされるときが,誰の人生にも少なからずおとずれます。逆風の時は,試練が一度に押し寄せ,思い通りに事が進まず,心も体も苦しくなり,「忍耐」のいることが多くなります。 「忍耐」を国語辞書で引くと,「つらさ・苦しさ・怒りをじっと我慢すること,耐え忍ぶこと」と書かれています。しかし,この字は日本でつくられた熟語で,中国では四文字の熟語として使われていたのをご存じでしょうか。それは,「忍耐」の後ろに「有済」が付き,「忍耐有済」(書経いう書物に掲載された言葉)という四文字だったそうです。 「耐えて忍べば為(爲)す有り」(何事も努力すれば成し遂げられる)というのが本来の意味であり,それが前半部分だけが使われ「忍耐」という熟語になったと言われています。 じっと我慢し耐え忍ぶことは誰だっていやなことです。しかし,この四字熟語は,「そうすることによって願いが成就する。」と言っているので,何か救われた気がします。私もお世話になった先輩教師から長年勤めた学校を離任する時に「忍耐有済」の色紙をいただいたことがあります。その先輩は,未熟な私に「耐えて忍べば為す有りだから,つらいことがあっても頑張れよ。」と,いう意味を込めてお別れにくださったのだと思います。 かつて,私は10年後の自分に書いた手紙である「10年後の自分への未来(夢)地図」というものに取り組んだことがあります。何気なく書いていたものを10年ぶりに見直して実に驚いたことがあります。その中で「実現していること」が実際にあったのです。もちろん実現していないものや,途上のもの(夢)もあります。また志半ばであきらめてしまったこともあります。 そこで気づいたことがあります。10年前に願ったことで成就しているものは,私が切実にやりたいと願い,非常にエネルギーをかけて努力したことです。当たり前のことかもしれませんが,「私が心で強く願ったこと」は知らず知らずのうちに「辛くても頑張り通せたこと。」だと気づいたのです。 「忍耐有済」(耐えて忍べば為す有り) この言葉を信じて,志高く夢に向かって歩んでいきたいと思います。今年も,子どもたちが健やかに成長できる学校を目指して,教職員一同,一生懸命に頑張りたいと思います。 「初心を大切に」今年一年,どうかよろしくお願い申し上げます。 授業再開
新年,明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今日から授業が再開しました。久しぶりに子どもたちの元気な顔を見て嬉しくなりました。残りの3か月弱を気を引き締めて乗り越えて欲しいと思います。 あけましておめでとうございます
新しい年がスタートしました。
2016年が,みなさまにとって,良い年でありますように。 今年もよろしくお願いします。 授業は,1月8日(金)から再開します。 池田東タイム〜音読発表会〜1年生・5年生
12月22日(火),1年生と5年生の池田東タイム(音読発表会)が行われました。
1年生は学習発表会で行った「森は生きている」のお話の続きを音読しました。 5年生は「くりかえす」と「あめ玉」の詩を音読した後,べル着についての提案文を発表しました。 校長室から 冬休み号
早いもので,今年も残すところあと1週間余りとなりました。私も池田東小学校へ来させていただいて早9ヶ月が過ぎました。その間,子ども達や保護者の皆様,多くの地域の方々と出会いました。出会いを振り返り,池田東小学校に来させていただいて,本当に良かったと思っています。
さて今回は,2つで1つのもの探し,「1+1=2」というのは普通ですが,「1+1=1」ということもありますよ,というお話をします。 それにはどのようなものがあるのでしょうか? 例えば,「カギとカギ穴」。カギ穴にぴったりカギを差し込むことができたら,大きな扉や宝箱も開くことができます。また,逆にカギをかけると大切なものを守ることができます。どちらか片方では,持てる力を発揮することができません。まさしく,1(カギ)+1(カギ穴)で1つの機能を発揮します。「1+1=1」です。 ほかにどのようなものがあるのでしょうか? 「ボルトとナット」,「ビオラの弦と弓」…。ボルトとナットは1つに結ばれることによって,ビルや橋,船や建物など,大きなものと大きなものをつなげていくことができます。ビオラやバイオリンに代表される弦楽器は,本体についた弦を弓で弾くことにより,美しい音色で音楽を奏でることができます。 これら2つの結びつきによって,素晴らしい力を発揮したり,全く新たなものが生まれたりすることができるのです。 また,このようなケースもあります。 C+О₂=CО₂「炭素+酸素=二酸化炭素」(はいた息に含まれる気体で無色) S+О₂=SО₂「硫黄+酸素=二酸化硫黄」(火山ガス等の臭いのある気体で有毒) 2H₂+О₂=2H₂О「水素+酸素=水」(身近な液体で,生活に欠かせないもの) Si+О₂=SiО₂「ケイ素+酸素=石英」(鉱物の一種。ガラスの材料で白色) これらは2つで1つになる結びつきを表したものです。ここにあげたものには,すべて「酸素」が含まれています。けれども,「酸素」と結びつくものによって性質も形も違うものが生まれてきます。その中には人間にとって有益なものも生まれれば,有害なものも生まれてきます。同じ「酸素」でもそれに関わるものによって全く違ったものが,その結果としてできてきます。 「私たちの心」と「出来事」との間にも,これと同じような関係があるように思います。出来事と出会う私の心の捉え方や受け止め方,関わり方が変わってくることによって,生み出されるその結果も変わってくるように思います。 今年いただいた出会いの数々を思い出しながら,自分の心のありようや関わり方を点検していきたいと思います。皆様には,本当にお世話になり,ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。 PTA壁新聞コンクール 優秀賞
PTA壁新聞コンクールで池田東小学校の作品が優秀賞を受賞しました。おめでとうございます。
コーラス部 クリスマスコンサート
12月14日(月),昼休みにコーラス部のクリスマスコンサートを行いました。トーンチャイムでの演奏やクリスマスソングを歌いました。たくさんの子どもたちも見にきてくれました。
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