京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2020/03/25
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訪問者6 〜ニセノコギリカミキリ〜

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 体育館舞台そでに,黒い塊が。よく見ると,ノコギリカミキリのようだと思い調べる対象に。
 カミキリ(髪切り)の由来は以前述べましたので,別のカミキリ(天牛:中国名)から。カミキリの長い触角の形状を牛の角に見立ててつけたそうです。ノコギリは鋸であり,触角の形が鋸の刃に似ているからです。しかし画像のカミキリの触角は鋸というには,刃がすり減ってしまっているような…,調べてみるとメスの触角がそれに当てはまります。ということでメスなのだと喜んだのも束の間,さらに詳しく調べていくと,なんと,ニセノコギリカミキリという名前に辿りついてしまいました。そんな名前のカミキリムシがいたのだと初めて知りました。

 ここから先は見分け方ですので興味のある方のみ読み進んでください。

 その前にこのカミキリの背板左右の端を見てください。鋭くとがっていて痛そうに見えます。事実,手で押さえてみると痛かったです。ノコギリカミキリはあの力強い顎に加えてこんな身を守るすべも持っているのですね。
 では「ニセ」と冠が付く理由へと移りましょう。メスははっきりしています。触角の節の数です。ニセノコギリは,図で示したように11節になっていますが,ノコギリやニセノコギリのオスは12節になっています。つまり,ニセノコギリカミキリのメスはそれらの第11節と第12節が癒合してしまって1節となっているということだそうです。
 次にはっきりしているのは,最下段の図にある脛節です。横から撮っていますが,上面縦に細い溝が切られているのがノコギリカミキリで,ないのがニセノコギリカミキリだそうです。画像は脛節横面に広がっている溝が見えますが,これは両者に見られるので判断基準にならないようです。
 他に,先ほどの背板に光沢のないのがニセノコギリで,あるのがノコギリと言われていますが,このニセノコギリは光沢があります。また,点刻の多いのがニセノコギリ,少ないのがノコギリとも言われていますし,複眼と複眼との間隔が広いのがニセノコギリで,狭いのがノコギリとも言われていますが,正直判断基準がはっきりせず難しいです。
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全校登校日に川遊び!

8月3日全校登校日でした。1時間目は,本を借りかえたり勉強の様子を聞いたりしました。その後,全校で近くの川へ行き川遊びをしました。流れにのって泳いだり,魚を捕まえたりして楽しく遊びました。プールと違って川の水は冷たく,とても気持ちがよかったです。
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川遊びに行ってきました

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今日、8月3日(月)は全校登校日でした。1時間目は、宿題や近況報告などを話したりしました。そのあと、弓削川に全校で行き、川遊びを楽しみました。小魚や沢ガニなど捕まえて、歓声を上げていました。天気も良く、川の水量も水温も適度で、ほどよく楽しめる状態でした。学校に帰って、プールで汚れを落としてさっぱりしてから着替えました。ただ、時間的に丹波音頭をゆっくり踊る時間が取れませんでした。15日(土)のゆげまつりにむけて各自家で練習するように伝えました。15日の本番は、プリントに書いてあったように、午後5時職員玄関前に集合です。お世話になります。よろしくお願いします。

全校登校日

 全校登校日でした。学級で,宿題のことや過ごし方を聞きました。
 その後,川遊びにいきました。
 高学年は,少し深いところで泳いだり,魚を捕まえたりして楽しんでいました。
 「ギギ」という魚で,10cmほどの大きな魚を捕まえて大喜びの男子。
 女子もあみですくっては,バケツに入れて10匹以上は捕れたようでした。素手で触るのを練習している人もいました。
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訪問者5 〜???〜

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 うわっ!大きな蚊!誰ですか?蚊なんか撮って!と言われるでしょうか。多くのご家庭で非常に大きな蚊と思われ,すぐに処理されてしまうこの虫はガガンボの仲間です。おそらく「キリウジガガンボ」であろうと思います。廊下に干からびた状態で死んでいました。おそらく夜に灯りに誘われて入ったものの出られずにそのまま昇天したのでしょう。二枚目に横からの画像を入れていますが,生きていればもっと体が上に浮いた状態で止まっていたはずです。三枚目の画像に先日のウシアブ同様,平均棍(へいきんこん)を黄枠で囲ってみました。このガガンボの方が長く体に比して大きいことがお分かりいただけますよね。平均棍がありますから,ハエ・蚊・アブなどと同じハエ目(双翅目)の仲間です。

 ここから先は興味のある方のみお読みください。

 前述でおそらく「キリウジガガンボ」と述べましたが,ガガンボの仲間は結構種類が多い割に研究が進んでいませんので,単純にこれだと同定しにくいのです。ただ,ここ京北に水田が多いことも考え合わせると,おそらく正解だろうと思います。
 ガガンボの幼虫は水中や土中に住み,植物の根などを食しています。特にこのキリウジガガンボの幼虫はイネの根を食べる害虫として知られており,農家にとって大敵の一つだそうです。
 ここで,ガガンボを漢字で表すと「大蚊」「蚊々姥」「蚊々母」があります。一つ目は最も分かりやすい巨大な蚊という意味ですね。またその大きさから,蚊の乳母・姥の意味となる「蚊々(カガ)姥(ウバ)」が転じてとも言われていますし,蚊の母の意味となる「蚊々(カガ)母(ボ)」が転じたとも言われているようです。
 キリウジ(切蛆)とはどういう意味でしょう。それは何と,蛆(ハエの幼虫)みたいな幼虫が腹を途中で切ったように見えることから来ているということです。一度調べてみますか?尻側が千切れ割けたように見えますから。多分呼吸するための鰓みたいなものじゃないかなと思うのですが。
 最後に,ガガンボの名誉のために,決して血を吸いません!そもそも,あの優雅と言おうかよろよろと言おうか,兎に角,あの飛び方で血を吸おうものなら,吸う前に押しつぶされてお終いとなってしましますから,とうの昔に絶滅してしまっていたでしょうね。
成虫は蜜や水を吸っていると言われていますが,樹液も吸っているんじゃないでしょうかね。貴重な樹液を吸うにはのんびり過ぎて他の昆虫に追い出されてしまうでしょうかね…,無理かな…。がんばれガガンボ。

みさきの家宿泊学習3日目Part4

 鳥羽水族館に到着し,各グループに分かれての見学が始まっています。子ども達同士相談の上,思い思いのゾーンへ急いで出かけて行きました。さてさて,全部上手に見きれるでしょうか。

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みさきの家3日目Part3

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 退所式となりました。名残惜しさもありますが,みさきの家の生活がこれにて終わります。この後,バスに乗車して次の目的地,鳥羽水族館へ向かいます。

みさきの家宿泊学習3日目Part2

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 やや寝不足での朝の集いでしたが,体が目を覚まし,朝食時には調子が戻ってきたようです。

みさきの家宿泊学習3日目Part1

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 三日目,つまり最後の朝の集いです。少々お疲れ気味のようですが…。力を出して元気よく校歌を歌って校旗を揚げています。

訪問者4 〜ゴマダラカミキリ〜

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 トイレ前で見つけたと持ってきていただいたゴマダラカミキリ。筆者の反応が悪くがっかりされてしまいました。樹木の害虫で特にミカンの木でよく見かけます。
 この虫を漢字で書くと胡麻(ごま)斑(まだら)髪切(かみきり),約(つづ)まってゴマダラカミキリと呼ばれています。実は私は噛み切るが語源と思っていたのです。違ったのですね。
 せっかく持ってきてもらったのだから何か切らせてみようと考え試してみることに。本来なら髪の毛を切らせてみたいのですが,さすがに必要量の毛を集めるのは困難さがあるので,同音漢字の紙で代用しました。意味ない!と言われればその通りです。すみません。
 しかし,再生紙で確かめてみると,さすがに大あごの力が強いことがはっきりします。これじゃ木も簡単に穴をあけられるわなと納得しました。顔を上手に押し付ければ,結構切り進めるかもしれませんよ。

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 胡麻斑髪切,その名の通り黒光沢の字に白い胡麻のような細かい斑模様があることから来ています。では髪切は?これとはっきりした説は分かりませんが,髪の毛をも切るということに関係しているようです。大あごの力がそれほど強いということのようですね。
 実際に調べた方が居られるようで(三春町のホームページに載っていました),約960gの力があるそうです。こんな力で指を噛まれたら穴が開くのは確実ですね。あのクワガタでさえ約650gということなのですごいことです。体重の21倍の噛む力があると書かれていますから60Kgの人の体重に換算すると1.2トンを超えてしまう噛みきる力になるということです。この換算は意味のないことでしょうが,兎に角,噛む力が強烈に強いということが分かってきます。
 この強烈な力のあごを使って樹木に穴をあけ,そこに卵を産み付けます。卵から孵化した幼虫は材の内部を喰い進み空洞を作って成長します。特にゴマダラカミキリはミカンの木の成長を妨げるので害虫として扱われており,農家にとっては駆除の対象になっています。
 しかし,カミキリ虫全体としては,朽木の分解者として樹木を自然に帰す役割を担ってくれているのです。ゴマダラカミキリは生きている木を食しますが,食べるのは樹勢の弱った木であり,早く自然に帰すことで世代交代をさせる役に立っていると考えている人も居るようです。
 どのように解釈するかで見方が変わってくるのですね。

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