昨日の体育の部では、たくさんの生徒諸君をフレームの中におさめることができました。どの表情も一生懸命で、時に笑顔にあふれて、本当に魅力的です。
 私自身は写真の趣味もなく、カメラ撮影には全くの門外漢ですが、ここしばらく子どもたちのポートレートを数多く撮影するようになって気づいたことがあります。それは、
彼らの表情は本当に「刻一刻と変化」していると言うことです。
 当たり前のことなのですが、人の心は常に移ろい、それに呼応してその表情もまた変化していきます。心身ともに変化が激しい中学生というこの時期、
「今日」の彼らは「昨日」の彼らでもなく、「明日」もまた「今日」の彼らではないのかもしれません。
 そのことを忘れないようにしたいと思います。
 さて、そんなことを考えながら、昨日カメラにおさめた520枚の写真を見返していると、強く心に働きかけてくる2枚の写真がありました。
 1枚は中高合同競技の「大縄跳び」、もう一枚は「台風の目」です。
 どちらも12歳から18歳までの若者が、心を一つにして、息を合わせて跳んでいます。僅か6年の間に、これほど大きな成長を遂げる子どもたちの姿に驚かされるのですが、それだけではなく、これこそが本校の持つアドバンテージなんだなぁ、と感じました。
 
力の差、体格の差、もしかすると男女の差、などなど。そうした「違い」があっても同じ目標に向かって力を合わせる経験。将来彼らが社会に出て、文化の差、価値観の差、言語の差などに直面しながらも、
グローバル・リーダーとして活躍するための基盤を築いているのだと思います。
 生徒諸君。これからも中高生がともに学び合う環境を大切にしていってくださいね!
「子供っていうのは、可能性の生き物なんですよ。たくさんの選択肢を、毎日持ってるんです。大人も実はそうなんですけどね。」
皆様もよくご存じの宮崎駿監督の言葉です。