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最新更新日:2025/06/16 |
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『自己責任について』![]() ただその材料と種子とを私たちに提供するだけである。」 ミシェル・ド・モンテーニュ(フランスの随筆家)の言葉です。学校や大人たちの果たす役割について考えるとき、よく思い出す箴言です。 われわれ大人たちは、子供たちのためにできるだけ「よい環境」を整えようと考えます。特に世の中がとても豊かになり、少子化が心配される昨今、日本のみならず隣国の「小皇帝」という呼び名からもうかがえるように、「子ども中心の生活や価値観」に偏る傾向があるようです。最近では「シックス・ポケット」などという言葉も耳にします。 もちろん、子どもたちにとって「よい環境」を確保することは大切です。大人たちが、より恵まれた条件の下で彼らに頑張ってもらいたいと願うのは、心情としてよく理解できます。 しかし、ここで気をつけなければならないのは、あくまでも挑戦した結果に対する責任の主体者は「子どもたち自身」であるという点です。 どれだけ「よい条件」でも、それは結果に対する「要因の一つ」でしかなく、100%の成功が約束された「挑戦」など存在しません。つまり、何かにトライしようと考えるならば、「失敗」することを子どもたちが受け入れられることが前提となります。 したがって、子どもたちが大きく成長するためには、あえて「困難な環境」下においても前に進む経験を積ませる必要があります。 さらに言えば、彼らが何かに躓いたときに、真っ先にうまくいかなかった原因をさがして不平を口にするのか、それとも次に成功するために必要な課題を自分に課すのか、それによって彼らの行く末が大きく変わってしまいます。 同じ環境下でもし結果が異なったとき、われわれは時としてその原因を「運が悪かった」として片付けてしまうことがあります。そうした「あきらめのつけ方」が全て悪いとは思いませんが、少なくとも前途洋々な彼ら、若者たちには違った視点も持って欲しいと願います。 この夏、子どもたちはどう過ごすのでしょうか。 われわれ大人たちが手を出しすぎてもよくないでしょうし、かといって放任でも困りますよね。やはり、自らの行いに対する「責任の取り方」を学ばせることが大切なのではないでしょうか。本当に、子どもたちを育む営みは簡単ではありません。 今回は、おそらくこの夏いつもより長い時間をお子たちと過ごされるであろう保護者の皆さまと、ともに考えみたいテーマを取り上げてみました。いかがでしょうか。 最後に、ミシェル・ド・モンテーニュの箴言をもう一つ。 「いつかできることは、すべて今日でもできる。」 『サイエンスにふれる夏』
【理科部顧問からの報告です】
理科部は個人の研究やサイエンスショーの勉強のために,7月22日(火)に琵琶湖博物館,23日(水)に大阪市立科学館に行ってきました。 琵琶湖博物館では淡水魚を中心にの飼育法や展示手法,環境保全など,いろいろなことを学びました。 大阪市立科学館ではサイエンスショーを見て,実験手法やショーの展開などを学びました。また,全員でプラネタリウムも観覧しました。 この学習にかかる経費の一部は「京の子ども『かがやき』創造事業(京都市教育委員会)」の助成を受けています。この事業のおかげでこのような活動を実施することができました。顧問・部員一同感謝致します。 この学習成果を今後の個人研究や共同研究,科学の祭典などのイベント出展に活かしていきたいと思います。 ※写真をご覧いただければお分かりのように、本校の理科部は総勢27名という大所帯。京都府全域をみまわしても、これだけの人数で毎日活動している中学校「理科部」は他にはないでしょう。 本校のことをよくご存じの方にはご理解いただいていると思いますが、中高一貫校の特例を活用して最も多く授業数を確保しているのが「数学」、そして今年度より理科の教員を1名増員しました。 このように「理数」教育を充実する一方で、コミュケーション・ツールとしての英語教育も大切にしています。以前にも申し上げましたが、もはや「文系・理系」といった大枠でのくくりはあまり意味がありません。どちらかに特化したようなカリキュラムでは、これからのグローバル社会には対応できないからです。 理科部諸君。この夏、おもいっきり楽しんでエンプラ的にサイエンスしてくださいね! ![]() ![]() ![]() 『果敢に挑む』![]() さて、勝負事には当然のことながら「勝ち負け」があります。府大会への出場する生徒たちがいる一方で、「出場できなかった」子供たちもまた、少なからずいることになります。 子供たちの姿を見ていると、世間で言うところの「勝ち組」・「負け組」とした見方にとても違和感を感じます。やはり、物事を一面的に捉え、分かりやすく評価を下すことには慎重でありたいと思います。 毎年、本校への入学を希望し、多くのお子たちが選考に挑んでくれます。出願にはじまり、選考当日、そして発表と、その過程における子供たちの真剣なまなざしや姿に触れ、敢えて困難に挑戦した彼ら一人ひとりに、心から敬意を表したいと思います。 選考に限らず、結果として思いの叶わなかった子供たちの気持ちを、われわれ教職員は忘れてはなりません。同時に、入学を果たした本校生徒諸君には「果敢に挑む」勇気を持ち続けて欲しいと強く願っています。 陸上部のある3年男子生徒が、私に試合結果を報告してくれました。 「府大会への出場はかないませんでしたが、はじめて入賞して賞状をいただきました。」 その顔は誇らしげで、とても爽やかでした。彼はこの経験から、「勝ち負け」を超えた何かを手にしたかもしれません。 本校に限らず、これまで精一杯部活動に頑張ってきた3年生諸君。本当にお疲れ様でした!一区切りではありますが、決して終わりではありません。新たなスタートです。どんな道を選ぼうとも、君たちが諦めない限り必ず未来は拓かれます。 最後に、生徒諸君へのエールとして次の言葉を贈ります。 「私は失敗を受け入れることができる。 しかし挑戦しないことだけは許せないんだ。」 (マイケル・ジョーダン アメリカの元バスケットボール選手) 『府大会へ続々と進出!』![]() ※硬式テニス部(7/24〜25) 男子は同志社国際中学校にて、団体(市内では堂々の2位)と個人戦で 女子は立命館宇治中学校にて、個人戦に参加 ※陸上(7/27〜28) 西京極総合運動場にて ※柔道(7/29〜30) 京都市武道センターにて ※水泳(7/27〜28) 京都アクアリーナにて これからの活躍がますます期待されます。生徒諸君の健闘を祈ります! 夏季大会の結果 【女子バドミントン部】![]() 女子バドミントン部 予選結果を報告します。 7月19日(土)於:松尾中学校 *団体 2位通過(1位松尾、2位西京附属、3位 大宅) *個人 予選通過 ダブルス Y.N.・K.N.さんペア、O.M.・O.Y.さんペア、N.K.・N.A.さんペア シングルス F.Y.さん、K.E.さん、O.S.さん (すべて3年生) 団体戦では惜しくも2位通過でしたが、個人戦ではダブルス4組、シングルス8人通過枠があるなか、ダブルス3組、シングルス3人通過となり、大健闘でした。 決勝は24日に個人戦、25日に団体戦 横大路運動公園体育館にて行われます。
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