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最新更新日:2025/06/13 |
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「子どもとの距離」![]() 京都市教育相談総合センター(京都市教育委員会生徒指導課 )が発行している「繋(つなぐ)」(平成26年6月16日付)というニュースレターに掲載されていたものです。少々長いのですが、筆者の意図読み取っていただくために、そのまま転載させていただきます。 「子どもとの距離」 指導主事として学校訪問をする折,学習の様子を参観させてもらう機会も多くあります。そんな時,気になるのが先生と子どもの「距離」です。 ある小学校の中学年のクラスを参観した時のことです。学級担任は20代半ばの採用2年目の女性の先生でした。採用2年目の担任のクラスとは思えないほどの落ち着いた授業と生き生きとした子どもたちの姿に感心しました。担任が一人一人に丁寧にやさしく声をかけ,笑顔があふれる楽しい雰囲気を作りあげていました。 参観後,校長先生から聞いた話にも驚きました。昨年,この担任は、子どもとの関係がうまくつくれず,学級経営に悩んでいたとのことでした。夏休みを前にして「教師をやめたい」と思い詰めるまでになっていたのです。 私が「どのようにして今日のような先生に変わったのですか」と尋ねてみたところ,校長先生は「子どもたちが変えてくれたんです」と簡潔に答えられました。担任は,学級経営に行き詰まりを感じ始めた頃から,毎日の教材研究だけではなく,家庭訪問によく行くようになりました。学校には厳しい生活背景を抱えた子どもが多くいます。児童理解を深めるためには、家庭の様子を知り、保護者との連携が大切だと考えられたのでしょう。 そんな中で一人一人の子どもの姿が今まで以上に見え,自然と子どもたちとの会話も増えていったのです。まず学級の雰囲気が変わり始め,先生の姿にも変化が見え始めてきました。教師をやめたいと思うほど追いつめられた状態からの蘇生でした。 「子どもの背景に迫る」と言いますが,簡単なことではありません。きっとこの学校には、一人一人の子どもを大切にしようという先輩の先生方の熱意と行動があり、この担任もこのような行動をとることができたのでしょう。担任は,子どもへのかかわり方を変えることによって,子どもたちの変化を肌で感じ,さらに、子どもの成長を自らの成長につなげたのでしょう。家庭訪問で,子どもとの「距離」を自ら近づけていったことが何よりよかったのかもしれません。 一方,まるで友だち同士の会話のように馴れ馴れしい感じで話をしている先生を目にすることもあります。一見すると子どもとの距離は近 いのかもしれません。会話も成り立っています。 しかし,この「距離」は教育者として適切なものだろうかと感じてしまうのです。現在では、子どもの「モデル」となる身近な大人が少なくなっていると言われます。そんな子どもたちにとって,人生の先輩として最高のモデルになるのが目の前にいる「担任の先生」なのです。 若い先生方には,温かい雰囲気の中にも,子どもとの間にしっかりとした一線を引き,本当の意味での「距離」を保った関係を築いていってほしいと思っています。(注:太字・赤字は私によるものです。) 私はこのエピソードから二つのことを感じました。 一つは、学級や学年などの学習集団は、教師だけが作り上げるものではないと言うことです。どんな集団であれ、その構成員である一人ひとりが、大切な役割を果たしていることが見て取れます。よい学級集団を作るには、よい教師とよい生徒、よい周囲の環境がやはり必要なのですね。 もう一つは、本校の生徒諸君に対する接し方の振り返りです。生徒たちを「大人」にするには「大人扱い」をする必要があります。最後に手はさしのべるにしても、それまではしっかりと「距離感」を保つ必要があります。これが、保護者の皆さまとわれわれの「立ち位置の違い」と言えるかもしれません。 テストも終わり、来週はいろいろな思いを持って生徒諸君は登校します。結果を責めず、かといって甘やかすこともなく、テスト後の「振る舞い」について適切な指導がおこなえるよう、われわれも気を引き締めて頑張ります! 教職員 普通救命講習会実施![]() ![]() ![]() 中京消防署の救急隊員3名にお越しいただき、胸骨圧迫・人工呼吸の仕方の復習をし、AEDの使い方も再度説明を聴きました。 その後、グループに分かれて、実際の事故を想定し、救急隊に引き継ぐまでの、応急処置を訓練しました。ほんの数分ですが、実際にやってみると長く感じ、また、連携の大切さを感じました。救急隊に引き継げた時、訓練ながら歓声が上がりました。 事故は、あってはならないことですが、大切な命を救うために、いつでも、誰でも応急手当ができるようにしておくことは重要な事だと、改めて感じました。 なお、生徒対象の普通救命講習会は、12月を予定しています。 「学生(がくじょう) 学問する少年(少女)」![]() 「少年よ学生たれ!」上越教育大学名誉教授 新井郁男(出典:内外教育) 1889(明治22)年に刊行されたわが国初の辞書「言海」(大槻玄沢の孫大槻文彦の編纂)のページを何となくめくっていたら「学生」という項目が二つ出てきた。一つには「がく志やう(がくじょう)」、もう一つには「がくせい」とルビがふってある。前者には「学問スル少年」、後者には「学ブ人、生徒、書生」と解説されている。 (中 略) 小林秀雄は「本居宣長 補記」において、中江藤樹の「翁問答 序」にちなんで、「先生の問ひに正しく答えるとは、先生が務め隠して置いた答えを見付け出すことを出ない。……取り戻さなければならないのは、問ひの発明であって、正しい答へなどではない」と述べ、これが学問をする者の基本にある覚悟であるとしている。問いの発明というのは、研究という点からは仮説を立てるというような意味であるが、有り体にいえば疑問をもつということで、単に研究者だけでなく、学ぶ者すべてに通底する課題であろう。 (中 略) いま内外の教育界では、テストで測定された結果を学力と捉え、その高低が悲喜こもごもを招いているが、「がくじょう」という意味での学生、すなわち「学問する少年」が育ってほしい。 わが国では、小学生を児童、中・高校生を生徒、大学生を学生と呼んでいるが、すべて学生とすべきである。というより、学習社会を目指すなら、学ぶ者すべてを学生というべきであろう。〔注:太字は私によるものです〕 いかがでしょうか。これからの時代を生きていく生徒諸君には、しっかりと「自分の問いを立てる(発明する)力」を身につけて欲しいと願います。 彼らの今後の人生において、全てに答えを得ることはやはり難しく、つらくとも長い時間をかけて、自らに「問い続けていく」力が求められます。そこではじめて「生きる力」を越えた「生き抜く力」が見えてくるのかもしれません。 生徒諸君、いや学生諸君。目の前のテストは大事です。でもその向こう側にある大切な「問い」を忘れずに、「学問する心」を育てていってくださいね。期待しています! 「前期中間テスト 1日目」![]() ![]() ![]() 毎朝、校門前で生徒諸君を迎えていますが、さすがにこの1週間ほどは「眠たそうな」顔が目につきました。「きっと家でも頑張っているんだろうなぁ」と思います。 確かに試験の時だけ頑張っても、との見方もありますが、試験の時でさえ頑張らないのはいかがなものか、とする声もあります。要は今回のテストが、日頃の学習やその定着具合、そして今後の課題を明確にするものでなければ「残念!」だと言うことでしょうか。 先日ご紹介したヘンリー・フォードは、次のような言葉も残しています。 「失敗とは、よりよい方法で再挑戦する素晴らしい機会である。」 ある意味、「100点満点」以外はすべて「失敗した」と言えるかもしれません。しかし、それを「否定的」にとらえるか「肯定的」にとらえるかで、その後の「歩み」は全く違ったものになると思われます。 大切なのは、いつも申し上げるように「テストの後」にどうするかです。つらいかもしれませんが、現在の自分が持つ「課題」を素直に受け入れ、前向きに進む勇気が必要なのです。そこに気づいてもらえるような子どもたちへの「ことばかけ」を、私たちは心がけないといけないのでしょうね。 教育実習生の紹介です![]() ご本人の了解を得て、紹介させていただきます。上の写真をご覧ください。 林 和希(はやし かずき)さん(数学:学級は2−B)です。以下は、自己紹介の文です。 「初めまして。6月9日から教育実習でお世話になっている林和希です。まだまだ何も分からない未熟者なので、積極的に学んでいきたいと思います。3週間という短い期間ではありますが、どうぞよろしくお願いします。」 毎年のことですが、本校では高校をあわせると20人前後の教育実習生が来校します。3週間という短い期間ではありますが、「先生」としての自覚を持って、生徒諸君に接してもらいたいと思います。 これも毎年のことですが、同時に生徒達も貴重な経験をしています。たとえ、(失礼を言えば)教科等の指導技術は未熟であったとしても、一生懸命に授業をする実習生の姿勢、自分の課題を真摯に受け止め成長しようとする態度などに接することで、自らを省みることも多いはずです。 一昔前の授業では、教師が「知識」や「スキル」を正確に「教え込む」ことに重点が置かれていたように思われます。しかし、現代の「知識基盤型社会」においては、知識や技術は常に刷新され、学生時代に得た知識だけで残りのキャリアを構成することはもはやできません。つまり、今も、そしてこれからも「学び続ける姿勢」をどう育むかが、今日的な教育の課題なのです。 「教え込む」のではなく「学びたい」と生徒諸君が高い意識を抱くように促す指導をおこなう上で、われわれ教職員も、実習生の皆さんから得られるものがたくさんあるのではないかと思います。 3年生 国語特別講義(2)![]() 前回と同じく、講師として元堀川高校教頭・銅駝美術工芸高校校長としてご活躍されました、岸本久美子先生をお招きして、中古の作品「源氏物語 若菜上」の一部を取り上げ、授業を展開されました。ありがとうございました。 今回も、高校の先生方(堀川高校の先生も)が沢山お見えになり、PTAの皆さんも興味深く聞き入っておられました。併せてお礼申し上げます。次回も、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。 次はいよいよ最終回となります。3回目は7月8日(火)7限目(午後3時20分〜)、題材は「北越雪譜」です。楽しみですね。 ![]() 前期中間テスト前 サテライト学習
本日8限目、全校生徒が標記サテライト学習(自学・自習の時間)をおこないました。
下の写真は3年生の様子です。 本校では、自学・自習の習慣を育成するとともに、学習内容に対する質問を受け付けるために、特設の時間を年に何度か設けています。この時間は、各自が自己の課題を設定して学習を進めるとともに、各教科の先生方に質問をするための時間を有効に活用することを学ぶことを目指しています。 そして、明日・明後日は授業終了とともに完全下校となります。ここでは、しっかりと家庭学習をおこなうことをねらっています。まっすぐ家に帰り、自分で計画した内容に取り組みますが、中にはうまくいかない生徒諸君もいるかもしれません。大切なことは、そこで諦めてしまわないことです。 「だめなときは、だめなりにベストを尽くす!」 一見消極的に見えるかもしれませんが、「0」はどこまでいっても「0」でしかありません。たとえやり方を間違ったとしても、十分な効果がその時は得られなかったとしても、歩みを止めなければ必ず目的地には到達できます。 自分なりの学習スタイルを確立するためにも、まずは「やってみる」ことです。「最短コース」を望むあまり、自分の足で歩くことを忘れ、他人のひいたレールばかりを走っていると、思わぬトラブルに遭遇することもあるかもしれませんね。 生徒諸君!暑さに負けず頑張ってください。応援していますよ。 ![]() ![]() ![]() 来週は前期中間テストです
昨日より前期中間テストの1週前となり、部活動もしばらくはお休みです。しっかりと準備をし、日頃の学習の成果を遺憾なく発揮してくれることを願っています。
1限目に、1年生の授業を覗いてきました。写真上が1年生A組数学、写真下が1年B組社会、1年C組国語です。梅雨のじめじめした空気は微塵も感じられず、生徒諸君のはつらつとした雰囲気が印象的で、とてもさわやかな気分になりました。 さて、1年生諸君にとっては、中学生として最初の「定期テスト」となります。それだけに、試験に向けての準備や学習方法に戸惑っている人がいるかもしれません。自分の「学習スタイル」を見つけるまでは、多くの生徒諸君が試行錯誤を繰り返すことになります。このことを「無駄」ととらえるか、必要な「プロセス」ととらえるかで、今後の学習に対する構えが大きく変わってくるように思います。 以前にも述べましたが、「定期テスト」では多くの学力を「計る」ことができます。しかし、それが「すべて」ではありません。テスト前学習の過程で、生徒諸君が経験する「迷い」や「失敗」もまた、紛れもなく生涯を通じた「学力の礎」となります。 残念ながら、やはり前者は見た目に(数字として)分かりやすく、後者は形として捉えにくいものですが、「小さなつまずき」の持つ「大きな価値」を忘れずに、個々に応じた学習指導をおこなうことが大切だとわれわれは考えています。 保護者の皆さま。お子たちが「心身共に充実した状態」でこの試験期間を乗り切れますように、少しだけ遠くから見守っていただければ幸いです。 ![]() ![]() 1年生 EP-A学年発表![]() ![]() ![]() 本日6限,1年EP−Aで行った学年発表の様子です。 前回,クラスごとに行った結果選ばれた選抜3チームです。 1年EP-A『Misson0…○○は必要か,必要でないか?』 各クラスからの代表3チームによる発表。 視聴覚機器の操作と利用法を身に付け,効果的な発表をすることを目標に取り組んだ学習の総まとめです。 班員同士はもちろん,他の班やクラスの発表からもいろいろ学びました。 第3回 代表・専門委員会
昨日の標記生徒会活動の様子です。生徒会本部から、生徒諸君による報告です。
第3回代表・専門委員会が行われました。 先日クラスで行われた学級討議で出た生徒会への意見・疑問に対する回答を考えました。生徒総会まで残り3週間を切りました。生徒総会が成功するようみなさんと協力しながら生徒会本部一同頑張ります。 写真は生活委員会、文化委員会、図書委員会の様子です。 ![]() ![]() ![]() |
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