京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2022/03/25
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静原に関わる全ての皆様,無事に閉校式を終えることができました。ありがとうございました。

駅伝記録会参加

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 好天のもと、大会に参加し、良い汗を流しました。

今日の給食(月)

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 麦ごはん 牛乳 ハッシュドビーフ ジャーマンポテト

今日の給食(水)

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 ごはん 牛乳 わかさぎのこはくあげ タイピーエン

今日の給食(木)

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 麦ごはん 牛乳 平天とこんにゃくの煮つけ ほうれん草のおかか煮 いものこ汁

今日の給食(金)

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 胚芽米ごはん 牛乳 親子煮 五目煮豆

児童期の心理的特徴と子育て(中学校)

〜保護者のための子育て・子育ちハンドブック(京都教育大学)より〜
 日本の中学校の数は,2010年度では,1万815校,生徒数は約355万8000人です。戦後の中学生の数のピークは1962年の約732万8000人であったので,現在は当時の半数以下になっています。
 中学校の学習は,1時間単位を50分とし,年間の総授業時数は,各学年とも1015時間です。[小学校6年生の総授業数…980時間]学習する教科としては,国語,社会,数学,理科,音楽,美術,保健体育,技術・家庭,外国語(通常は英語)があります。
 他に道徳,[総合的な学習の時間],特別活動があります。私立の学校の一部では,道徳の代わりに宗教の授業が行われています。特別活動は,学級活動,生徒会活動,クラブ活動,学校行事から成っています。クラブ活動の盛んな学校も多くあり,生徒たちが朝練習や土日の練習に汗を流している光景をよく見かけます。中学校になって気分を一新し,学校生活をエンジョイし[中1デビュー]をする生徒もいます。
 その一方で,教科担任制,学校規模の大きさ,学習内容の多様さと難易度アップ,クラスメイトとのつき合いの難しさなどにより,中学校入学後にストレスをためて不適応になったり,[いじめ]や不登校者数の急増が見られたりする現象は[中1ギャップ]と呼ばれています。[中1ギャップ]を防ぐために,小中連携を強める取組が現在行われています。
 小学校高学年から思春期に入り,性に対する関心が強まったり,身体の急激な成長に戸惑いを抱いたりすることもあります。同性の親が子どもの悩みや不安を聴いてあげたり,同年齢や少し年上の生徒が相談にのってあげたりするのもよいでしょう。また,思春期は第二反抗期に該当します。第二反抗期の特徴としては,自我の発達に伴い自己主張が強くなり,親や教師などの周りの人たちに反発したり,拒否的な行動をとったりします。[自分探し]の時期であり,苦悩しながら自分を見つめ直します。[反抗期]という表現をネガティブに受け止めてしまうのではなく,親から自立していく[心理的離乳]の1つのステップだと考えればよいでしょう。親は子どもとの距離を置いて見守り,対話を拒まず,必要な時にはアドバイをしたり,問題点を指摘したりするという姿勢が求められています。
 かつての進路指導は,より広い概念としての[キャリア教育]に改められ,小学校から行われるようになりました。進学や就職のための指導だけでなく,人間としての[生き方][在り方]を考えさせ,職場体験やインターンシップ活動を通して,将来の展望を持たせ,職業的自己実現を図る学習です。親の職業についての理解が十分にできていない子どもも多いので,親の職場に子どもを訪問させることもよいでしょう。何のために働くのか,働くというのはどういうことなのかを考えさせて,職業観や勤労観を身に付けさせることが中学校の時期には大切です。それを通して,学ぶことの意義を見いだすことになります。

児童期の心理的特徴と子育て(高学年 小学5・6年生)

小学5・6年生では, 児童会などの自治活動の担い手として活躍します。上級生として,下級生の面倒を見るといった様々な場面でリーダーシップを発揮するようになります。一人っ子の世帯が増えたので,学校での縦割り活動は,近年,重視されています。
 学習内容が高度になり,教科の好き嫌いが明確になってきます。性差が見られ,男児では算数・理科・体育が,女児では,国語・音楽・家庭科などが好きな教科に挙げられています。家庭での学習は,1〜2時間程度は必要です。教科によっては,復習だけでなく,少しだけでも予習が必要となる場合があります。意味の分からない言葉や読み方の分からない漢字を国語辞典や漢和辞典を使って調べることもお勧めします。
 思春期の入り口にあたり,第二次性徴が始まります。男児の精通や女児の初経(初潮)が起こるとともに,男性的あるいは女性的な体つきになっていくという変化が起こり始めます。しかし,第二次性徴の発現には,かなり個人差があり,早い子どもも遅い子どもも戸惑いをいだくことがあります。同性の親として,ご自身の経験を踏まえて語り合うことが求められます。養護教諭の先生に相談することもよいでしょう。
 男児では変声が起きることが多く,音域が下がったり,声がかすれたりして,歌を歌うことを避けたがる傾向が見られ,音楽が嫌いになってしまうこともあります。無理をして声を出さないようにすることも必要です。
 小学5・6年生頃から,第二次反抗期に入ります。親や教師,権威に対する反抗が起こりますが,個人差が大きく,ほとんど反抗的な行動を示さない子どももいます。保護者は,腹を立てて叱責することもありますが,側で見守りつつ,必要な場合は,アドバイスをするのが良いでしょう。視点を変えれば,自己主張が強くなる時期だと言えます。親から自立したいという気持ちが表れ始め,心理学でいう「心理的離乳」の時期です。
 クラスの中では,男女間で対立が起きることがよくあり,さらに同性の間でもいくつかの小グループに分かれて対立することもあります。些細なことがきっかけで,「いじめ」が起きることもあります。持ち物を隠す,殴る,蹴る,裸にする,冷やかす,悪口を言う等の行動がありますが,女児の「いじめ」は,男児に比べると,仲間はずしや無視と言った心理的な「いじめ」が多く,担任の先生でも気付かないことがあります。加害者は,遊びやふざけ,からかいと言った認識で,「いじめ」という行動の問題性を自覚していないことが多く見られます。小学生の「いじめ」は,学年の進行とともに増加していく傾向があります。
 「いじめ」を受けた子供は,口数が急に少なくなったり,元気がなくなり食欲が低下したり,不眠になったりすることがあります。登校しぶりや学力低下がみられることもあります。家庭で我が子が「いじめ」を受けていたことが分かった場合は,すぐに担任の先生に相談するとともに,「全力であなたを守ってあげる」というメッセージを子どもに伝えることが大切です。
 不登校も,高学年の子どもでは多く見られます。文部科学省は,「不登校は特定の子どもに起きるのではなく,どの子どもにも起きうる」という考え方に立っています。2010年度の文部科学省の「児童生徒の問題行動生徒指導上の諸問題に関する調査」によれば,不登校者数は,小学1年で1076人,小学3年で2621人,小学5年で5775人,小学6年では,7433人,中学1年で2万2052人となり,学年の進行とともに増加していき,中学生になると急増します。小学校の不登校の場合,そのきっかけとしては,不安などの情緒的混乱が一番多くて30.2%,次いで無気力が20.4%,親子関係をめぐる問題が19.1%と続きます。
 不登校の始まり,(登校しぶり)のサインは,頭痛・腹痛・体調不良などの身体的変化,遅刻・無断欠席,学習意欲・学力の低下,忘れ物の増加,無口や友人と遊ばなくなるなどです。登校しぶりの段階で,対処すれば悪化を防ぐことができます。担任や教育相談担当の先生,スクールカウンセラー(中学校に配置されています,要請すれば小学校も相談することができます)に相談すると良いでしょう。

児童期の心理的特徴と子育て[低学年(小学1・2年生)]

多くの子どもたちは,小学校に入学すると新しい環境に戸惑いを持ちつつ,学習や遊びを通して友達との交流を拡げ,やがて学校生活を楽しめるようになります。
小学1・2年生では,学習規律を身に付けさせることが大切です。家庭学習では,毎日30分から1時間は机に向かい,宿題は当日のうちにきちんとやり遂げるよう,保護者は見守りたいものです。
 1年の前期では,国語で仮名文字の学習を行いますが,筆順も正しく書けるように,家庭でもサポートしましょう。算数では,10までの数や1桁の数の足し算や引き算といった基礎的事項を確実に習得することが,後期以降の学習につながっていきます。漢字の学習では,1年生で80字,2年生で160字を学ぶことになります。仮名文字と同様に,筆順も含めて正しく書けるようにしましょう。
 「夜型」の子どもが増えていますが,早寝早起きができるように生活リズムを整えましょう。1時間目からの学習に頭脳が活性化した状態で取り組むためには,午前7時には起床し,朝食をきちんととり,排便も行って登校できるようにしましょう。
 小学校に入学する前に,利き手が左手の子どもに矯正をさせたいと考えている保護者もいます。利き手は3〜4歳頃に現れ,6〜7歳頃に確立し,10%前後が左利きです。鉛筆や箸を持つ時に,指導や叱責を行いがちです。道具は右利きの人が使用することを前提として作られていることが多く,左利きには使いづらいこともあります。しかし,無理な矯正はかえって子どもに混乱を引き起こすことになります。矯正によるストレスで不安が高まることもあります。両手利きの子どももおり,道具によって右手左手を使い分けています。左利きも個性だと捉えた方が良いでしょう。
 幼稚園や保育所で集団生活になじまなかった場合や「ちょっと気になる」状態が見られた場合は,その旨を担任の先生に話をしてみてください。

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