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最新更新日:2025/06/18 |
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知ること![]() 今回は,京都視聴覚障害者協会から講師の方をお呼びし,手話学習会「みみずく」の方に手話通訳をしてもらっての学習となった。前半は,講師の方の経験談を,後半は,手話教室のようなものであった。 電車の乗り継ぎでの話,満員のバスでの話,掃除機の話,ワラビ取りの話など,耳が不自由なことから起こる様々な体験を語られた。私たちからすればなんでもないことだが,こんなことも起るのだという新たな視点での話であった。後半の手話教室は,挨拶や感情表現の表し方を勉強し,講師との方との会話でも,積極的に前に出て,お互いのやり取りを行っていた。部活動の名称なども多く教えていただいた。また,質問でも,鋭い質問もあり,面白かったのは,関西と関東とでは,表し方の違いもあり,手話にも方言のようなものがあるのだということが分かったことだ。最近は,タクシーを乗って行き先を告げるのに,ケータイのメールで示すということを言われて,なるほどと感心もした。 生徒たちがその後のまとめで何を書いているかはまだ見ていないが,聴覚障がいの方は話さなければ,なんらわからないけれども,着実に私たちの周りにもおられるということがわかったということだ。着実にということは,その心を持って生活をするということだ。そのことを知るのと知らないのとでは大きな違いである。こうした学習を積むことは,知らないことを知るということにつながる,無知なことが一番問題なのであって,知ろうとしないことが問題なのだ。知らない中からは理解は生まれない。つまり,知らないという自覚から,知ること,理解することが始まるのである。一番厄介なのは,知っているつもりであり,分かっているつもりである。何事もまずは,その排除から始めなければ,真に知るということには至らないように思う。 人権学習
台風24号の影響が心配されましたが、支障もなく通常の授業が行われています。
今日は、1・2時間目に全校生徒が体育館に集まり、人権学習を行いました。テーマは、「耳の不自由な人たちへの理解」です。聴覚障がいがある人に来ていただき、講演をしてもらいました。また、通訳の方2名にもお手伝いいただきました。以下のことを講演の中で特に強調されました。 ・手話を覚えてほしい。聞こえないことを知り、聞こえないことについて理解してほしい。 ・手話以外でのコミュニケーションの方法もある。(例えば 身振り、口話、空書き、メールなど) ・生徒たちに、耳の不自由な人たちへのお手伝いの方法、通じる方法などを考えて実行してほしい。 講演を聞いて、耳の不自由な方がどんなことに困っておられるのかを想像して、自分にできることを実行してほしいと思います。そのことが「みんなが安心して暮らせる社会」につながっていきます。 講演の後、生徒の代表とともに手話の実演もしていただきたました。まず「あいさつ」が手話でできるようになればいいですね。 ![]() ![]() ![]() 台風24号接近に伴う非常措置について![]() 実践の場こそ![]() 委員会活動として,点検を行いながら,その意識を生徒皆で共有することはいいことだ。その中身というか,委員会の体制まで承知しないものが言うのもいかがなものかと思うが,学校全体でどう盛り上げていくか,意識付けさせていくかである。そのために委員会はベースは前回と同じでも,反省の下,どこをどう変えて,みなに訴えかけていくのか,また,学年として,クラスとしてどうバックアップしていくのかといった体制づくりはどうなっているのか,などなどいろいろな視点を挙げながら,学校全体のものとなっているのかを,常に頭に入れながら,自己満足に陥らないようにしていかなければならないだろう。 私はいつの言うのだが,そんなに変えなくてよいと思っている。一つ二つ変えれば,自然と外に変わらなければならない点も出てくからだ。いわゆる玉突である。一番いけないのは踏襲である。以前は〜であったからとか,こんなことは初めてだとかである。 さて,話は変わるが,昨日全国学力・学習状況調査の研修会が行われた。学習指導要領の内容の定着を調べるのが狙いであり,その部分で自校の取組を振り返ることが必要なのである。その点でいえば,言語活動の充実を授業以外で取り組める最大の場面は,上に挙げたような生徒会活動の場面であるように思う。どうアピールすることが,みなに理解を促し,わかってもらえるかという点である。生きた場面での言語活動をしっかりと根付かせることこそが今必要なことである。実践の場こそ,授業で行ったことが生かされる最大の場面である。あらゆる教育活動をそのことを中心として行わせることで,意識せずに,言語活動を進めなければならない。 あれもこれもとは思いつつも,なかなかうまくは進まないのが現実である。しかし,指導者が常に意識すべきことをきっちりとしていれば,あらゆる場面で,その意識の中での活動が保証されるはずである。 地域とともに![]() なかなか自治連の方々とも話す機会がない中,ゆっくりと話が聞けたことが何よりであった。地域の熱い思いを聞かせていただき,役員の方々の地域をまとめる大変さをひしひしと感じた。 大会は,それぞれのブロックごとで行われたが,この体育祭までの練習の様子や取組などの話も聞かせていただき,熱心に取り組んでおられる様子がわかった。なかなか集まりにくい中,どうモチベーションを上げるかなど,それぞれの取組での苦労話もされていた。 大宅地域はいつも言うことだが,一小一中ゆえに,多くの自治会の方と直接話ができ,その思いがストレートに通じる良さがある。また,いろいろなお誘いも中学校までしていただくことがありがたい。多くの中学校は,地元には複数の小学校あり,なかなか地元とストレートに話をすることなど難しい中,そんな遠慮もなく話せるのもいい。 また,役員の方が中学校に来られて,孫のことで話をされるのも嬉しいものである。祖父母に当たる方と身近に打ち解けて話ができることもまた素晴らしい。孫のことではあるが,孫のことに関わらず,地域の子どものことまでも広げた話ができるし,地域のこととしての話題になることがいい。 こう見て来ると,開かれた学校とよく言われるが,学校運営協議会や評議員会だけで接しているのではなく,普段から接す場面があちこちにあることが,大宅の地域の強みである。普段何気なく交わす話の中で,いろいろな思いを語っておられることに,耳を傾けることが,何にも増しての開かれた学校づくりに通じるものであるように思える。 大宅中学校に着任して半年,地域の方々ともいろいろな話ができる仲になってこられているのも,地域の皆さんの温かい心があってのことである。今月は岩屋神社の祭典が,来月は社会福祉協議会からの郊外学習のお誘いが,また,12月の餅つき大会のお誘いももうすでに受けている。いろいろな人から,地域の取組のお誘いを受け,そうしたものを通して,地域の思いを汲みとっていくことが,私の使命であることを改めて考えさせられた。 秋季新人大会 試合結果
10月とは思えない気温の高い日が続いています。昨日の最高気温は京都では31.4度。10月に入って2回目の真夏日でした。10月に真夏日が複数回になったのは52年ぶりだそうです。今日も真夏日になる予報です。最近は、「春」と「秋」が短くなってきた印象があります。「春」と「秋」の季節感が、外国にはない日本独特の風情を醸し出してきたのですが、それもなくなっていくのでしょうか。寂しさをぬぐえません。
週末に行われた秋季新人大会の結果をお知らせします。 (サッカー部)予選リーグ ・大宅 2−0 北野 見事、予選リーグを勝利で発進しました。 ・大宅 1−3 立命館 (男子バスケットボール部)予選リーグ順位決定戦 ・大宅 47−67 双ケ丘 ・大宅 25−88 山科 ※ 強豪校に善戦しましたが、及びませんでした。 (男子ソフトテニス部)個人戦ブロック予選 ・2年生の2ペアが全市大会に進出しました。 自分なら![]() 試験を受ける体制は,その会場での場面を考えても,その会場以前の場面から始まっている。その日1日としても,朝起きて,家を出て,会場に着き,自分の席に座るという準備の場面であるが,それは,もっと遡れば,今に通じているように思う。とするならば,今日も,いわゆるテストを受ける心構えの部分であろう。いろいろなクラスがあったと言ったが,その部分である。担任は,自分のクラスであったとしても,指導者自身がテスト監督者としての意識を持ち,生徒たちにも受ける意識を持たせる必要がある。まさにTPOである。 さて,今月の初め,JR横浜線での線路にうずくまる老人を助けるために犠牲となった村田奈津恵さんの話が大きく報道された。しかも,父親の見ている前での即死とあれば,お父さんの悲しみはいかばかりかと思う。また,その悲しみをこらえ気丈にもインタビューに応えられていた姿は今も心に残っている。また,救われた老人とて,この先,この村田さんを常に意識しての人生となっていくだろう。非常に複雑な思いにさせる話であった。今もその勇気ある行動に献花が続き,そして,政府をも動かしている。このように人間の行動には,常に自分だけでなく,他者への影響をも与えることとなっている。 全ての事件や事故など,起こったことに対して,自分を照らし合わせることは無理だが,時に触れ,「自分なら」という視点で見つめることが必要なように思う。最もその当事者なら,無我夢中でということになるが,私たちなら,一歩引いて,客観的な目で,周りの状況も察しながら見られることができる。そのことが重要なことある。それぞれの人にはその後ろに関係する多くの人々がいる。単に親,兄弟だけでなく,親戚の,友だちの,地域のと多くの人々の関係が見えてくる。すると,自分のとった行動や発言が,その背景に存在する人々のことまで考えてのものとなってのことなのかも見えてくるだろう。一人の独立した個々ではあるが,その背景までをも含めた自分であることを,時に意識して欲しい。 中間テスト 最終日
今朝は、ひんやりした朝を迎えました。これで平年並みの気温だそうです。学校から見える山の樹木も色づき始めています。
今日は、中間テスト最終日です。悔いのないように最後まで全力をつくしてください。午後からは、部活動が再開します。明日、秋季新人大会の試合があるクラブもあります。健闘を願っています。 ![]() ![]() ![]() 秋季新人大会 試合日程
今週末からの、秋季新人大会の試合日程をお知らせします。
(サッカー部) 予選リーグ ・10月 6日(日)10:10〜 対 北野中 会場 桃陵中 ・10月 6日(日)12:30〜 対 立命館中 会場 桃陵中 ・10月12日(土)13:10〜 対 桃陵中 会場 桃陵中 ・10月13日(日)10:10〜 対 双ケ丘中 会場 桃陵中 (ソフトテニス部) 個人戦ブロック予選 ・10月 5日(土) 9:00〜 会場 大宅中 (男子バスケットボール部) ブロック順位決定戦 ・10月 5日(土)11:40〜 対 双ケ丘中 会場 洛南中 ・10月 6日(日)13:00〜 対 山科中 会場 春日丘中 ※勝利を目指して戦う様子を ぜひご覧ください。なお、各会場校は、駐車ができません。恐れ入りますが、公共交通機関をご利用ください。 時間![]() さて,この試験についてのことであるが,いろいろなルールがある。番号と名前を最初に書くとか,人と話をしないとか,きょろきょろしないとか,暗黙の了解のようなものまで含めて,いろいろなルールの確認はされるが,ほとんどの生徒がそのことを知ってテストを受けている。そして,テストで一番大切なことは,公平,公正という点で,みんなこのことのために,数々のルールが存在していると考えてもよいだろう。 その最も中心となることは,テストを受ける時間が同じであるということだと思う。これは公平の保証であり,テストを受ける生徒の力を同じ物差しで比べるために,一定の時間内ということが必要となる。そのために,試験ではかれる力は,学習したことを,一定の時間内で表現し直すというスピードとの関係になってくる。 この一定の時間内という考え方は,大人の社会でもおおきなウエイトを占めている。例えば,工場などの流れ作業でものをつくっていく時,1時間でどれだけの製品ができるかという予測が付く。すると,どんな部品がいくついって,何を〜してといったこともわかってくる,というようなことである。社会は多くの人々の協力の中で,いろいろなことが成り立っているが,どれくらの時間でどれだけの人数でおこなうことが必要かなども,時間という制約の中で必要となってくることを考えると,一定の時間内で行う作業に慣れるということは,社会に慣れるための訓練といえるかもしれない。 しかし,時間内でどれだけ正答をだせるかというテストの時間がある一方,じっくりと時間をかけて,データーを取りながら,それを分析していくような,長いスパーンで解答をしていくようなこともあることもしらなければならない。ゆえに,本当の能力とは何なのかは,本当に難しい問題である。 テストのように一定の時間内でものごとを進めることに長けすぎると,ちょと見て,これは無理だと判断して,すぐに降参してしまう人もいるかもしれないが,いつもいつもそんな事ばかりでものごとが進むわけもないので,じっくりと時間をかける必要な時もある。ということは,テストの時間ということも一歩では考えながら,ものごとを時間をかけてやり抜く,完成させるということを経験することも味わわなければならない。時間の使い分けが,大人に向かう大切なものであるように思う。 |
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